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【ザ・新興宗教】セックス教団でも「コミュ力」は必須スキル。宇宙人が教祖の団体「ラエリアンムーブメント」に迫る

 潜入ライター・ニポポ氏@tongarikids)のニコ生公式放送「ザ・新興宗教ほんとにあった尊い話」が放送されました。第三弾となる今回の放送では、“償いセックス”“ワンコイン修行体験”に続き、新たなる教団「ラエリアンムーブメント」のお話。

 いわゆる“セックス教団”としても知られているこの団体ですが、その活動の内実とはどんなものなのか――セックス教団と聞くと“いつでもどこでも誰とでも”のような印象を受けますが、「そうでは断じてない」と語るニポポ氏。
 一方で、行くところに行けば“いつでもどこでも誰とでも”な場所もあるようで……。そんな場所探しのヒント(?)まで教えてくれました。

ラエリアンムーブメント会員によるイベントの様子。“セックス教団”のイメージが先行してしまいがちだが、このような活き活きとした活動があることも忘れてはいけない。
(画像は日本ラエリアンムーブメント公式サイトより。一部モザイク処理をかけています)

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ラエリアンムーブメントとは?

ニポポ:
 「ラエリアンムーブメント」はね、そうそうUFO。大丈夫なのかって話だよね。そう、「ラエリアン」は、セックス教団と言われている。「ザイン」【※】と同じく。

※ザイン
その活動は多岐にわたるも、「セックス教団」のイメージで世間に印象付けられている団体。霊能力・超能力関連のビジネス、及び物品の販売が主な活動内容とされているが、未だ謎の多い団体であることは間違いない。

 で、この宗教というものに「居場所がないから行くんだ」という話をしたかと思うんですけど、「居場所がないからたどり着いた」という人、あと、親がやっているとか、その親を悲しませないためにやっているというのが、今すごく多いのね。

 そして、これと同じく多いのが、自分の性欲を抑えられなくて、それを抑制したいとか、逆に解放したい、というような思いで宗教に入るという方が意外といらっしゃる。思っている以上に多く。
 それが、解放の方向に進んでいったのが、「ラエリアン」であるのかなと。

 あるフランスのジャーナリストが、車を運転中にいきなり「火山を見たいな」って思ったようで。ツカツカって山を歩いていたら、UFOがボコッと降りてきて、フワーっと止まったんです。
 で、そこから宇宙人がスーっと階段で降りてきたらしいんですね。UFOが、ガーっと来てさ。階段なんだって。ツカツカツカってね。子どもみたいな、背の低い宇宙人が出てきて、で、その宇宙人くんが「君にね。話に来たんだよ。遠くから来たんだよ」って、やってきて。

ニポポ氏

ニポポ:
 「みんなは、自分のことを神様神様って言うけど、そうじゃない。神様じゃないんだ。でも、創造主ではあるよ。この生命体を地球に作ったのは、ぼくらなんだよ。2万5千年前にちょっと来たんだけどさ」ということで。

 生命体の創造主ではあるけど、神じゃない。ここが時代とシンクロしはじめて、というのが無神教……いわゆる「神様なんていないよ」という人々。宗教的なものに対するアレルギーを発症している日本とは、すごくマッチング要素が高い。

 さらに言うと、「神様はいません。科学的に創造されたのが、生命体です」と。そして、労働からの解放、資本からの解放。いつ何時でも、好きなことをやろうよ、という考え方。これが、いわゆるフリーセックスであったり、セックス教団って言われる所以なんですね。
 「よし、家来いよ! セックスできるよ!」って、言っているわけではないんだよ。「抑えることなく、好きなことを好きなタイミングでやろうよ。働かなくてもいいじゃん。みんなで共同体だよ」という思想なんですよね。(視聴者コメントを見ながら)そう、楽園主義っていうんですかね。それが彼らの掲げているものなんだと。

結局セックスにはコミュ力が必要だった

 じゃあ、ちょっと資料をね。まず、「ラエリアンムーブメント」のマークなんですけれども、ここからちょっと、マズいんですよね。

ラエリアンムーブメントのマーク

ニポポ:
 これね(笑)。はい。この、いわゆるユダヤの方々のマークと、それに相対する、ナチスドイツの鍵十字を大胆に組み合わせるという。結構まずい感じでやっているんですよ。

 じゃあ、彼らがいったいどんな活動を繰り広げてきたのかと。最近だったら、渋谷の駅前とかに最近、すごい「ラエリアン」の方々がいたりね。
 たまにさ、「フリーハグでーす!」とかやっていたりするじゃん? それが結構「ラエリアン」の人だったり、あとは、最近ハロウィンが話題じゃん? 仮装。ハロウィンで宇宙人コスプレとかやっているのが、彼らだったりとかする。
 あとは、「どこの民族だよ」ってところでさ、女性器の敏感な部分をカットしちゃうっていう、女性の割礼が行われている部族あるんだよね。それに対して「女性器を割礼するのはやめろー! まもれー!」という活動をなぜか渋谷でやっていたり

 そんな「ラエリアン」の方々が、集団生活をしながら、好きなときにね。もちろん避妊具を装着してからのタイミングでの性行為なんですけれど。
 ただやっぱり、集団生活であるとはいえ、別に「ラエリアン」さんも、フリーセックスです! って言っているわけではないんですよ。

 なので、「よっしゃ、ここに入れば俺もあんな美女たちと……!」って、感じで行ったら大間違いで。ちなみに結構可愛い娘がいるんですよ。外国の方とか多いのね。
 でもそこはやっぱりコミュニケーションで。意思疎通があって、お互い打ち解けて、じゃあ今のタイミングで行こうよ、みたいな。それで向こうも「いいね」みたいになればいけるよって、だけであってさ。そういうことが言いやすい場ではあるよっていうことで。
 いいよいいよってなったら、そこで始めちゃってもいいし。人目に付くのは……っていうんだったら違う所でやったりとかね。

