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「抗うつ薬は太る」って本当? 薬剤師が“実際のところ”をどうなのか解説してみた

 今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『【解説】 抗うつ薬を飲むと太るのか? 【新・宮舞モカのお薬ラジオ #10】』といういわし@超ビビリさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

お薬に関することを何でもネタにして解説していく動画シリーズです。 当面の間、毎週水曜と土曜に投稿していきます。 いいねを押すとプチお薬解説を見ることができます。


 「抗うつ薬は太る」というイメージについて、薬剤師であるいわし@超ビビリさんが実際のところを解説します。

 先に結論を言ってしまうと、

抗うつ薬には太る薬と太らない薬がある

 のだそうです。

 太る・太らないの話の前に、うつ病と肥満、それに関連する病気との関係について解説します。まず、うつ病の患者が肥満になるリスクは1.58倍という研究があるとのこと。

 そして、肥満の人がうつ病になるリスクも、1.55倍になるという報告があるのだとか。

うつ病は肥満のリスクであり、肥満はうつ病悪化のリスクでもある。
そして両者が悪循環を繰り返していく。

 と言われているそうです。

 肥満に限らず、糖尿病や高血圧や脂質異常症といった、生活習慣病のリスクをうつ病が高めることも知られているとのこと。

 では、抗うつ薬と肥満は関連しているのでしょうか。

 確かに、多くの抗うつ薬には体重増加の副作用が報告されています。特にミルタザピン、商品名リフレックスでは5%以上という高い確率の副作用の報告があるとのこと。しかし、すべての抗うつ薬で体重が増えるわけではないそうです。

 太る原因は主に「ヒスタミンH1受容体の遮断」と「セロトニン2C受容体の遮断」の2つが挙げられます。この2つの効果は抗うつ効果とは関係ない、まさに副作用、というものだといわし@超ビビリさん。抗うつ薬によって、その作用のある無しはバラバラだそう。

 太る可能性のある抗うつ薬としては、古典的な抗うつ薬の三環系と四環系に加えて、ミルタザピンとトラゾドンとパロキセチンがあります。逆に、それ以外の抗うつ薬は、理論上は太らない抗うつ薬と言えるとのこと。体重減少が報告されている抗うつ薬もあるそうです。

 うつ病患者が太る原因としては、薬以外の要因もあります。第一に挙げられるのはストレスです。うつ病患者でない場合も、ストレス度合いが高いほど体重が増加する傾向にあったというデータがあります。

 第二の要因は、抗うつ薬以外の薬の影響です。不眠症があれば睡眠薬、不安症状が大きければ精神安定剤と、気分の波が大きければ気分安定剤を併用します。いわし@超ビビリさんによると、この併用される薬に体重を増加させる薬が多いのだとか。

 元々は統合失調症の治療薬であった気分安定剤には、「ヒスタミンH1受容体の遮断」作用があります。抗うつ薬で太る原因として挙げた理由の1つですね。オランザピンとクエチアピンのように、糖尿病を悪化させてしまうため糖尿病患者への使用が禁忌となっているものもあります。

 また、抗不安作用をもつ薬は、不安の解消により食欲が増すのだそうです。薬が直接的に体重を増加させるのではなく、副次的な作用ですね。

 以上のようなことから、「抗うつ薬には太るものと太らないものがあるが、うつ病患者が太るのは他の要因によるものも大きい」といわし@超ビビリさんは考えているそうです。

 近年の抗うつ薬は従来のものに比べ、副作用がかなり減ったとのこと。抗うつ薬に対する偏見が少しでも減れば、と思っているとのことでした。

 現在治療を受けていて、体重の増加が気になっている人については、薬の調整を医師に相談する方法もあるそうです。もちろん、病気の治療が最優先ではありますが。

 「抗うつ薬は太る」というイメージだけで、薬を飲むことに不安を感じている人もいるかもしれません。今回の記事では、そのすべてを紹介することはできませんでしたが、動画では薬による体重への影響について、より詳しく解説されています。気になる方は、ぜひ元の動画をご覧ください。抗うつ薬についての正しい知識を知ることで、少しでも不安や偏見が減れば――。そんな思いも込められた動画です。

視聴者のコメント

・ここでいう太る=食欲増進なのか 薬自体が高カロリーとか、同じ食事量で摂取効率が上がるわけじゃないのね
・まさしく食欲旺盛になった
・眠くなる以外にもそんなことが
・まぁ一般人的には鬱の時に貰った薬は全部抗うつ薬と思いがちかも…
・体重の調整をお願いできないでしょうかw
・太ったからって、あんまり自分のせいにしなくてええんやなって

▼動画はこちらから視聴できます▼

『【解説】 抗うつ薬を飲むと太るのか? 【新・宮舞モカのお薬ラジオ #10】』

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