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声優・古谷徹と野島裕史が語る「これだけはNGと思ったお仕事」や「この人は天才だなと思った声優」とは!?【超声優祭2023】

 声優の古谷徹さんと野島裕史さんによる特別対談番組『古谷徹のくじメイト特番 ハッピーガチャVol.5~究極に俺様なハイスペ&スパダリ社長編~ #2@超声優祭2023』が、2023年4月27日20時より、ニコニコ生放送にて放送されました。

 家族ぐるみでお付き合いがあり、お互いを「ヒロ」「徹さん」と呼びあうくらいに仲良しの古谷さんと野島さん。古谷さんと野島家にまつわる思い出トークや、声優業・声優さんに関する貴重なお話しがつぎつぎと飛び出すことに!
 
 この記事では、番組内のトークの中から、ふたりがとくに盛り上がっていた場面をピックアップして紹介していきます。

■野島さんを甥っ子のようにかわいがる古谷さん

 オープニングトークでは、2週間前の土曜日に歯医者で歯茎の手術を受けていたことを明かした古谷さん。

 4時間ものあいだ口を開きっぱなしだったため口の端が切れてしまい、まだ口を大きく開けづらいとのことでしたが、そんななかでもいつも通りエネルギッシュにトークを展開してくれました。

 さっそく今回のゲストの紹介に移ると、野島さんから「野島家に所属していまして、長男をやらせてもらっています」と自己紹介が。野島家は、お父様の昭生さんと次男の健児さんが声優、三男の智司さんは作家として知られる芸能一家。

 古谷さんは、野島家父・昭生さんと“スラップスティック”というバンドを組んでいたこともあり、お仕事・プライベートの両面で長年のお付き合いがあったとのこと。もちろん、裕史さんのことも生まれたころから知っている仲なのだそう。

 「(こうしてご一緒できるのが)本当に感慨深くて!」と嬉し恥ずかしな様子の野島さんに対し、古谷さんも「こんなに大きくなっちゃって(笑)」と返すなど、叔父と甥っ子かのような和やかな雰囲気で番組が進行していきます。

 ちなみに野島さんは、当時“スラップスティック”でドラムを担当していた古谷さんの大ファンであり、バンドのリーダーを務める父・昭生さんに「なんで父さんが(徹さんを差し置いて)リーダーなの?」と聞いてみたこともあったんだとか。

 この話を受けて「昭生さんが最年長だったし、それにメンバー各々に役割分担があった」と古谷さん。リードギターの曽我部和恭さんが音楽リーダーで、古谷さんは衣装担当、古川登志夫さんは居眠り担当、三ツ矢雄二さんはイロモノ担当だったと語って野島さんを驚かせました。

 なお、古川さんの“居眠り担当”とは、古川さんが“たとえスタジオで練習中だろうと所構わず居眠りできてしまう”という特技にちなんだ役職。「当時の古川さんは劇団もやっていたりしてすごく忙しかったんだよね」と、古谷さんは懐かしみます。

 お互いの家にもよく遊びに行くことがあったというおふたり。野島さんが古谷さんの家に遊びに行った際は、古谷さんからお下がりのPCをプレゼントされたこともあったそう。

 それをきっかけにPCにのめり込み、雑誌にプログラミングを投稿して賞をもらったり、音響制作会社に勤めていたころにもPCスキルが役に立ったり、「あのときにもらったPCが自分の人生に大きな影響を与えてくれた」と野島さんは嬉しそうに話していました。

■野島さんが秘書検定クイズに挑戦も……まさかの落とし穴に撃沈!?

 「古谷徹のくじメイト~究極に俺様なハイスペ&スパダリ社長編~」5月7日23時59分まで販売中ということで、番組内では、くじメイトに収録されるシチュエーションボイスをダミーヘッドマイクを用いて生披露するコーナーも!
 
 ただし古谷さんにボイスを披露してもらうには、“野島さんがクイズに挑戦して正解しなければならない”という条件が用意されており、野島さんはプレッシャーに震え上がります。

 しかもクイズは“秘書検定2級”から出題されるとのこと。これは、今回のシチュエーションボイスが“ユーザーさんが古谷さん演じるスパダリ社長の秘書に抜擢される”というストーリーになっていることにちなんだものでした。

 視聴者からの注目が集まるなか、迎えた第1問は“社交文書などに用いる時候のあいさつ『初春の候』とは、何月?”という内容。

 「社交文章なんて、声優が使うわけないでしょう!?」と叫びつつも、初“春”とあるのでひとまず1~4月のどれかだろうと推理していく野島さん。コメントも参考にしながら「1月」と答えて、見事正解をつかみます。

