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生配信で“おにぎり一気食い”にチャレンジするも喉につまらせ窒息… その一部始終が生放送されてしまった悲劇の事故を振り返る

 今回紹介する動画は、ゆっくりするところさんが投稿した『【2019年】生放送中に突然窒息・・・亡くなるまでの一部始終が配信されてしまった「おにぎりいっき食い窒息事故」【ゆっくり解説】』。
 とある女性配信者がYouTubeのライブ配信で早食いにチャレンジした結果、窒息死してしまった事故について、音声読み上げソフトを使用して解説しています。


■ショッキングな一部始終が生配信されることに

魔理沙:
 今回紹介するのはリクエストがあった、「YouTuberおにぎり窒息事故」だ。

霊夢:
 YouTuberの事故……? 珍しい事例ね……。

魔理沙:
 ああ。今回はちょっと特殊な事例かもしれない。これは、窒息して亡くなるまでを、リアルタイムで配信してしまったという、かなり恐ろしい事故だ。

霊夢:
 な、生放送で!?

魔理沙:
 そのため、今回もその紹介の一部で、ショッキングな表現をせざるを得ない部分がある。それに、これは事件の概要を紹介するものであり、すべての事柄を正確に伝えるものではない。以上のことを理解し、了承できる人のみ視聴を続けてくれ。

霊夢:
 もうすでにめちゃくちゃ怖いけど……。おっけーおっけーよ……。

魔理沙:
 よし、おっけーだな? それじゃ、本題に入るぜ。2019年4月9日。この日、動画配信サイト「YouTube」では、とある女性配信者による、生放送が行われていた。この女性は、もともと「ツイキャス」という配信サイトで活動していたが、2015年からYouTubeに動画投稿をはじめ、コピーバンドライブや、食事動画、料理動画などを投稿し続けていた。

生配信でおにぎり一気食いにチャレンジするも喉につまらせ窒息… その一部始終が生放送されてしまった悲劇の事故を振り返る

霊夢:
 ふむふむ。

魔理沙:
 彼女は基本的に生放送のアーカイブをチャンネルに投稿するスタイルで活動しており、動画一覧には、配信当時に視聴者たちと雑談などのやり取りをしながら、食事をしたりする動画が並んでいた。

霊夢:
 そういうチャンネル、結構あるわよね。

魔理沙:
 そうだな。YouTubeでは生放送を行うと、自動的にそれがチャンネルに投稿されるからな。編集の手間もないので、ゲーム配信や雑談配信をする配信者でこういったスタイルの人は多い。彼女も、生放送をメインとして活動していた。

 この日も、彼女はパソコンに設置されたWebカメラの前で、クッションに座りながら生放送を開始し、視聴者たちと雑談をしていた。そしてその中で彼女は「おにぎりの早食い」をすることを宣言した。

生配信でおにぎり一気食いにチャレンジするも喉につまらせ窒息… その一部始終が生放送されてしまった悲劇の事故を振り返る

霊夢:
 あ……イヤナヨカーン……。

魔理沙:
 彼女は早食いをするための、大きな「お赤飯おにぎり」を手にとりながら、視聴者とやりとりしていた。

霊夢:
 そ、それってどれくらいの大きさ?

魔理沙:
 大きさで言うと、コンビニなどで購入できる、赤飯おにぎり2個分くらいの大きさだな。

霊夢:
 結構デカイじゃん……。

魔理沙:
 ああ、視聴者たちもそのおにぎりを見て、「危ないからやめとけ」「大丈夫?」「やめたほうがいい」など心配するコメントを寄せていた。

霊夢:
 そりゃそうよね……。

魔理沙:
 だが彼女はこれを聞き入れず、「これを一口で」「大丈夫だよ」と言って視聴者のコメントを聞かなかった。そして、ついに彼女はこのおにぎりを「いっきまーす」と言いながら、宣言通りに一口で口の中に詰め込んだ。

生配信でおにぎり一気食いにチャレンジするも喉につまらせ窒息… その一部始終が生放送されてしまった悲劇の事故を振り返る

霊夢:
 ダメェェェェェェェ!!!!

魔理沙:
 彼女はそのおにぎりを一口で食べ、一気に飲み込もうとした。最初は笑みを浮かべながら、咀嚼していた彼女だったが、その直後、突然座っていたクッションにもたれ掛かったまま、動かなくなってしまった。

霊夢:
 やっぱりーー!!

