ミニ四駆を“水陸両用”にしてみた! 浮かぶシャーシの設計から拡張ユニットまで作り上げ「すごい」「かっこいい」の反響
今回紹介したいのは、アズパカさんが投稿した『水陸両四駆』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
浮力って難しい!
水陸両用のミニ四駆を作りたいと考えた投稿者のアズパカさんが、バイブルを読んで気になる記事を見つけました。
ホイールに装着したピンポン玉がフロートになるという内容です。しかしこれでは幅が広すぎてコースに入りません。
そこでホイール自体をフロートにするマシンを考えました。中空になるよう設計したホイールに柔らかい素材で作ったヒレ付きタイヤを装着し、「フロートホイール&パドルタイヤ付きシャーシ」の完成!
電池とモーターは水四駆で使用したものを使う事に。4年ほど水の中で使っているそうです。
ちなみに水四駆というのは、このように一部が水没したコースを走らせるレースのこと。夏にぴったりですが、どこか貴族な遊びですね。
ボディにアストロブーメランを選んだら、お風呂に水を入れた即席テストコースで走らせてみます。
スタートしてすぐにコースアウトして水没した試作マシン。お風呂の底をゆっくりと走っています。浮力が全く足りていません。
ホイールを大きくした程度では対応できなさそうなので、フロートを取り付ける事に。必要な浮力を求めます。どかした液体の重さ=浮力なので、「マシンの体積(㎤)>マシンの重量(g)」となれば浮くはずです。
まずはマシンを計測。約118gです。
次にマシンを縁まで水を入れた容器に沈め、あふれた水を計測。約62gでした。
浮力が62で重量が118。追加のフロートに浮力が56あれば浮くはずです。
サイドステーに取り付ける形でフロートを設計。浮力60のこちらを取り付けて再挑戦です。
しかし後ろから水へ。そして浮いて進むものの、ひっくり返ったりと安定しません。
そこでシャーシから設計し、水陸両用ミニ四駆の完成! タイヤの素材はTPUからTPEへ変えました。
まずは通常のコースでの走行。パワー重視なので速くはないもののしっかり走っていますね。
そして水へ入ると……
安定した姿勢で進み、ローラーも機能しました。
これには「おおおお」のどよめきと共に、沢山の「すごい」の声が寄せられます。
水から陸へも上がることができました。
ぷくぷくと泡を出しながら走る様子を水中から見るとこんな感じです。
さらに以前作ったオフロードユニットをベースに、「ビッグタイヤ水陸両用四駆」まで作ったアズパカさん。ただしこちら、フロートが邪魔でスイッチが押せないそうです。
そしてお風呂では陸地が小さいので、アマゾンの奥地からプールを取り寄せ。すのこを下に入れて陸地を作り、屋外に設置しました。
走らせてみると、水へ入るのも上陸もスムーズです。
ここまで来たら自作のラジコンシャーシを走らせたいと、シャーシをラップでグルグル巻きにしたアズパカさん。
こちらはゆったりと船のように水上を移動します。そして狙い通りに上陸できる楽しさがありました。
まだまだ止まらないアズパカさん。FM-Aシャーシならちゃんとスイッチが入れられるということで……
ビッグタイヤ水陸両用ミニ四駆のFM-Aバージョンまで作ってしまいました。こちらには沢山の「かっこいい」のコメントが集まっています。
夏にぴったりな水陸両用のミニ四駆。ぜひ動画で工夫を重ねる様子と水上での走行をご覧ください。それぞれの個性の違いが興味深く楽しいです。
視聴者のコメント
・すげぇ似合ってるw
・かっこよすぎだろこれ
・ブロッケンGにビッグタイヤ似合いすぎる、元々こういう設計だったレベルだろこれ
・ごつい!かっこいい!
・ロマンだねぇ
・今回も楽しかった
▼動画はこちらから視聴できます▼
『水陸両四駆』
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