モーターをタイヤに直刺し! ルールを無視して速いミニ四駆を作ってみたら原型を留めていない姿に
今回紹介するのは、ためにならないさん投稿の『ルールを無視して速いミニ四駆を作る動画【モーター直刺し編】』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
四駆リスト→ mylist/69013340
ニコニコ動画を中心に注目を集めているミニ四駆による「ルール無用JCJCタイムアタック」。文字通りルール無用の制限が一切ない非常にパワフルなタイムアタックとなっています。
そんな「ルール無用JCJCタイムアタック」が今年の「ニコニコ超会議」で開催されることになりました。
ということで、今回もルールを置き去りにするほど早いミニ四駆を投稿者のためにならないさんが作成します。
使用する素材はカーボンプレート。今回は「小型でシンプル」がマシンコンセプトだそうです。そしてタイヤを直刺ししたダブルシャフトモーターが駆動部分となっています。
今まではギアを使用したマシンを作っていましたが、精度を高く作らないとパワーロスが生まれてスピードが低下してしまう欠点がありました。そのため、自分の技術力と相談した結果モーター直刺しとなったそうです。
しかし、別の問題点が発生しました。
モーターを直刺ししたマシンはモーターへの負担が大きく、また走行の衝撃がダイレクトにモーターに伝わってしまうので数回の走行で壊れてしまいます。
それらを解決すべく、モーターを保護する画期的な機構を搭載することを……。
思いつかなかったのでモーターの予備を用意することで物理的に解決する方法にかじを切ったそうです。
モーターの問題が解決したので、マシンにローラーを搭載します。
ローラーには13ミリの2段ローラーを使います。通常品はプラスチック製の軸受けが付属していますが、今回超会議ルール無用JCJCタイムアタックに……。
日本精工株式会社(NSK)がスポンサーにつき、ベアリングを支給していただいたそうです。
これをマシンに組み込んでいきます!
必要箇所にベアリングを入れていきます。これで準備はバッチリです!
そんな紆余曲折を経て完成したのがコチラ。「ダイレクトドライブ式前輪2輪駆動型ミニ四駆」です。
ギアを介さないことでパワーロスをなくし、モーターのパワーをそのまま使うことができます。ちなみに重量は51.9gです。
そんな「ダイレクトドライブ式前輪2輪駆動型ミニ四駆」を走らせます!
結果は盛大に飛び出してしまいました。
今回、車体をシンプルに作りすぎてウェーブセクション時に車体がねじれてしまい、ローラーの角度が可笑しくなって飛び出してしまったそうです。
そんな問題を解決したのがコチラ。車体にカーボンプレートを2枚追加して補強するスタイルとなっています。
結果は盛大に飛び出してしまいました。
どうやらコーナーの遠心力で車体がひっくり返っているそうです。
そんな問題を解決したのがコチラ。重心の高い所にカーボンプレートと2段ローラーを搭載します。
結果は盛大に飛び出してしまいました。
レーンチェンジにはABSローラーを搭載。これでレーンチェンジもお茶の子さいさいです!
結果は盛大に飛び出してしまいました。
更なる対策を行なうため、アルミゴムリングローラーに変更を行なって再挑戦します。
ついにレーンチェンジを攻略。抜群の安定感でコースを周回しています。これで問題が無くなったので、タイムを計ります。
タイムは2.79秒。自己ベストは更新できましたが、他の走者に比べるとタイムとしては今一つな結果となってしまいました。
そこで気になって車体重量を計るためにならないさん。なんと初期に比べて4割ほど増えていました。この重量が今後の課題になりそうです。
ためにならないさん曰く「重量に対してかなり気を使わなければならないが、私の工作制度を考えるとこの手法がよさそう」とのことで、さらなるタイム更新に着手するそうです。そんな飽くなき戦いの軌跡を映像でも堪能したい方は、ぜひ動画をご視聴ください!
視聴者のコメント
スポンサーパワーもハンパない辺り、ルール無用だわw
まさかパーツ入手手段までルール無用とは…
NSK社長の家族を解放しろ!!
スポンサーに何の得があるんだ
スポンサードする相手を考えろ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『ルールを無視して速いミニ四駆を作る動画【モーター直刺し編】』
▼「超ルール無用JCJCステージ」は4月30日 12:00から放送開始▼
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