水陸両用の「ブルドーザー型ラジコン」を作ってみた! 美しい波紋を描きながら水中を自由に走り回る姿に「カッコイイ」「すごく興奮する」の声
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『改良型ラジコン水陸両用ブルドーザー「メカヤゴver2.0」』というルーフェさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
今回は以前製作したラジコン水陸両用ブルドーザー「メカヤゴ」をアップデートしました 新装備の開発や駆動系の大規模改修により、より実用的で楽しいラジコンになりましたね
ラジコン水陸両用ブルドーザー「メカヤゴ」の詳細はこちら⇒sm44470387
昨年末に、水中に落ちた部品を回収できて便利かもと「水陸両用ブルドーザー」のラジコンを作った投稿者のルーフェさん。長いアンテナと電装系の防水により水の底を自由に走ることに成功しました。しかし改良点をいくつも発見し、今回アップデートを決めたそうです。
まず最初に手を付けたのはアーム先端のフォークアタッチメント。すくって持ち上げる形では目標物がフワフワ浮いて運ぶのが難しいとのこと。
そこで新たに大型の保持用アタッチメント「クラブアーム」を制作。
上下の爪を持つクラブアーム。上の爪はボディに固定し、アームに接続した下の爪を動かすことで対象物をしっかり挟むようにしました。
次に改良したのが制御ユニット左右にあるサイドボディ。
以前は充填率100%ですごく重かったとのこと。また、固定用のネジが履帯裏にあり、メンテナンスがかなり面倒だったとか。さらに、何度も分解と組み立てをしているうちにナットを埋め込む穴が削れて空回りするようなったそうです。
対策として、新しいサイドボディはナットを圧入したチップを差し込んで固定するように。ナットをしっかり固定できるうえに、ダメになってもチップだけの交換で済むので楽です。
パーツの分割も見直し、ネジ1本でアームの軸受け部分を外せるようにしました。「長く遊ぶためにはメンテナンス性も重要ですからね」とルーフェさん。
続いて取り掛かったのは駆動系の改良。元ミニモーターではトルクが弱く、上陸がギリギリだったとか。そこで手始めにモーターをタミヤの130ノーマルモーターに交換。
モーターに合わせて、ユニットやギアボックスだけでなくモーターの回転を制御するESC部分も変えました。そうして動作テストはクリアしたものの、実際に走らせると数時間でモーターのブラシが摩耗して無くなることが発覚。
そこで銅ブラシのモーターから耐久性の高いカーボンブラシを使った低回転型130モーターに変更しました。これでモーターの交換を抑えることができます。今回の改良では駆動系が一番苦労したとルーフェさん。
最後に履帯を交換して作業が終了。
アップデートした水陸両用ラジコンブルドーザー「メカヤゴ ver2.0」の完成です。
駆動系のアップデートにより、地上でもスピードが出るようになりました。
水中での走行もスムーズ。モーターのトルクが強くなったことで、水中でのスピードも少し速くなっています。
まだ若干重たい感じはあるものの、上陸時もしっかり登れるようになりました。
新装備クラブアームもしっかり機能。ターゲットをスムーズにつかみ上げます。
つかんだ状態で走ることも可能です。
車載カメラの映像でも安定感を披露。
見た目と機能性が両立したアタッチメントに仕上がり、ルーフェさんも大満足だそうです。
水陸両用ラジコンの改良、実際の走行といずれも見応えある動画です。ぜひご視聴ください。実際の走行では水中に潜る瞬間の泡を引く様子、水中走行で広がる美しい波紋、車載カメラから見える上陸時の青空など見ていて楽しいシーンがいくつも登場します。
視聴者のコメント
・潜るとき泡を引くのカッコイイ
・ここすっごい興奮する
・めっちゃ産業機器っぽくて好き
・発想がプロ御用達のそれ
・良いものを作られましたな
・今回も面白かった
▼動画はこちらから視聴できます▼
『改良型ラジコン水陸両用ブルドーザー「メカヤゴver2.0」』
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