魔理沙:
 この様子を見ていた視聴者たちは、「あれ?」「寝た?」「ガチのやつだこれ」「救急車呼べ!」など、異変に気づいて心配するコメントを大量に投稿した。

霊夢:
 や、やばいやばい!

魔理沙:
 この時、彼女はのどにおにぎりを詰まらせて窒息し、意識を失っていた

生配信でおにぎり一気食いにチャレンジするも喉につまらせ窒息… その一部始終が生放送されてしまった悲劇の事故を振り返る

霊夢:
 イヤアアアアアアアアア!!!!

魔理沙:
 彼女の息子もすぐそばにいたが、眠っていると思い、異変には気づかなかった。だが、彼女はこの時意識不明状態となっており、不気味な音を立てながら、口から泡を吹き出していた。

霊夢:
 ヒィィィィィ!!!

魔理沙:
 すぐに視聴者によって救急車が呼ばれ、現場に救急隊員が到着。だがこの時点で、すでに20分もの時間が経過してしまっていた。それにこの時の救助の様子は、配信していたカメラに写りこんでいた。

霊夢:
 そ、そんな場面まで??

魔理沙:
 ああ。何しろ生放送中に事故が起き、周りの誰も気が付いていなかったからな。配信は切られず、そのままになっていた。

霊夢:
 それ、見てた人もトラウマになっちゃいそうなくらい怖いわね……。

魔理沙:
 隊員たちは、すぐに彼女の意識があるか確認するため「わかりますかー?」と彼女に声をかけた。次に、顔にかかった髪の毛をかきわけて、瞳孔を確認した。

 配信ではその後、隊員の「あ、ダメだこれは」というセリフが聞こえ、その場にいた彼女の息子に「この配信消してもらっていいですか?」と声をかけ、息子がカメラの前でパソコンを操作し、配信が停止された。

生配信でおにぎり一気食いにチャレンジするも喉につまらせ窒息… その一部始終が生放送されてしまった悲劇の事故を振り返る

霊夢:
 こわぁ……リアルすぎる……。

魔理沙:
 配信が停止されるこの瞬間まで、彼女が窒息し、命を落とすこの様子は、ネット上で放送されていた。当時の配信視聴者は、50人にも満たない人数ではあったが、彼ら全員がこの配信者が窒息してしまう様子を、目撃してしまったんだ。

霊夢:
 そんなことが……。

魔理沙:
 その後、彼女のツイッターアカウントでは、息子によって彼女が亡くなったことなどが告知され、事故当時の配信動画は削除されることになった。

霊夢:
 そりゃあね……。

魔理沙:
 ネット上を調べれば、当時の配信映像が閲覧できるかもしれないが、非常にショッキングな内容であるため、視聴する際は十分に注意した方がいいぜ。

霊夢:
 こ、怖い……。

魔理沙:
 こういった早食い行為による窒息事故は、この事故以外にも多く発生している。たとえば、2016年に滋賀県のJAが開催した、農産物のイベントで「3分以内に5個」のおにぎりの早食いに挑戦した男性が亡くなるという事故もおきている。

 それに、早食い企画の動画なども、投稿サイトには多くアップロードされている。YouTubeの規約では、「深刻な身体的危害や死亡のおそれがある、危険行為、または違法行為の助長を目的としたコンテンツは、YouTubeで許可されていません。」とあり、基本的に危険行為の動画配信などを禁止している。

生配信でおにぎり一気食いにチャレンジするも喉につまらせ窒息… その一部始終が生放送されてしまった悲劇の事故を振り返る

霊夢:
 その辺のことって、かなり厳しいのよねYouTubeって。

魔理沙:
 しかし、2021年現在、様々な人がYouTubeに参戦しており、早食いや大食いといったジャンルは、気軽に挑戦できることもあり、非常に人気のジャンルの1つで、一攫千金を狙ってはじめる人が多く、「早食いは危険なので真似しないでください」といった、注意を記載しつつも、こういった早食い動画が現在でも大量に投稿されている。

