地球を丸々再現したフライトシミュレーションゲームで縛りプレイ!? 視界不良・強風・故障・難関空港、厳しい条件で飛び回る人気のシリーズをご紹介【MSFS2020】

　この10年ほどで、ビデオゲームはPS4/Xbox One、PS5/Xbox Series Xの2世代を越え更なる発展を見せた。

　ざっくり見れば、グラフィックは一見現実と見間違うほどリアルな作品が生まれるほど磨きがかかったし、一昔前では考えられないようなアクションを快適な操作で体験できるような作品も生まれている。

　一般的な普及はまだまだだがVR市場も大きくなったし、小規模なスタジオが手掛けるインディーゲームもより大きな注目を集めるようになった。

　バトロワゲームのような新たなゲームジャンルが誕生したり、スマートフォンとPC・コンシューマーが同じゲームをプレイする時代にもなったが、筆者がこの10年ほどで大きく進化を感じたのはマップの拡大だ。

　ひとりで遊ぶようなRPG作品では見える場所全て移動できるものも増え、マルチプレイヤー作品でも端から端までの移動に時間を要するものも珍しくない。

　レースやシミュレーションゲームジャンルではアメリカ全土をカバーした作品や、地球や天の川銀河を丸ごと再現するゲームも登場し、この先10年の進化に期待を持たせる進化を遂げている。

　さて、今回紹介するのは、2020年に地球を再現した広大な世界で多くのゲーマーを驚かせた『Microsoft Flight Simulator（以下、MSFS2020）』に関する動画。relativityさん投稿の『空飛ぶ航空法違反』シリーズ。

　この動画は世界を丸々再現したフライトシミュレーションゲーム『MSFS2020』で、さまざまなチャレンジを行うというもの。

　今回は視界不良や強風のような悪天候から、機材の故障、着陸が困難な空港へのアプローチなど、シミュレーションゲームならではのチャレンジを楽しむ動画をご紹介する。

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地球を丸々再現したフラシムで過酷なチャレンジ

　今回紹介するのは、前述の通り地球を丸々再現したフライトシミュレーションゲームで、ある種の縛りプレイとも言えるフライトの様子を披露する実況プレイ動画だ。

　『空飛ぶ航空法違反』シリーズでは、架空の航空会社「絶対日本で欠航しない航空」のベテラン機長とアルバイトの副機長の視点を軸としたストーリー形式でプレイを収録。

　エアバス社の旅客機A320を主力機体に、悪天候や故障、重量超過に異常な重心といった過酷な環境下でも、目的地にたどり着く安心安全のフライトで視聴者を楽しませている。

視界不良に・強風・機体の故障や難関空港を飛び回る

　日本を中心に過酷なフライトを続ける『空飛ぶ航空法違反』シリーズで行われた、極限フライトの一部をご紹介しよう。

　記念すべき初回で行われたのは圧倒的な視界不良の中での中部国際空港～東京国際空港のフライト。

　雷雨の中部国際空港を出発した当該機が訪れた羽田付近の天候はあいにくの雨……。では済まされない、機内のウェザーレーダーも真っ赤な超悪天候。

　空港を目指して進入した機体からは滑走路のライトどころか、地上そのものがまるで見えない視界不良が500ftほどまで続いたものの着陸は無事成功。

　初回から飛ばしまくっためちゃくちゃなフライトに、視聴者からは「なぜ機長はこのような天候でフライトを敢行したのでしょうか？」と某ドキュメンタリーを彷彿とさせるコメントなども寄せられていた。

　3回目のフライトではA320の最大離陸重量を17tオーバーした重量超過の状態で東京国際空港～福岡空港を飛行。

　本来であれば国際線などで使用される、羽田最長のC滑走路を末端から使用する超重量級の離陸を見せたこの動画では、「重い機体は二手三手先を見ながら飛ぶ」という普通ではありえない言葉も飛び出し視聴者を驚かせている。

　機体が故障した状態でのフライトを挟んでの5回目では、横風約100ktでの着陸に挑戦。

　初回に比べると視界は良好であるものの、約100ktの横風はかなりのもの。動画では異常な降下や、機体のフレームに滑走路が隠れるレベルの横風着陸を披露し、大きな盛り上がりを見せていた。

　シミュレーションゲームならではのチャレンジを楽しむ『空飛ぶ航空法違反』シリーズでは、執筆時点までに特殊なフライトを収録した13本の動画を投稿済み。

　フライト条件から機内安全ビデオや機内アナウンスまで、こだわりが見られる『MSFS2020』実況プレイ動画を、ぜひチェックしてみてほしい。

文／富士脇 水面

【Microsoft Flight Simulator】［ゆっくり実況プレイ]　絶対日本で欠航しない航空

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