シャクトリムシ型の「ゾイド」を自作してみた! 試行錯誤の末に完成した機体に「かっこいいなぁ!」「まぎれもなく帝国カラー!」の声
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『帝国ゾイドを作ろうとした結果』というユウタさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
「ゾイドです」「よし通れ」

投稿者のユウタさんは以前の動画で多脚歩行可能なマシンを作成しました。これによってユウタさんはタカラトミーから販売されている「ゾイド」が作れるのではないかと考え開発に着手しました。
※ゾイド
動物・恐竜などをモチーフとして、ゼンマイやモーターによって歩行や武器の稼働などのギミックを有する組み立て玩具(wikipediaより)


まずは手始めにゼンマイで簡単な物を作ります。それがコチラ。良くあるタイプの二足歩行メカです。
本題のゾイド開発で使う暗い赤色のフィラメントでテスト造形してみると、雰囲気は帝国のゾイドそのものです。

ここからは実際にゾイド制作に移ります。4足歩行の機構を設計するのですが、歩行メカはともかくゾイド的なデザインやディテールはとても大変な作業なので最大限に妥協して、まずは動くだけのものを目標にしました。


それがコチラ。あまりに前衛的なデザインに動画内では「石炭紀のゾイド」「サザエさんの頭見てぇだな」といったコメントが寄せられていました。
気を取り直して実際に動かしてみると「動きはギリギリでゾイド」とのことでした。

実は今回作りたいものは歩行ゾイドではなく、シャクトリムシ型のゾイドだったそうです。
このシャクトリムシ型をゼンマイ駆動で試作してみます。


中央ブロックからピンを突き出して前後のブロックが押されてシャクトリムシのような動きを再現しています。さらにワンウェイホイールを取り付けているので、胴体の伸縮を前に進む動きに変えています。
成功は成功なのですが、ぜんまいでは駆動に限界があるので、電動で作り直すことに。



ぜんまい駆動とは違い、かなりパワフルに動いています!

うまく動いたので、フレームの前後部分やワンウェイホイールを追加して再度動かしてみます。




見事、シャクトリムシの動きを再現したスムーズな動作が出来ています。

これらをベースに各部の最適化と外装の設計をしていきます。フレームを少し小型化、外装が重いと動かないのでシンプルな構造にしたそうです。
デザインはこだわると終わらないので、このあたりで妥協したそうです。
その後、パーツを出力してテスト走行。気になった部分を再度修正していきます。

ゾイドと言えば武装は欲しいので、簡単な機銃を追加。最後に目の部分を装飾すれば完成です。


完成したのがコチラ。パッと見た瞬間ゾイドだと分かる秀逸なデザイン、ワクワク感とカッコよさが合わさった絶妙な完成度となっています。そんな姿に動画内では「かっこいいなぁ!」「すごくそれっぽい!」「ファンネルついてそう」といったコメントが寄せられています。


ユウタさん曰く「動きはかなり狙い通りなのでうまくいって良かった。ただ、動きと見た目を行き来しながらの開発でやり直し作業がかなり発生してやることが多かった。けっこういけるだろうと始めたものの逆にゾイドの難しさを思い知りました」とのこと。
まだまだやり残したギミックなどの要素もあるそうなので、もしかしたら新たな展開があるかもしれません!
そんな帝国ゾイドの動く姿を映像で見たい方は、ぜひ動画をご視聴ください。
視聴者のコメント
これは・・・まぎれもなく帝国カラー!
そうかな、そうかも
ヘリック共和国のプロパガンダかな?
????「よしウルトラダッシュ載せよう!」
急に泣き出した空に声を上げていたあの頃
▼動画はこちらから視聴できます▼
『帝国ゾイドを作ろうとした結果』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44330289
―あわせて読みたい―
・「仮面ライダー」風のオリジナル変身ベルトを作ってみた! 愛飲しているラテを差し込むと光る!鳴る!DXな完成度
・オリジナルビーダマンを競技仕様の連射型にパワーアップ! 試行錯誤の末にたどり着いた強化パーツが生み出す軽快な連射を見よ!