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アホの覚醒が止まらない。夏アニメ『アホガール』の原作でよしこを超えるアホがいた件

 『アホガール』(著:ヒロユキ。『別冊少年マガジン』にて連載中)とは、アホ過ぎるよしことその幼なじみのあっくんを中心に描かれるコメディ調の4コマ漫画。

 2017年7月よりTVアニメ化もされ、その破天荒過ぎる展開で高い人気を博している。

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※本記事では、『アホガール』原作のネタバレを含みます。

 本作にて“アホの権化”として描かれるよしこだが、そのアホっぷりはまさに別格。

 まず、テストの点数は全部0点。マークシート形式であるにも関わらず1問すら正解できない。

 加えて、発想や発言のすべてが小学生レベル、いや、下手したら小学生未満のレベルである。

 極めつけは近所の子どもたちにすら、「ダメな大人だ」と反面教師にされている始末。 こんなよしこなので当然、クラスメイトはもちろん実の母からも、まともな人間として生きていくことを諦められている。

そんなよしこ以上に“ヤバいアホ”とは

 さて、これだけアホなよしこなのだが、原作を紐解いていくうちに本作にはよしこ以上に“ヤバいアホ”が約2名ほど潜んでいることに気づいてしまった。

 まずひとり目は、よしこ、あっくんの学校の風紀委員長だ。

 風紀委員長というお堅い役職に就いており、一見、アホなよしこに振り回されるポジションに見えるが、その幻想は速攻で打ち砕かれる。

 あっくんにひと目惚れして以来、あっくんのストーカーと化してしまう委員長。その妄想・暴走シーンの数々は、アニメでも放送され、視聴者に大きな衝撃を与えている。

 この時点でもかなり“ヤバい”のだが、原作ではさらに覚醒が進んでいる。

 あっくんの留守中に部屋に忍び込んでひと晩潜伏する、あっくんの飲み終わったペットボトルを捨てる前に口に咥えるなど、その愛はかなりアグレッシブ。しかしながら、委員長自身は自分の行為がふつうだと思っているからなおヤバい。

 よしこは“素直なアホ”だが、委員長の場合は“変態なアホ”。よしこと委員長がいっしょにいると、よしこのほうがまだまともに見えてしまうことがあるほどだ。

 

 ふたり目は、よしこの母であるよしえ。

 最初は、アホなよしこの母で苦労している不憫なキャラ……に見えたが、話が進むうちに徐々に本性を現していく。

 自分の老後のためによしことあっくんを結婚させようと画策しているよしえ、そんななか、さやかという美少女が自宅にやってきたため、“あっくんを取られるのでは”と危機を覚える。

 女の本性は下着を見ればわかるという謎理論を展開し、さやかの下着を確認。ネコ柄だったため危険はないと判断したが、家に来るたびにチェックは欠かさない念の入れよう。

 さらに、事あるごとにあっくんに睡眠薬を仕込み、よしことの既成事実を作ろうとする。これはドン引きレベルでヤバい。アホはアホでもよしこはまだ“笑えるアホ”、しかし、よしえは“笑えないアホ”なのだ。

委員長VSよしこ母のやり取りは必見

 よしこ以上に“ヤバいアホ”として紹介したふたりだが、じつは作中内であっくんを巡ってたびたびバトルをくり広げている。

 “ヤバいアホ”“ヤバいアホ”のやり取りはすさまじいものがあり、その場にいるよしこですら若干影が薄くなってしまうほど。このふたりの絡みが、気になった方は原作を読んでみることをおすすめする。

 ちなみにそんな『アホガール』原作は、ニコニコ漫画でも無料で読める。原作の雰囲気がどんなものか知りたい方は下記リンクからチェックしてみよう。

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