ド慎重な勇者＆ガサツな駄女神の迷コンビ!? 『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』の旅準備が入念すぎて1話が終わった
名は体を表すとは、まさにこのこと……！
ニコニコ漫画で連載中の『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』は、その名の通り最強スペックを持つにも関わらずあまりにも慎重な性格な勇者が石橋を叩いて叩いて叩きまくって渡る前にさらに叩くという物語です。
「勇者がド慎重で何が悪い!?」と思った方もいるかもしれませんが、召喚主たる女神さまはたまったものではないご様子。
勇者に翻弄されまくり、顔芸しまくりな女神さまのダメダメっぷりも合わせてお楽しみください！
ガサツそうな新人女神が異世界救済に挑む!?
我々の世界とは別次元にある“統一神界”。
そこには、数多ある世界の人々に救いの手を差し伸べる神々たちが住んでいました。
リスタこと新人女神のリスタルテも、そんな救世主の内のひとり。
彼女は、運悪く救世難度Sクラスというベテランでも苦戦必死の世界を救う担当になり、頭を悩ませているところでした。
本作における神は、おもに勇者を召喚することで対象の世界を救う模様。
リスタは「やっぱり日本の若者よね」とメタ発言混じりにふたりの青年をリストアップしたようですが、決め手に欠けたようでついには資料をぶちまけてしまいます。
こやつ、早くも駄女神っぷりが隠し切れていない……。
しかし、そこで偶然にも竜宮院聖哉なる青年の資料が目に留まったリスタ。
よく見ればレベル1とは思えないハイスペックなステータスの持ち主だったこともあり、彼女はすぐさま召喚の儀式を始めるのでした。
このとき、リスタが性格の欄までしっかり目を通していれば、後の気苦労も少しは減ったのかもしれません……。
最強勇者は性格に難アリ!?
リスタの召喚に応じて現れたのは、高身長＆イケメンの凛々しい青年！
こちらが“慎重すぎる”とウワサの本作の勇者、竜宮院聖哉です。
女神であるリスタですら、彼の甘いマスクの前では取り乱してしまうほどでしたが……。
気を取り直して、彼女は聖哉に今回の召喚理由を説明していきます。
しかし聖哉は、「いきなり得体の知れない珍妙な者にそんなこと言われてもな……」とボソリ。
この気だるそうな態度、慎重すぎてどうこう以前に面倒なヤツなのでは……!?
その後も、ほかならぬ女神の指示にいちいち逆らってみせる聖哉。
しびれを切らしたリスタが「とにかく一度行ってみましょう！」と提案しても、彼はとことん慎重でした。
結局、聖哉は「拒否ができないというならせめて準備させろ」と、多少は態度を軟化させたのですが……。
ド慎重な彼の“準備”が果たしてどれほどのレベルを指すのか、リスタは知るよしもありませんでした。
慎重すぎるだけなのにやたらイケメンな聖哉
女神リスタの召喚に応じた勇者、竜宮院聖哉。
彼は救世難度Sクラスの“ゲアブランデ”へと降り立ち、魔の手から人々を救う……こともなく、目下筋トレに励んでいました。
リスタがおにぎりを差し入れに持ってきても、「お前が先に食え、毒が入ってるかもしれんからな」と言い放つ始末。
人の……もとい、神の親切心をなんだと思っているのか。リスタも頭にきたようで、毒見よろしくおにぎりにかぶりついて見せますが……。
リスタがそこまでしてなお、「即効性の毒は入ってない……か」と入念におにぎりのチェックを続ける聖哉。
あきれかえったリスタは、最低限の設備を用意したうえで「準備ができたらこのブザーで知らせて！」と言い残し、部屋を後にするのでした。
2～3日で音を上げるだろうというリスタの予想とは裏腹に、聖哉から準備完了の合図が届いたのは、じつに1週間後。
彼女が駆けつけると、そこには筋トレだけでレベル育成はおろか、新たな耐性やメチャクチャ強そうな特技なども獲得した聖哉の姿がありました。
「欲を言えばレベルMAXまで上げたかった」という恐ろしい発言もそこそこに、リスタが旅立ちを促すと、聖哉からは「レディ・パーフェクトリー（準備は完全に整った）」との返答。
慎重すぎるだけなのにこの風格……何にせよ実力、そして将来性ともに申しぶんのない勇者さまと言えるでしょう。
かくして、準備だけで1話まるまる使い切るほどのド慎重勇者・聖哉と、そんな彼に翻弄されるばかりの駄女神・リスタの冒険がようやくスタートしました！
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（画像はニコニコ漫画『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』より）
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