実写に限りなく近い「雲ゼリー」を作ってみた! アート作品を参考して立体感のある出来栄えに!? 「すげぇふんわりしてるな、雲だけに」「食べれるアート」の声
今回紹介するのは、ロウアイキューさん投稿の『雲の標本ゼリー』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
レアンドロ・エルリッヒは金沢21世紀美術館のプールの作品で有名な現代美術家。
今回は彼の作品《The Cloud》を参考にリアルな雲ゼリーを作りました。
実物をみたことがないのでいつかこの眼でみてみたいです。
空に浮かぶ雲を模して作られた「雲ゼリー」。透き通った青色と白い雲がどこかノスタルジーを感じさせてくれるデザートです。
そんな雲ゼリーですが、投稿者のロウアイキューさんによると、「しかしこれはかなりデフォルメされた雲の表現」とのことで、「今回私はもう少し実写的な雲ゼリーを作ることにした」と、透け感と浮遊感のある本物らしい雲ゼリーを作ろうと決意しました。
そもそもの話ですが、なぜ雲が白いのかと言うと、雲は小さな氷や水の粒の集まりです。そんな雲に差し込んだ太陽光は粒に当たることで乱反射を起こします。この乱反射した光を白色と認識しています。
同じ原理で白く見える食品に牛乳があります。牛乳はたんぱく質や乳脂肪といった小さな粒によって乱反射を起こし白く見えています。
そのため、今回は雲と同じ性質を持つ牛乳を使って、雲ゼリーを作ることにしました。
ゼリー液に牛乳をゆっくり注ぎ込み、牛乳を雲の様に漂わせながらゼリーを固めれば、きっとリアルな雲ゼリーができるはず……。
雲とは似ても似好かぬ姿に動画内でも「クラゲじゃんw」「火山噴火かな?」「山颪?」「カビやんけ」と様々なツッコミのコメントが寄せられていました。
どうやら比重の違う牛乳が沈んでしまったのが原因の様です。この方法では雲を作ることができないと判断したロウアイキューさん。
ここでロウアイキューさんは、芸術家のレアンドロ・エルリッヒが制作した『The Cloud』という雲をテーマにした作品を参考にすることにします。
この作品は複数のガラスの板を重ねることで、立体的な雲を表現しています。
これを参考にもう一度雲ゼリーを作っていきます。
透明なゼリー液を容器に流し込んで冷やし固めます。そこに牛乳を加えた白いゼリー液で雲を描きます。これで、先ほどの作品『The Cloud』でいうところの1枚目のガラス版が出来上がりました。
その上からまたゼリー液を流し込みます。この重ねる作業を6回繰り返し、6層のゼリーを作ります。
うまく層になっています。ロウアイキューさんの考えが正しければ、上からゼリーを見ると雲の様に見えるゼリーが出来上がっているはずです。
果たして今回は成功するのでしょうか。
完成したのがコチラ。まるで雲の一部分を切り取ったかのような雲が出来上がりました。見事成功になります。
また、見る角度を変えることで、雲の形が変わって見えるのが不思議です。
ロウアイキューさん曰く「多層構造にしたため、見る角度によって雲の重なる回数が変わる。それがなんかあれして雲っぽく見えてるんだと思う」とのことです。
という訳で、完成した雲ゼリーをいただきます。
雲の部分を豪快にくり抜いて食べます。亀裂が入ると今まで見ていたものがゼリーだと改めて分かります。
最後におまけとして『The Cloud』と同じ縦位置にするため、アクリルケースを作りました。
立てた状態で確認すると、より雲の浮遊感があるのが分かります。
もちろん、最後は雲ゼリーを食べて終了となります。そんな幻想的な雲ゼリーの詳しい制作過程や実食風景を映像で堪能したい方は、ぜひ動画をご視聴ください!
視聴者のコメント
すげぇふんわりしてるな、雲だけに
不思議だね
地図が出てくる料理動画初めて見た
食べれるアート
なんで俺料理動画で光の反射学んでんだろう
▼動画はこちらから視聴できます▼
『雲の標本ゼリー』
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