最近SNSでよく見かける「猫ミーム」って何? ミームが誕生した流れ&登場する猫ちゃんがどこからやって来たのかを調べてみた
実写の猫の映像を切り抜いて背景の前に並べ、字幕をつけて劇のようにストーリーを見せる動画「猫ミーム」がSNS・動画投稿サイトで今、話題となっている。
今SNS上で話題の猫ミーム動画とは?
話題となっている「猫ミーム」動画内容としては、投稿者の日常生活にかかわる話が多い。声は当てられておらず、あったとしてもその動物の声が入る程度で済まされている。
猫を扱ってストーリー仕立てにしたものでは「Happy cat series」と呼ばれる動画がTikTokに2023年時点で存在しており、この時点では字幕は付けられておらず、架空の話が扱われていた。現在見られる流行の直接的なきっかけは、同じくTikTokと思われ、遅くとも2024年1月初頭ごろから「猫ミーム」という名称で字幕を付けて日常を描く動画がX上にてポストされるようになった。
猫ミーム動画でよく見られる素材解説
また、動画内で使用されている猫の素材・音楽は、海外でインターネットミームとして扱われていた猫も多数組み込まれており、動画の一部となっている。「猫ミーム」動画にてよく登場するシーンをまとめて解説する
Chipi Chipi Chapa Chapaexit(チピチピチャパチャパ)
「チピチピチャパチャパ♪」という曲とともに首を振る猫。Christellの楽曲『Dubidubiduexit』の一節。2023年後半にこの部分を使ったMAD動画が増加し、同年12月に猫の動画と組み合わさってさらに流行していった。
Happy Happy Happy Catexit(ハッピーハッピーハッピーキャット)
「ハッピーハッピーハッピー♪」という曲とともに飛び跳ねる子猫の動画。2015年にTwitter(現:X)に投稿されたな○じま(@1Nssu)氏のペットショップの猫の動画exitが初出。曲は以前からインターネットミームにされていた「My Happy Songexit」で、もとはYouTubeでアカウントSuper Single Songs – Kids Songsによって投稿された歌の一節exit。2023年3月にこれらがTikTokで組み合わせられ流行した。
行きつけのペットショップが今日で閉店…連れて帰りたい pic.twitter.com/NGF2U23fJM
— な○じま (@1Nssu) November 8, 2015
“Hey Hey You You” Cat Dancingexit(ヘイヘイユーユーキャットダンシング)
アヴリル・ラヴィーンの『Girlfriend』(ヘイ!ヘイ!ユー!ユー!)exitに合わせて人間に腕をつかまれ踊らされている、青い帽子の猫。2023年10月ごろTikTokで流行。
Huhcatexit(ハァキャット)
「Huh? Cat」とも。舌をベロベロしているヤギとそれに対して「はぁ?」という声でとぼける猫の映像。猫はBenChockyCatがTikTokに投稿した飼い猫のベンの動画exit、「はぁ?」はドラマ『Dr.House』の声exit、ヤギはYouTubeにJason Monk氏が投稿した動画exitから。2023年10月ごろTikTokで流行。
ニコニコで投稿されている「猫ミーム」動画10選紹介
猫という誰もが知っている素材を使っており、簡易的な編集でも作成できるためか、2024年1月末にYouTubeやニコニコ動画、X(旧:Twitter)等でも多く投稿されるようになった。
ここでは、ニコニコ動画に投稿されている「猫ミーム」動画のなかから人気のもの10個を紹介する。
【灰空ぺん】という個人vtuberの末路.meme #猫ミーム
(参考:猫ミームとは (ネコミームとは) [単語記事] – ニコニコ大百科)