パワハラ、セクハラ、賃金未払い…、『水戸ご当地アイドル(仮)』うめさん脱退騒動に吉田豪・ロマン優光らが言及「悪夢のような人質商売」
11月2日、『水戸ご当地アイドル(仮)』のうめさんが、ラストライブを前に所属グループを脱退することを、自身のTwitterにて報告。
彼女のTwitterには、グループ脱退理由について、「未成年にもかかわらず飲酒の強要、セクハラ、パワハラ、賃金未払い、脱税の疑いがあった」と綴られていました(ツイートは削除済み)。
これを受けて、『タブーなワイドショー』では、吉田豪氏と久田将義氏が、ゲストにロマン優光氏を迎え、この件について議論。ロマン優光氏は、今回の件について「悪夢のような人質商売だ」と、恐々と語りました。
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縛り付けを迫る事務所と、“対抗する術”を身に付け始めるアイドル達
優光:
働かされている方が、みんな知恵がついてきたんですよ。ようやく横槍を突いてきた。
吉田:
これは訴えてもいいんじゃないか。
優光:
何年契約だから、もう「他で働いたら殺すぞ」みたいなのは無効だとわかりだしたんですよ。
吉田:
2年契約ね。
優光:
デートピア【※】に、ついに司法の手が入ったね。
※株式会社デートピア(D-topia inc.)
携帯音楽・広告配信・タレントマネージメント・スタジオ運営等の事業を行う、新興エンターテイメント企業。
吉田:
僕らもデートピアにもやもやしていたのが長かったので。
優光:
『きゅい~ん’ズ』はまだデートピアだったんだ。
吉田:
『デートピア』という事務所についてわかりやすく説明すると、Perfumeが売れたときに、便乗したテクノアイドルのようなものを次々とデビューさせるという手法をとっていた。
“何かが流行ると何かに乗っかってくる”ことでおなじみの事務所なんですよ。
そして、曲自体は悪くないのですが、所属の女の子の扱いとかがあまりにも雑なので、もやもやする部分が常にあった。
優光:
女の子も割と良い子をセレクトするんですよ。そして、あからさまに搾取しているけれども、曲がいいという。
吉田:
それで精神病んでいっているようなことをそのまま歌詞にすることもあるんですよ。「私はただのプラスチックドール」みたいな感じで。
感情がない、追い込まれている、というのが伝わる。
優光:
悪夢のような人質商売ですよね。しかも、曲が良いことがあるから余計悪いんですよ。
吉田:
パクリのスキルがすごく高いんですよ。
『アイラミツキ』という子が辞めるラストライブの時のエピソードがありまして。
吉田:
その時に、お母さんが会場に来ていて、その前からブログなどで「精神的な状態や悩みを、すべてをラストライブでぶちまけます」くらいに書いていたのが、言わないで終わりそうになったんです。
その時に、お母さんが「このままでいいの」という感じで、何でも訴えるような会社だけど、全部言っちゃいなよ、と踏み込んできたというエピソードがあって。
優光:
本当に、家族一丸となって戦っていたんだなと。
吉田:
実は、辞めた子たちは、家族と一丸になって裁判しているとか、いろいろやっているんですよ。
久田:
すごいね。
吉田:
また、別の女の子は辞めるときに、辞めると言えなかったんですよ。言ってはいけないと言われていて。なぜなら、辞めると言ったら、CDショップにおいてある在庫が返品されてしまうから。
それは困るので、「お前はラストライブだが、辞めると言うな。ブログとかにも書くな」と言われ、お別れも何も言えないまま、最後のライブを終わらせられる。
そして、ブログも更新がなくなって、故郷に帰るという。ありえないじゃないですか。そういうことをしていた会社なんです。
優光:
『ICTラブリ~ず!!』も酷かったじゃないですか。
吉田:
あそこのメンバーの子だと思うんですけれども、Twitterで裁判しているというのを聞いて、「私たちの頃はそれができなかった」と。
「何が正しいのかもわからなかったから、声を上げてくれてすごく嬉しい」というようなことを書いていたんです。
優光:
変わってきているんだね。あそこのトップオタの子、知り合いだったから、本当にかわいそうだったな。