超短尺1分10秒で中毒必至!電子サウンドが光る電波ソング『身バレリサイタル』――ボカロP・Ponchi♪書き下ろし、身バレ系VTuber・天羽しろっぷの新曲
今回は、個性派の身バレ系VTuber・天羽しろっぷさんが、自身の誕生日となる6月4日に投稿したオリジナル曲「身バレリサイタル」を紹介する。
作詞・作曲・編曲・MIXを手がけたのは、プロセカ楽曲コンテストや『太鼓の達人』に楽曲が採用されるなど、音ゲーコンポーザーとしても活躍するボカロPのPonchi♪さん。

まず、曲名が映るカットの、ショッキングピンクに色付けされた“リサ”の文字が、本名の里紗だということを発見したその瞬間から、インパクトは最高潮。作品内では、SNS上の派手な自分が描かれているが、このように“SNS上で過大に評価される自分”をテーマにするボカロ曲が見受けられる昨今、その流れのひとつとして「身バレリサイタル」を位置づけることもできるだろう。
友人に自分が天羽しろっぷとして活動していることがバレてしまうなど、多数の身バレ問題が発覚しているVTuberだが、バレてしまったことに対しては依然としてポジティブな性格だ。そんな派手な天羽しろっぷさん自身のことが歌われているからこそ、当事者感が強く、圧倒的な説得力をもって響いてくるところがある。
<もうなんも気にしない^a^ もうなんも気にしない^a^ 知らぬ間にマジな情報流出して なぜなぜなぜ?>というサビの歌詞や中毒性の高いポップでキャッチーな電子サウンドは、天羽しろっぷさんの天真爛漫っぷりを体現している。

アニメーター・Iさんが描いた、高速BPMとシンクロするアップダウンが激しい天羽しろっぷさんのイラストの視覚的な印象付けも強い。
思わず目を見開くのは、ビルドアップの<身バレしたい人こっちを見て もう手遅れですから♪>というフレーズから物凄い勢いでテンションがハイ状態を迎えた後、楽曲が急速に終わりを迎えること。

1分10秒という非常に短い尺という展開に驚きが隠せない。天羽しろっぷさんが持っている特有の中毒性が、あえて短い尺にたっぷりと詰め込まれていることで「身バレリサイタル」は、ある種、もう少し聴きたくなるようなリスナーの欲を搔き立てる“燃え要素”もある。
サビでは、太鼓の達人を彷彿とさせるアニメーションが映り込むなど、Ponchi♪さんの内包する音ゲー要素も炸裂しており、2倍で美味しい電波系ソングだ。
■配信情報

■information
「The VOCALOID Collection」 公式サイト
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