復元中の「首里城」を見るため沖縄へ行ってきた! “実際の工事の様子”を見ることができる貴重な体験が興味深い
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『ずんだもんと見学する「火災後の首里城の現在」』というずんだハウスさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ここまで来たとは。。。。
首里城を見るため沖縄を訪れた投稿者のずんだハウスさん。現在の首里城は絵でした。首里城は2019年10月31日に発生した火災により消失しています。原因は今も不明のままです。
首里城の本格的な紹介の前にずんだハウスさんは首里城公園へ。観光しながら今の首里城の状況を見ていきます。
まずは「守礼門」を見学。2000円札にも描かれている守礼門は、琉球王国時代の1527年から1555年に建立されたと言われています。中国牌楼の流れを汲む建築様式のため、門でありながら扉が無いのが特徴です。
大きく装飾が細かくて美しい門だとずんだハウスさんは感じたとか。残念なのは建立当時の守礼門は戦争で失われ、現在あるのは復元されたものだという点だそうです。
お次は世界遺産として登録された「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」。ここは王家の礼拝所。門の奥の森が御嶽(うたき)と呼ばれる琉球信仰の聖域だったそうです。かつての森は現在より広かったと言われています。
他には時間を計るための漏刻門(ろうこくもん)や、王宮の飲み水として使われた龍樋(りゅうひ)などがあるそうです。
そうして首里城前の広場に到着。ここでチケットを購入し、首里城の復旧中の様子を見学します。
入場料400円を払うとまず出迎えてくれたのは首里城正殿と御庭(うなー)の復元イメージ。強力な風雨や台風が通過する沖縄での工事を進めるため、全体を覆った中で再建が行われているとのこと。この覆っている建物のことを「素屋根」と呼ぶそうです。
復元中の首里城の様子は、素屋根に設置された透明の窓からのぞく形で見ることができました。
木材に何やら各部位の名称が書き込まれていますね。
2階部分の工事の様子です。
大きくうねりのある正面部の屋根も。
上がって3階の屋根です。基本的な屋根の構造はほぼできている印象でした。これら正殿の屋根に使われる赤瓦の総数は6万枚にもなるそう。
使われている木材や建築の特徴や、当時各所がどのように使われていたかなどの説明パネルです。瓦の説明もこちらにありました。
古い装飾や建築材の一部です。これらの展示は実際に手で触ることができました。
最後は首里城周辺を見渡せる東のアザナからの景色をご紹介。街並みの向こうには海も見えます。首里城が復元した後にまたここに来て、どう風景が変わったか見てみたくなる場所でした。
ずんだハウスさんの旅の詳細、首里城の工事の様子や解説をもっと知りたくなったという方はどうぞ動画をご視聴ください。
視聴者のコメント
・沖縄の修学旅行で行ったわー
・え、もう5年も経つんですか
・2000円札が25年前という恐怖
・二次元首里城が見れるのは今だけ!
・沖縄行ったことないし来年行ってみるかな
・わかりやすく解説して下さりありがとうございます
・面白かった
▼動画はこちらから視聴できます▼
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