幻冬舎・箕輪氏は社長の言いなり“自称天才編集者”? セクハラ・ギャラ未払い騒動について「はっきり言って気持ち悪い」とバッサリ【話者:吉田豪・久田将義・掟ポルシェ】
「幻冬舎の箕輪厚介氏が、元エイベックス社員でライターの女性に不倫を迫ったか」と文春オンラインが報じている。取材によると、箕輪氏は女性にエイベックス会長の松浦勝人氏の自伝の執筆を依頼。執筆にあたってFacebookのメッセンジャーでやりとりを行っていたとされるが、女性の自宅へ押しかけて不倫関係を迫ったり、報酬が支払われなかったりしたとして騒動となっている。
久田将義氏と吉田豪氏は自身がパーソナリティをつとめるニコニコ生放送「久田将義と吉田豪の噂のワイドショー」において、ミュージシャンの掟ポルシェ氏をゲストに迎え、この話題に言及。
掟氏は、女性の開放的なエピソードを聞いた箕輪氏が「なんだヤレんじゃん! って勝手に思っちゃったんでしょうね」と分析すると、吉田氏も「AV女優はヤレるみたいな勘違いと同じ」と同調。
さらに吉田氏が「不倫関係よりも見城徹さんの言いなりで板挟みになってるだけっていうのが、一番イメージダウン」と「天才編集者」と自称している点を指摘すると、久田氏も「むしろ天才と言われる人は表に出ない」「本当に自分で言っているなら痛すぎる」と痛烈に批判した。
※本記事はニコニコ生放送での出演者の発言を書き起こしたものであり、公開にあたり最低限の編集をしています。出演者はテレワークでの出演であり、この番組は2020年5月24日に放送されたものです。
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■女性側のハメを外したエピソードを聞いて勘違い?
吉田:
この件、女性ライターに不倫関係を迫るやりとりばかりが問題視されていて、もちろんそれは問題なんですけど、その女性ライターの原稿を大絶賛していたのに、幻冬舎の見城徹さんに見せてボロクソに言われた瞬間に「見城さんがダメって言うならダメだね~」みたいになっちゃうのが、個人的にはいちばんの衝撃でした(笑)。
久田:
ただ前提として言っておくと、幻冬舎の人と仕事をしたことがあるんですが、本当にいい人が多いです。
それは置いておいて、「ダメだ」って言われてどれだけすごい圧が来たとしても、担当編集者として頑張れよと。Twitterをブロックされているから全然見られないんだけど、ダサすぎるだろ。どうしようもないでしょ。はっきり言って気持ち悪い。
掟:
文春オンラインのやりとりを見たんですが、言われているとおり、上の者が下の者を断れない状況にしてから口説いたりするっていうことは、圧倒的にやっちゃいけないことだと思うんです。
このやりとりだけを見て、箕輪さんが「トラップだ」って言ったことは一体どういうことなのかと考えたんですけど、やりとりを見る限り、女性が昔は結構ヤンチャしてたみたいなことを書いているわけですね。
「最近男性とこんなのばかり! 老いて落ち着いてしまいました」「ヤバイ突撃隊女だった頃の自分が信じられないです」とか。
こういうヤバイ時代のエピソードを聞いて、「なんだ俺ヤレんじゃん!」って勝手に思っちゃったんでしょうね。でもそれはさすがにちょっと自分勝手というか、都合よく考えちゃったんでしょうね。たとえば、女性の方がかなり開放的な方だったとしても、昔のエピソードを聞いたからといって、「なんだ誰にでもヤラせんじゃん!」って思うのは、ちょっとさすがにどうかと思いますよね(笑)。
吉田:
AV女優はヤレるみたいな勘違いと同じですよね。その人たちは大金をもらってヤる職業の人で、あなたにタダでヤらせるわけじゃないですよっていう。
掟:
でもそのやりとりで、帰れとか家に入れないとか柔らかく言われているのに、それをあえて聞かないフリをしているのか、本当にわかっていないフリをしているのか、強引に突っ込んでいったのはちょっと面白かった(笑)。折れない男だなって思って(笑)。
久田:
明らかに女性が「汚い格好をしているんで……」とか。
掟:
完全に断られていますもんね(笑)。結局、女性側が表沙汰にしても構わないぐらい腹が立ったっていうのは、いろいろな要因がありますよね。
セクハラまでしておいて、仕事もちゃんとしたのに、「お前は私のことを何も考えてないじゃん!」っていう話ですもんね。
今後もちゃんと仕事をしたい相手として信頼できるんだったら、こういうことにはなっていないんですよね。
押し方も下手だし、やっちゃいけないことをやっているんだけど……。
吉田:
押し方の下手さがひどいんですよね。「お城みたいなとこあったからそこ行こう!あとは入ってから、話そう なんか色々遊べるし、DVDとか見れるし!」とか、いまそれがアピールになると本気で思ってたら相当やばいですよ。
掟:
それで「わぁ、面白そう!」なんて言わないよ(笑)。
久田:
言わないよね。大学生とか高校生みたい。
■不倫よりも“社長の言いなり”がイメージダウン
久田:
あとギャラも印税契約はしていないにしろ、「やった分は払いますよ」みたいな、「松浦さんに取材した分とか、ご飯を食べた分とかなら払いますよ」みたいな話ですよね。
手間賃っていうのかな。そのくらいは払えますってやるのが筋だと思いますけどね。
掟:
結局それもなしにしているっていう。
久田:
ゼロでしょうね。ゼロだから頭にきたんでしょうね。
吉田:
さっきも言ったけど、不倫関係よりも“天才編集者”と言っていた人が、見城さんに何も言えず、言いなりで板挟みになってるだけっていうのが、一番イメージダウンだなと僕は思いました。
久田:
そうだね。同じ編集者として「天才」って言うんだったらさ……。見城さんも角川書店から出ていったじゃないですか。だから同じように見城さんに逆らって、「俺は違う出版社を立ち上げる」とか、何でもいいんだけど、彼は会社をやっているわけじゃないですか。
吉田:
自分のレーベルも持っているし、「じゃ、責任を持ってこっちから出しますよ」とか、やろうと思えばできるはずじゃないですか。
久田:
それだったらカッコいいと思う。上に逆らう編集者が多いと思うんだけど、名を成す編集者って、それの腹がないというのがあるので。「天才」って本当に言ってるのかな(笑)。本当に言っていたらバカなんですけど、「天才ライター」とかはよく聞くけど、「天才編集者」っていうのは、あまり聞かないですしね。
むしろ天才と言われる人は、表に出ないですよ。新潮社で『FOCUS』を創った斎藤十一さんとか、『週刊現代』で100万部まで行った元木さんとか、表に出ないじゃないですか。僕はそれが素敵だって思いますね。本当に自分で言っているなら痛すぎるなって感じですね。
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