 それで、あっちの部屋でもこっちの部屋でも、ということはあるらしいんですけども、あくまでも自由恋愛の延長なので、誰しも行った人が順番でさせてもらうとか、そういうものではない。自分にコミュニケーション能力がないと思ったら、ちょっとそこは難しいんだよ、っていうことなんです。

ニポポ:
 そのセックス教団と言われて、本当にセックスを売りにしてるのっていうのは、もう「リトル・ペブル」くらいだから(笑)。それにしても、その教祖と信者の、一部信者の“償いのセックス”であったり、儀式のひとつだから。ここに入れば、性が解放されて自分も“いい思い”が出来るっていうのは、僕が知っている限り、宗教団体としてはないんじゃないかな、と思っています。

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ニポポ:
 だけどね宗教団体っていうものでなければ、「ここにさえ行けば」っていうのはね、取材の過程で、何個か心当たりはあるよ。僕が実際参加するようなタイプの人間じゃないんで、「じゃあお願いします」ということで行ったことはないけれども。ここに入りさえすれば、こういうまぐわいの仲間に……(コメントを見ながら)「それ詳しく」って(笑)。

 ここは公式放送だしさ、あんまり詳しく語れないんだけれども(笑)。宗教団体の皮も被ってない、思わぬ「えっ? こんなところがまさか、フリーセックスの場になってたの?」っていうようなところなんですよ。

 だからそこに、もしあなたが足を踏み入れて、そのスペースで「ああ、これすごいな、これすごいなあ」なんて思ったとします。そこでオーナーさんに「これこうなんですか?」って色々楽しい会話をしていたら、「ああ君もしよかったら、今度来る?」なんて誘われるのが、もしかしたら鍵かもしれないよね、というような入り口が、人生には実は、あっちゃこっちゃに隠されているかもしれないんだよ(笑)。

ニポポ:
 でも本当にさ、ここに来てくれてる人達は本当に嬉しいんだけどさ、実際自分いろんな所を探検してみたり、冒険してみたりして得られる情報って、素晴らしい糧にね、なるかと思うんでね。
 僕と同じルートを回ったとしたっても、感じることは違うし、見るものも違うし。やっぱりその一緒に行った人の意見って勉強になるし、「ああそんな目で見ていたんだ」っていうことにもなるし。

 海外に行ったら世界が変わるよーなんて、言う人もいますけどね、国内に秘境ってまだまだあるからね(笑)。
 よかったらですね、8個目のドラゴンボールを探しにね、ちょっとアクションしてみるっていうのも、ひとつありなんじゃないかなと思います。

エロヒム登場

ニポポ:
 資料って今何個見せましたっけ? 1個だけ? あ、ホント? じゃあ次のも出してみましょうか。

エロヒムのご尊顔

ニポポ:
 うん、そう。これがエロヒム。ね、後ろに階段出ているでしょ?背、ちっちゃいらしいです、エロヒム。なんかこれあれなんですよね、L’Arc-en-Cielにいそうな感じがしなくもないですけれども(笑)。

 で、この「エロヒム」というのが、一応キーワードで。エロヒムって複数形なんですよ。要は宇宙人、「星から来た人」っていう意味……だったかな、という感じの複数形で、「星から来た人々」か、「天空から来た人々」みたいなことなんですよね。

 これが複数形じゃない単数形だと、エロヒムじゃなくてエロハ。神様ひとりじゃないんだよってことね。

 この人、じゃあなんで地球来たのよって話しなんですけども。要は彼等の惑星で、DNAを創造していって、合成配合して生物を作るのがメッチャクチャ流行ってたんだって(笑)

 で、それをやっていたらさ、事故っちゃったんだって。事故っちゃったもんで、世論として「ハイ! 禁止!」になっちゃったんですよ。そして「だったらいいさ、俺たち研究者は他の惑星でやりますから」って。

研究者A:
 生命を上手いこと作るのに丁度いい惑星ないかな。あ、地球見っけた! ここにしようよ!

研究者B:
 あ、海、空しかねえじゃん。

研究者C:
 じゃあここ大地作ってさ、生命体をドンドン創ろうよ。

ニポポ:
 って生命体をドンドン創っていくうちに、「やっぱし生命づくり、面白いわ。これなんか全部芸術だよ!」っていって。そうなったら「これ、そろそろ俺達と似たようなのを創ろう」「いや、それヤバいだろう」とかいう話になって、ドンドン人間みたいなのを創っていった、っていうのがまあこの地球が出来た流れなんですよ。

 なので、「神様がどうこうとかじゃなくて、我々が科学的に創った生命体なので、それを君たちみんなに伝えてよ」「よかったら、僕らが自由に君たちと交流するために、大使館つくってくんない? エロヒム大使館」「いいじゃん、それ。それあそこに創って欲しいんだ。エルサレムに」「ああそこー?」みたいなね(笑)。

ニポポ:
 という感じで言ってらっしゃるんですね、エロヒム。で、そのエロヒムの言葉を託されたのが、まあ過去にはイエス・キリストであり、ブッダであり、ムハンマドであるんだよ、と。「彼等は私たちのメッセンジャーであって、我々を神だとちょっと勘違いしていたんだ」というのが「ラエリアンムーブメント」の訴えという。だから無神教なんですよ。そういった教えでやってらっしゃいますね。

 (コメントを読みながら)そうなんだよね、ブッダそんな話、してねえっていうね(笑)。ちょっとまあ、無茶があったっていいじゃない(笑)? というような感じでね。やってくれておるわけでございます。

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