8つのモーターで疾走する「V8ミニ四駆」を作ってみた! 上下に動くモーターとバッテリーで着地の衝撃を吸収、オリジナル機体で3連続ジャンプに挑む
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『倒立V8モーター四駆「Λ-8」』というアズパカさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
(倒立)V8を讃えよ!
投稿者のアズパカさんは、ミニ四駆を中心に自作のマシンやガジェットを制作する動画を投稿しています。
今回の動画では、「ルール無用3連LCJタイムアタック」に挑むオリジナルのマシンを制作します。
「ルール無用3連LCJタイムアタック」はジャパンカップジュニアサーキット(通称:JCJC)のレーンチェンジ部分を取り外してジャンプ台とし、外周だけを3周してタイムを競うアズパカさん考案の競技です。
制作にあたって注目したのが「マスダンパー」と呼ばれるパーツです。

上下に自由に動くおもりを付けることで、着地の衝撃をおもりに吸収させるというのが「マスダンパー」の効果だそうです。
おもりが軽すぎると衝撃を吸収しきれないのですが、重すぎればスピードが犠牲になってしまいます。

そこでアズパカさんは、必要なパーツであり重量もある「電池とモーターをマスダンパーにすれば良いのでは?」と閃きました。

ということで、モーターが上下に動くマシンを設計します。
使用するモーターは8個です。

電池もモーターと共に動くようにシャーシを設計。

バンパーなども取り付けて設計完了です。

パーツを3Dプリンターで出力し、パーツを組み立てます。

動作を確認すると、設計通りモーターと電池が入ったボックス部分が上下に動きます。

さらに、ローラーは斜めの角度がついた製品にしてジャンプ後、コースに戻りやすいようにセッティングしました。

試験走行の結果、狙い通り着地の衝撃を吸収できているようです。

さらなるスピードアップのため、電池をよりハイパワーなバッテリーに交換します。

バッテリー交換後のタイムは4秒23。
安定した着地で良好なタイムが出たようです。

しかし、これ以上パワーを出すとコースから飛び出してしまいそうとのことで、記録更新には新たなギミックが必要とのこと。

力強いオリジナルミニ四駆の動画でした。
興味がわいた方は、ぜひ下記のリンクから動画でもお楽しみください。
視聴者のコメント
錘のマス(質量)を利用したダンパー(制振装置)だからマスダンパー
どうせ死重ならせいぜい活用してやろうという発想
モーターと電池くんウッキウキで草
▼動画はこちらから視聴できます▼
『倒立V8モーター四駆「Λ-8」』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44420818
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