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初心者はスマホでOK、上級者は一眼レフで。投稿歴9年の料理動画投稿者が撮り方やおすすめ機材を解説

 ニコニコ動画のサービス開始当時から根強い人気を誇る料理動画。ガチな料理から面白系の料理までさまざまな動画が日々投稿されている。

 3月1日にニコニコ本社で公開生放送された「こんな簡単に作れちゃうの?!ネットで話題の料理を作ってみた」では、料理動画投稿者のSEAKさんとりっぴぃさん仕掛人さんの3人が出演。

 その中でも2009年からニコニコ動画で料理動画を投稿をしているSEAKさんが、初心者向け&上級者向けに料理動画の収録方法やおすすめの機材紹介などを解説した。

左から、SEAKさん、仕掛人さん、とりっぴぃさん

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料理動画の種類はさまざま

 SEAKさんによると、ニコニコ動画には料理タグがつけられている動画は7万以上あり、料理動画と言っても種類はさまざま。

 今回、SEAKさんが解説するのは「静止画&動画で作る動画(初心者向け)」と、「高画質&高音質な動画(上級者向け)」の2つ。

初心者でも簡単! 静止画を活用した動画作成

 SEAKさんが最初に解説したのは、初心者向けの動画作成方法。全編を動画で撮影するのではなく、工程ごとに写真を撮って、それらをスライドショーのように繋げて動画にするという手法。

 必要な機材はスマートフォン、三脚、パソコン、編集ソフト。料理中には両手がふさがってしまうことが多いため、三脚があると便利だという。

 仕掛人さんは現在もiPhoneで料理動画を撮影していて「意外とそこらへんのデジカメよりも画質がいい」と、とりっぴぃさんも最初の料理動画はiPhoneで撮影したということなので、これなら動画投稿初心者でも気軽に真似できそうである。

 編集ソフトに関しては、仕掛人さんはAdobe PremiereやVEGAS(ともに有料ソフト)を使用、とりっぴぃさんも有料ソフトを使用しているという。ただし、必ずしも有料の編集ソフトを購入する必要はなく、とりっぴぃさんは「AviUtlという無料の動画編集ソフトがあります。動画投稿者はだいたい最初にこれを使います」と提案。

 静止画や動画の撮影が終わったら編集ソフトで編集。編集が完了したら動画を書き出してニコニコ動画などに投稿すればOK!

 実際に静止画として撮影してスライドショー形式で並べたのがこちら。

上級者向け! 高画質&高音質なガチの動画作成

 SEAKさんが次の解説したのは上級者向けの動画作成方法。機材は一気にグレードアップし、一眼レフカメラ、ガンマイク、三脚、照明機材などを使用。先ほど紹介した初心者向け動画よりももちろん高画質・高音質になる。

 一眼レフカメラ&単焦点レンズを使用することで背景をぼかした映像が撮れ、ガンマイクを使用することで目の前の音だけ録音できるようになる。

 SEAKさんがおすすめするカメラはSONYのα7、α6500、PanasonicのLUMIX GH5。レンズは100mm前後の単焦点レンズ。ガンマイクはRODEのVideoMic GO。三脚、照明に関してはおすすめの製品はなかった。

 上記の機材で撮影した写真(映像)も紹介された。画面の中心にピントがあっており、手前と奥がぼけている。

Log撮影

 SEAKさんはさらに上級者向けにLogでの撮影方法を紹介。「(Logで撮影すると)撮影する段階では灰色の動画になるんですけど、編集ソフトで補正をかけるともっときれいな色に戻る」という。

半分より右側がLogで撮影した無編集の映像。左側はLogで撮影し、編集ソフトで補正をした映像

まとめ

 SEAKさんは解説のまとめとして、「スマホでも動画は作れる」「質を求めるなら一眼レフ&ガンマイク」「上級者はLog撮影をにチャレンジ!」という3点を挙げた。 

 仕掛人さんととりっぴぃさんも「ためになった!」という今回の料理動画講座。SEAKさんは「みなさんもこちら側に来てください(料理動画投稿者になってください)」「一回動画投稿しちゃえばガクッとハードルが下がって、気軽にできるようになる」と語った。

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