Happy先生に聞く『引き寄せの法則』 ありがたいお言葉に“あの配信者”が涙「31歳、やっと報われた…」
8月17日、池袋のニコニコ本社で『『幸せ』を引き寄せよう!Happyワークショップ【ニコニコワークショップ】』が開催されました。
講師に書籍『“奇跡”は自分で起こせる! 3日後「引き寄せ」日記』などの執筆でおなじみのブロガー・Happyさんを招き、漫画家のピクピクン☆さん、配信者の高田健志さん、野田草履さん、やみんさん、加瀬ちゃんさんが「引き寄せの法則」のメソッドを学びます。
「働きたくない」という野田さんや、「荒らしコメントが止められない」という観覧の男性からの悩みに、Happyさんがアドバイスをします。
ニコ生主・野田草履さんの「幸せ」
高田:
まず「幸せだな」と思うのはどういうときなのか、野田草履さんから聞いてみましょうか。
野田:
僕、寝ている姿を生放送しているんです。そうしたらリスナーがお金をくれます。今日も14時間寝てきました。寝ているだけでお金を稼げている。この状態が幸せです。
でも生放送をしていると、コメントで「働け」って書かれる。これがすごくストレスです。なんで働かなきゃいけないの? なんで一日中寝ていたらいけないの? と思います。
Happy:
すごく真っ当な質問ですね(笑)。どうしてだめなんでしょうね。私もブログを書いていて、いろいろな悩み事を受けるのですが、その中に「働きたくない」という声が結構多いです。「働きたくない。でも働かないとお金を稼げないから働かないといけない」と言う人は結構居るのですが、ここにそれを体現している野田さんという神が居ましたね(笑)。
野田:
仕事辞めて寝ていればいいんですよ。お金はリスナーがくれるから。生放送の作業としては6クリックくらいですよ。後は寝ているだけで自動的にお金が入る。
Happy:
なんで働かないといけないのってみんな思ってる。
野田:
本音ではみんな働きたくないと思っている。「働くのは常識だ」とか言って正当化しているけど、本音では働きたくないんだから、仕事を辞めて寝ていればいいんです。だから僕に対して「働け」って言ってくる人は全部嫉妬なんですよ。
(観覧席から拍手)
Happy:
すごいですよね、大拍手ですよ。だって寝て生きている人って初めて見ましたよね。
野田:
こんな普段の発言で拍手が起きたのは初めてですよ。
高田:
めっちゃ受け入れられてる(笑)。
野田:
これだけ拍手が起きると、逆に罪悪感が……(笑)。
Happy:
あれ? ちょっと野田さんの目頭が……。
野田:
泣いてない! これ汗です。
一同:
(笑)
高田:
では幸せを感じる瞬間を聞いたところで、ここで理想的な幸せを引き寄せるにはどうすればいいか、Happy先生に聞いてみようと思います。「幸せ」と「引き寄せの法則」の基本について教えていただこうと思います。
Happy:
携帯電話とかラジオ、テレビなどはチャンネルを合わせますよね。例えば632kHzというラジオ番組があったとします。これを聞こうとしたら、こちらのダイヤルを同じ数字に合わせますよね。これで聞こえるようになります。こっちのダイヤルを640kHzとかにしちゃうと、632kHzの番組は聞けなくなりますよね。
Happy:
だから簡単に言うと「引き寄せの法則」は、同じ周波数同士のものが聞こえる、見える、体感できるということです。この原理がテレビにもラジオにも携帯電話にも使われているんです。これと全く一緒のことが人間にも起きていて、私たちもいろいろなことをチューニングしているんです。それを人は「幸せ」や「不幸」と呼ぶのですが、では一体何を基準にダイヤルを合わせていると思いますか。
野田:
目に見えないものですか? テレパシー的な。
Happy:
ちょっと近いですね。答えは感情です。人間は感情がリモコンになっています。例えば、部屋に怒っている人が入ってきたらイライラしているのが伝わりますよね。反対に彼氏にメールをしている女の子がウキウキしているのとか、伝わってきますよね。出ている雰囲気で察しているじゃないですか。それが感情で、ダイヤルになっている。
ですから普段から「こんな僕はクズだ」と思っていると、そのエネルギーがダイヤルになって「お前はクズ」だっていう番組が見えちゃうわけです。大事なのは、言葉ではなくエネルギーです。
「前向きに考えましょう」とか、「ポジティブな言葉を使おう」とか本に書いてあったりしますが、前向きに考えたところで自分が「本当はそんなことできない」と感じている場合、チャンネルはそっちの方向に行ってしまいます。だからポジティブな言葉を使ったり、考えたりしても、「上手くいかない」と言う人が多いんです。
野田:
無理してポジティブに考えようとしても、自分が「無理だ」と思っているから。
Happy:
そう。無理なんです。
クズな自分を全肯定してあげよう
野田:
無理に考えるのはいけない。だったら、どうやって考えたらいいですか。
Happy:
ですから野田さんの場合は、この状態が最高なんですよ。
高田:
この状態⁉ 本当⁉
Happy:
私、本当に野田さんを尊敬しているんです。寝て生きる人が居てくれたことが、私はすごく嬉しいです。だから野田さんに言えるのは「こんなクズな自分は最高」と思うことで、「俺っていいじゃん」というエネルギーが発せられるんです。
野田:
自分がクズだというのは否定できないです。そこを無理に否定すると、自分に嘘をつくことになる。
Happy:
そう。だから「クズってイケてる!」という感じに変えちゃえばいいんです。世の中は「クズはだめ」と思っているじゃないですか。でも今日のスタジオの反応を見てくださいよ。みなさん、野田さんはすごいですよね。
(観覧席から拍手)
Happy:
すごいじゃないですか、この拍手。違うところに行けばリスペクトされるんです。あれ? また泣いてるんですか(笑)。
野田:
そうか……。
高田:
野田! どうしたの(笑)!
やみん:
泣いてる(笑)。よかったね、こんなに肯定されることないもんね。
野田:
31歳、ずっと寝続けてきて今、やっと報われた。
Happy:
でも自分でも本音は「こんな自分はだめだ」って思っているんですよね。
野田:
本音ではやっぱり働いた方がいいのかもしれないと。
Happy:
今日でその思い込みを捨ててもらいたいです。
野田:
俺の中に微かに残っていた罪悪感や羞恥心を捨てちゃっていいということですか。
Happy:
いいんです。捨てちゃえばもっと稼げます。野田さんの場合は「寝る」という好きなことで生きているんですよ。だから心が満たされていている反面、罪悪感が邪魔をしているんです。「俺はディスられる」っていうチャンネルになってしまっているんです。自分で自分をディスっているから、他人からもディスられるんです。
野田:
あ、自分の中で「働かなきゃいけない」という思いがあるから、コメントでも「働け」って言われるんだ。だから完全に働かなくていいって思えば……。
Happy:
そう。「何か問題でも?」って明るく言っちゃえば、みんな拍手しますよ。
野田:
そうだったんだ。でも俺が「働かなくてもいい」と言うと、大抵「同じことを母親に言えるのか」って言われるんです。
Happy:
いいんですよ、言ってください。
野田:
あ、いいんだ。
Happy:
泣きそう(笑)。
高田:
野田! 泣かないで!
野田:
俺、頭がおかしくなったのかな。幻聴? ドッキリ的なやつ?
Happy:
野田さん、全肯定される感覚ってどうですか。
野田:
収録の後、車に轢かれて死ぬのかなって……。
Happy:
それくらい幸せってこと? でもそう思っていたら轢かれちゃいますよ。
野田:
気を付けます。