『ミニ四駆』にファンを2基搭載! 「∞」の形のシャーシを3Dプリンタで自作して「ルール無用JCJC」に挑戦してみた
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『「∞」JCJC2.03秒』というアズパカさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ダブルファン?ツインファン?デュアルファン?
ニコニコ動画を中心に注目を集めているミニ四駆による「ルール無用JCJCタイムアタック」。
「ジャパンカップ ジュニアサーキット(JCJC)」を公式のルールなどの制限を設けず、自由に改造などを施したマシンで最速を競うものとなっています。
そんな「ルール無用JCJC」に投稿者のアズパカさんがオリジナルのマシンを制作して挑戦します。
アズパカさんは以前からこの「ルール無用JCJC」に何度か挑戦していました。その時に作ったミニ四駆の1つに「鮃(ヒラメ)」という空力マシンがあります。
この「鮃」はコンセプトである空力稼働ギミックが搭載されており狙い通り発動したのですが、最終的な記録はいまいちだったそうです。
原因はダウンフォース不足で車体が不安定になってしまうとのこと。
前回のマシンにはファンが1つしか存在しなかった。なので、「ファンを2個付ければ良いのでは?」という天啓を得たそうです。
今回の作戦はフロントにギミック用のファン、リヤにダウンフォース強化用のファンを装備する形となっています。ここの2つのファンによってマシンを安定させます。
そんな思いを詰め込んだマシンの3Dデータがコチラ。ホイールベースを極端に短くすることで駆動ロスを少なくしつつ旋回性能を高めた設計となっています。そして目玉のダブルファンを前後に配置しています。
データが完成したので、3Dプリンターでパーツを出力します。
出力したパーツや用意したモーターなどを組み立てれば完成です。
完成したのがコチラ。ダブルファン搭載四輪駆動マシン「∞」です。PCパーツのグラフィックボードの様な見た目に「グラボに電流走る」「GeForce」、さらに「テニスラケット二本」などのコメントが寄せられていました。
平面走行時はフロントローラーの角度が水平に近いが、レーンチェンジではマシンが浮いた時にファンによるダウンフォースでフロントユニットが折れ曲がることで、強力なダウンフォースが発生すると予想しています。
不具合がないかどうかをチェックするために弱いバッテリーでシェイクダウンしてみます。するとタイムは2.30秒となかなかのタイムとなりました。
本来であればここから速度を揚げて記録更新を狙うのですが、このマシンはニコニコ超会議の「超ルール無用JCJCステージ」に参加するために作られたもの。
万が一、イベント参加前にマシンが壊れるようなことがあってはいけないので、自宅でのタイムアタックはいったん中止に。
そして、ニコニコ超会議当日、このマシンをフルパワーで走らせます。今回の走行回数は2回。
1回目のタイムは2.18秒。さらに良いタイムを出すべくプラズマダッシュモーターに換装、満タンバッテリーでチャレンジします。
が、タイムは2.34秒とタイムが落ちてしまいました。
どうやらちゃんとチェックしていなかったモーターに変えてしまったのが原因とのこと。これはとても悔やまれる結果となってしまいました。
このままではマシンに申し訳ないと悔やむアズパカさん。
ということで、アズパカさんはリベンジを試みます。
そんな様々な覚悟と信念が伝わる中、走行し、タイムは2.06秒!
しかし、ここでアクシデントが発生。止めた時の衝撃でプロペラガードが割れてしまう事態に。
このプロペラガードは、元々超会議での走行時に周囲の配慮として装着していたものだったそうで、今回はなくても問題ないと判断しました。
さらに装飾部品も取り外しました。
「∞」本来の姿での再チャレンジ。はたしてどうなるのか……。
タイムは2.03秒とわずかに先ほどのタイムを更新することができました!
アズパカさん曰く「安定性が高く速度も申し分ないマシンに仕上がった」とのこと。
しかし、超会議当日ではフェンスカー界の猛者が1秒台をたたき出すなど高い目標が出来たそうなので「色々遠回りをしつつまずは2秒の壁に挑みたい」とのことでした。
そんな飽くなき戦いに挑むアズパカさんの姿を映像で見たい方は、ぜひ動画をご視聴ください!
視聴者のコメント
やはり足し算、足し算は全てを解決する
走るグラボ
ダブルタイフーンじゃね…?
ばあちゃんの機嫌はチェックしたか?
▼動画はこちらから視聴できます▼
『「∞」JCJC2.03秒』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42187855
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