怪人「ガチャはクソ」と言い放つ。『魔界ガチャは今日も渋い』のソシャゲあるあるネタのわかりみがすごい
皆さんは“リセマラ”という言葉をご存じだろうか?
これはスマホゲーム(ソシャゲ)でよく用いられる用語で、ゲーム序盤の無料ガチャにて、高レアキャラを引き当てるまでリセットを繰り返す“リセットマラソン”の略称だ。
急にこんな話をし始めたのにはわけがある。どうやらこのリセマラという単語、魔界を治める怪人たちにも浸透しているらしい。
今回は、そんなスマホゲームに通ずる要素が多数登場する『魔界ガチャは今日も渋い』(作者:はころく氏)を紹介していく。
魔王様、地球侵略に動き出す
魔界で暮らす怪人たちは、過度な人口増加に悩まされた結果、地球への移住……と言う名の地球侵略を決行。この侵略を指揮するのが“魔王様(四代目)”だ。
魔王様は“魔界ガチャ”と呼ばれるゲートを使い、地球侵略のための同胞を集めることに。
なお、魔界ガチャの起動には恐怖石を要するらしいが、1日1回無償で起動できたり、最初の1回は何度もやり直せたりするらしい……スマホゲームのガチャと瓜二つだ。
魔王様、リセマラ地獄にはまる
ということで、さっそく魔界ガチャで4種類あるランクの中でも最高ランク“UR”の怪人を呼び寄せようとする魔王様。その結果は……。
まぁ、1発では来ないですよね(汗)。
この後、気を取り直して魔界ガチャのリセマラを続ける魔王様。その数なんと約200回! しかし結果は低ランクの怪人や怪人ですらないものばかり。
魔界ガチャのリセマラ地獄にはまり続けてきた魔王様、ついに心が折れかけて「よし、次で終わりにしよう」と宣言してしまう。しかし、次の瞬間……。
ついに最高ランクであるURの怪人が登場。しかし、URの怪人が美少女とは……これまたスマホゲームあるあるだ。
怪人が被り、気まずい空気に
URのバニー怪人に大喜びの魔王様は、さっそく意気込んで契約のような発言を行う。だが……。
引き当てたバニー怪人はめんどくさがりだったようで、魔王様の話をちっとも聞こうとしない。この態度に怒鳴りつけ、あげくリセット宣言を行おうとする魔王様。
しかし、ひと息ついて「まだ認められていないだけでは?」と勘付いた魔王様はバニー怪人へと歩み寄ることに。
お互いの名前も知り、侵略への第一歩を踏み出した魔王様。そんなタイミングで基地内に鐘が鳴り響き、侵略生活2日目を迎える魔王様。
2日目ということは魔界ガチャも1日1回の無償分がリセットされたということ。そこでしがらみがなくなった魔王様はガチャを行うことに。結果は……。
最初に引き当て、速攻でリセットした怪人を再度引き当ててしまい、微妙に気まずい空気となるのだった……。
ちなみに怪人視点からも「ガチャはクソ」らしい。
そんな『魔界ガチャは今日も渋い』だが、単行本1巻が2018年2月22日に発売される。スマホゲーム好きなら思わず「あ~」となるネタも多いので、気になった方は本作をお手に取ってみてはいかがだろうか?
(画像はニコニコ漫画『魔界ガチャは今日も渋い』より)
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