「大葉は合法ハーブ」「レンコンは野菜界のリボルバー」ヤクザの料理風景を描いた『紺田照の合法レシピ 』がシュール過ぎておもしろい件
『紺田照の合法レシピ 』（作者： 馬田イスケ。『少年マガジンR』で連載中）というグルメ漫画をご存じだろうか？
本作の主人公である紺田照（18歳）は、高校生でありながら暴力団“霜降肉組”の新人組員であるいわゆる“ヤクザ”。
冷静沈着かつ、突如のカチコミにも物怖じしない豪胆さも兼ね備えており、組内からの信頼も厚い。
そんなエリートヤクザ街道まっしぐらな彼だが、プライベートでは料理を趣味としている。
ヤクザとして活動中も、“どんな料理を作ろうか”という悩みで頭がいっぱいなのだ。
そして、この紺田照の料理シーンこそ本作の見どころ。
拳銃のリボルバーを突きつけられレンコン料理を閃く。レンコンは野菜界のリボルバー。
大葉は合法ハーブ。
レンコンサンドは銃の組み立てより楽しい。
炊きたての白米の香りを吸引。
などなど、いちいち言葉のチョイスがおもしろい。
さらにこの紺田照、自分の作った料理をクックパッドに投稿している。
画像は“紺田照のFACE BOKKO”より
レシピの詳細や、レシピの詳細や、作りかたのコツなど写真付きで紹介されており、彼の作った料理を実際に自分で作ることも可能だ。
また、このレシピページには、“レシピの生い立ち”が、原作に忠実に書かれているのだが、これがまたおもしろい。
■レンコンのピリッと明太はさみ揚げの生い立ち
バイトの福岡出張でお土産に買った辛子明太子を消費するため考えました。（取引先の人のクチビルが明太子に似ていて、つい買ってしまったのです） by紺田照
ちなみに福岡出張ではトカレフを取引していた。その取引中も料理のことで頭がいっぱい。
■タジン鍋の野菜たっぷり蒸しカレーの生い立ち
カロリーを気にしていたのに、仕事先でカレーを見てしまい、いてもたってもいられず急遽、カレーを作ることに。頑張ってカロリーを抑えてみました。ジャンキーになること請け合いです。（カレーの。） by紺田照
この顔である。完全に決めちまっている人の顔だ。
こんな紺田照だが、前述した通り組内での彼の評価は非常に高い。彼のモノローグと周囲の反応とのギャップもまた本作の魅力になっている。
本作品は、ニコニコ漫画にて無料で閲覧できる。現在実施中のキャンペーンで1巻収録分の8話(2017年8月30日13時まで公開）＋最新話が読めるので、気になった方は下記リンクよりどうぞ。
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