『Minecraft』で渋谷を再現してみた。 建築ガチ勢が“MiniaTuria”で魅せるリアルな街に「よく見る光景だ」の声

　この十数年で2億本以上もの販売本数を記録し、全世界で最も楽しまれているビデオゲームとなった『Minecraft』。

　サバイバルモードでの冒険や、クリエイティブモードでの建築などプレイヤーが思い描く遊びを自由に体験できる本作は、ニコニコ動画でも人気が高く、2010年の中頃から、さまざまな動画が投稿されてきた。

　今回紹介するのは、これまで多くの『Minecraft』建築動画を投稿してきたPON☆Pさんが新たに投稿した動画。『【Minecraft】マイクラで渋谷の街を作ってみるよ part1【MiniaTuria MOD】』だ。

　この動画はこれまで洋風やファンタジー風など多くの建築に挑戦してきたPON☆Pさんが、初めて大規模な現代建築の街づくりに挑戦するというもの。

　今回は建築MOD「MiniaTuria」を用いて行われた大規模な現代建築。現実の渋谷をモチーフに行われる建築動画をご紹介する。

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建築MOD「MiniaTuria」を活かした現代建築を披露

　PON☆Pさんと言えば、これまで『ゆっくり街を広げていくよ』シリーズ（現在はリメイクシリーズが進行中）を筆頭に、洋風やファンタジー風の建築動画を多く投稿してきた建築ガチ勢。

　ニコニコ動画でも比較的小規模な民家から、大規模な城や街など、建築センスを活かしたさまざまな作品を公開してきた。

　そんなPON☆Pさんが今回の動画で挑戦するのは現代建築での街づくり。

　『ゆっくり街を広げていくよ』シリーズなどでも導入されている建築MOD「MiniaTuria」に追加された新ブロックを活かした現代建築の様子が披露されるという。

　これまで多くの作品を公開してきたPON☆Pさんだが、意外にも規模の大きな現代建築に挑戦するのは今回が初めてのようだ。

　動画ではタイトルにもあるように現実の渋谷をモチーフに、建築MOD「MiniaTuria」の新ブロックが映えるような建築が披露される。

「見たことある」が詰まった渋谷モチーフの現代建築

　渋谷の一角を息抜き程度に再現してみるという本動画ではハチ公口を起点に建築が広げられている。

　Part1ではハチ公口を中心にスクランブル交差点の再現に挑戦。

　建築は駅前の交番やハチ公口、今は移設され渋谷駅からは姿を消した青ガエル（東急デハ5001）が既に再現されたところからスタートしている。

　渋谷の定番待ち合わせスポットであるハチ公前広場はしっかり再現。ハチ公ではなくクマ公に置き換えられているものの、装飾による細かな表現が強みの「MiniaTuria」を活かし、パイプのベンチなども表現されていた。

　渋谷を代表するスクランブル交差点も、『Minecraft』的デフォルメは入れながらも丁寧に表現。

　「MiniaTuria」で表現された自動車や横断歩道なども流石のクオリティだが、筆者が個人的に「あるわ……」と驚かされたのは信号や標識だ。

　2方向の歩行者用信号が取り付けられた信号や、信号の下やバス停の手前に置かれた標識などは、細かい再現ではあるものの説得力を感じさせる。

　スクランブル交差点やハチ公前広場など、渋谷を再現する上で基礎となる部分の再現に挑戦したPON☆Pさんだが、Part2では大型ビルの建築に着手。

　Part2で再現されたのはスクランブル交差点の一角に建つ巨大なビル「MAGNET by SHIBUYA109」。壁面の広告や天津甘栗のお店が印象的な建物だ。

　『Minecraft』で再現されたこのビルでは壁面の大型ビジョンや広告。お馴染みの薬局や天津甘栗のお店も表現。

　他にも、地下街への入り口や歩道、高架下のお店まで細かく再現。PON☆Pさんは『Minecraft』で再現する以上ある程度のデフォルメが必要なため、完全再現ではないとしているものの、パッと見の再現度はかなりのものだ。

視聴者からは「めっちゃわかる～～～ってなる」といった再現度の高さに驚くコメントや、「駅前ビルのごちゃごちゃ感とツタヤの鏡張りも楽しみだぜ」といった今後の展開に期待するようなコメントが寄せられている。

　渋谷の一角を『Minecraft』で再現した本シリーズは執筆時点でPart2まで投稿中。動画では次回以降の建築についても触れられているため今後の展開に注目してほしい。

文／富士脇 水面

【Minecraft】マイクラで渋谷の街を作ってみるよ part1【MiniaTuria MOD】

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