 しかし続く2問目には、とくに声優さんならばまず間違いなく引っかかってしまうであろう、大きな落とし穴が……。

 ここで出題されたのは、“部屋の環境整備について不適当と思われるものはどれ?”という4択問題で、選択肢は以下の通りでした。

①ブラインドのホコリはハタキで払う
②本革のソファなどは固く絞った雑巾で拭く
③キャビネットの汚れは家庭用洗剤で拭く
④クロス張りの壁は乾いた雑巾で拭く

 野島さんは「こんなことも秘書に求められる知識なんですね」と感心しつつ、「単純に考えて、①は不適当だと思いました」と即答。

 ②~④はとくに問題がないように思うが、①のようにブラインドをはたいたらホコリが舞ってしまうから良くないというのが野島さんの見解で、古谷さんも「結局ホコリが床に落ちて二度手間だよね」と賛同する姿勢を見せます。

 ……が、なんとこの中で不適当だったのは。革製品に水気は厳禁であり、専用のクリーナーを使用するのが望ましいとのこと。

 やはり喉のケアが欠かせない声優さんにとって、ホコリは大敵なわけで「これは騙されたね」と古谷さん。野島さんも「僕だったら絶対に嫌ですね。もしも秘書を雇ったとして、ブラインドにハタキを使うような人だったらクビにします!」と、最後まで納得がいかない様子でした。

 なお、1問だけでも正解できたということで、古谷さんにはシチュエーションボイス「社長とお仕事② 歩く5高とは私のことさ 編」を生披露してもらえることに。

 さらに野島さんも別パターンのハイスペ&スパダリ社長を演じてくださるなど、おふたりのファンにはたまらないひとときが送られました。

■これには納得! 野島さんが「唯一やりたくない仕事」とは?

 番組後半の会員限定パートでは、縁日の屋台によくある“紐くじ”を使ったテーマトークで大いに語り合ったおふたり。

 “さすがに「NG」を出した仕事”というお題を引き当てた際には、古谷さん、野島さんそれぞれのお仕事に対する向き合いかたが垣間見える瞬間もありました。

 野島さんは「新しいことに挑戦するのが好きなので、基本的に仕事のオファーは断らない」とし、「やってみて後悔することもなかにはあるけれど、とりあえずはやってみるようにしている」とのこと。

 ただし唯一、「家族でのBL作品共演だけはやりたくない」と前もって事務所に断りを入れているそう。「それは嫌だよね(笑)」と、古谷さんをはじめコメントでも共感を集めていました。

 対して古谷さんは、「同じところから3回もオファーをいただいたことがあるけど、3回とも断ったことがある」と語るなど、どうしても自分が共感できない役は断るようにしているそう。

 同じように、バラエティ番組のナレーションに関しても自分がおもしろいと思えない限りはNG。どちらも、「自分が中途半端な気持ちだと制作者に対して失礼だから」というのが理由なのだそうです。

 また、“「この人、天才だな」と思った声優さん”というテーマでは、古谷さんが武内駿輔さんを、野島さんが浪川大輔さんを挙げます。

 2022年に上映された劇場アニメ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』にて、武内さん(ククルス・ドアン役)と共演している古谷さん。「モノマネ番組に出て優勝しているところなんかも見て、すごい人だなと思った。ドアン役もキャラクターにピッタリ合っていたし、イケメンだし、背も高いし、若いのに芝居もしっかりしているし……」と武内さんを絶賛!

 野島さんも、武内さんについては「非の打ちどころがない。まさに“5高”ですよね!」と、古谷さんがくじメイトで演じたスパダリ社長になぞらえて語っていました。

 翻って、野島さんが浪川大輔さんのことを「天才だ」と思った理由は、収録中はいろいろと気になるのに「オンエアを見ると『めちゃくちゃいい』と感じさせられる」から。

 野島さんいわく、とくに朝イチの収録だとテスト録りで声が出ていなかったり、噛んだりすることも多いらしい浪川さん。隣で見ていて「大丈夫かな……」と感じるくらいなのに、いざ本放送で聞いてみると収録時に感じた不安が勘違いだったのではないかと思うような仕上がりになっており、いつも唸らされてしまうのだそう。

 このほかにも、野島さんが趣味であるロードバイクの魅力を語ったり、お酒が大好きなおふたりがお気に入りの銘柄や、同じくお酒好きで知られる声優の池田秀一さんの意外な一面について触れたりと、見どころが満載だった今回の放送。

 これだけ語り合ってもまったく話題が尽きないといった様子の古谷さんと野島さんが、最後まで見ていて微笑ましい限りでした。

古谷徹×野島裕史対談特番の視聴はこちらから

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