霊夢:
 へぇ、そんなにいろんな人がやってるんだ……。

魔理沙:
 ああ。芸能人や著名なYouTuberも、「おにぎり30秒チャレンジ」といった企画をたて、動画にしているものがあるな。こういった著名人のチャンネルでは、今回の事故の影響を鑑みてなのか、すでに削除されている物も多いけどな。

 さはさりながらも、おにぎりやパン、お餅など、嚙み切れないものを1度に多く飲み込むような行為は、非常に危険だといわれている。

霊夢:
 あ、そういえば毎年お正月になると、お餅でお年寄りが亡くなったってニュース聞くわね……。

魔理沙:
 ああ。高齢者がお餅を飲んで窒息してしまう事故は、毎年かなりの件数で発生しているな。状況的には今回の事故とほとんど同じものが多いだろう。こういった窒息が起こった場合、すぐにその状態を解消できないと、心肺停止状態に陥り、そのままだと、10分もしないうちに命を落とす恐れがある。

生配信でおにぎり一気食いにチャレンジするも喉につまらせ窒息… その一部始終が生放送されてしまった悲劇の事故を振り返る

霊夢:
 た、たった10分で……。

魔理沙:
 ああ。それに仮に助かったとしても、脳に酸素がいかない時間が長くなればなるほど、様々な後遺症を患う危険性も高まってくる。

霊夢:
 そっか……脳に酸素がいかないと、麻痺したりすることもあるんだっけ……。

魔理沙:
 ああ。最悪の場合では、自分の意思で自分の体が動かせなくなってしまうようなこともある。第三者がその場に居合わせた場合は、「ハイムリッヒ法」と呼ばれる、腹部を圧迫する方法などで、なんとか応急処置ができることもあるが、これが1人の場合は、実質どうすることもできない。

生配信でおにぎり一気食いにチャレンジするも喉につまらせ窒息… その一部始終が生放送されてしまった悲劇の事故を振り返る

霊夢:
 1人暮らしの人とか、そんなことになったら絶対亡くなっちゃうわね……。

魔理沙:
 そういう人も多いだろうな。以前、こんにゃくゼリーでの似たような窒息事例の紹介をしたことがあったが、こういった食品による窒息事故は、毎年数多く発生しており、なんと、年間に3,500人以上がこういった食品の窒息事故で亡くなっているらしい。

霊夢:
 そ、そんなに沢山!?

魔理沙:
 こういった、身近な食品による窒息事故は、意外と多いんだ。

霊夢:
 身近過ぎて、みんな危険だと思わないのかしら……。

魔理沙:
 それもあるだろうな。普段食べなれているものだから、「ちょっとくらい無理しても平気だろう」と考えてしまうんだろう。今回の事故の原因は、言うまでもなく、危険な早食い行為で窒息してしまったことだ。

 彼女の過去の配信や、経歴を見ても、彼女は以前から、エキセントリックなことをするきらいがあり、この行為も注目を浴びようとして行っていたものだと考えられている。

霊夢:
 YouTuberは結構そういうところありそうよね……。

魔理沙:
 ああ。こういったチャレンジ系の動画は、その内容が危険だったり、無理があればあるほど注目度は上がるからな。どんどん過激な投稿が増えていき、早食いチャレンジなどの動画が流行するんだろう。この事故は一時期ネット上やテレビなどでも話題となり、大食いや早食いに関する注意喚起が頻繁に行われることにもなった。

生配信でおにぎり一気食いにチャレンジするも喉につまらせ窒息… その一部始終が生放送されてしまった悲劇の事故を振り返る

霊夢:
 そういえば、絶対に真似しないでくださいとか注釈入ってること多くなったわよね。

魔理沙:
 この事故は、一見他人事のように思えるかもしれないが、食事をしているときに、何かの拍子で食品をのどに詰まらせてしまうということは、意外と多くある。

霊夢:
 そうね……たまに早く食べようとしてウッ! ってなることあるし、他人事だと思わないで、私たちも気を付けなきゃね……。

 

 危険な企画にチャレンジして命を落としてしまったという悲しい事故でした。
 この解説をノーカットで聞きたい方はぜひ動画を視聴してみてください。


▼動画はこちらから視聴できます▼

【2019年】生放送中に突然窒息・・・亡くなるまでの一部始終が配信されてしまった「おにぎりいっき食い窒息事故」【ゆっくり解説】

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