発売間近『進撃の巨人』最新刊表紙に隠されたメッセージを公開「最終回が近そう」「駆逐の果ての顔か」
講談社の編集担当者が「別冊少年マガジン」をさらに楽しむために見どころを読者へ届けるニコ生番組「別ナマseason3」。
今回は4月9日に発売になる『進撃の巨人』単行本第25巻の表紙デザインを担当した、デザイナーの下山隆さんがゲストで登場しました。下山さんは別冊少年マガジン編集部のフジカワさんに、第25巻のデザインについて、作者の諫山創(いさやまはじめ)先生の意向が反映されていると明かしました。
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裏表紙に急遽エレンを入れたのは諫山先生の意向
フジカワ:
4月上旬に発売が迫る『進撃の巨人』25巻の単行本の表紙デザインを下山さんが担当されました。
単行本の表紙は確かAmazonでアップされていましたよね。こちらにご用意いただいております。これが『進撃の巨人』4月発売25巻の表紙でございます。
フジカワ:
僕は24巻のデザインをちょっと覚えていないのですが、これ(裏表紙のデザイン)はどこからでしたっけ?
下山:
これは今回からですね。
フジカワ:
あ、やっぱりそうですよね。今回はデザインされる時に、どういう順番でやられたんですか。
下山:
表紙、背をやって裏側に取り掛かって……最初は普通だったのですが、編集者さんから連絡があって、「諫山さんから、エレンも内容にだいぶ深くかかわってくるので対峙させたい」と。ということで、急遽エレンを入れることになったんですね。
フジカワ:
諫山先生の意向で対峙させたいと。
下山:
そうですね。
フジカワ:
今までは調査兵団のバックからのショットが並んでいたわけですけれども、今回は対立の構造にすると。
「誰が善で誰が悪なのかがわからない。それを表したいということなんだろうなと」
下山:
正直、最近読むのが辛いんです。ずっとエレンが死んだ魚のような目というか、覇気がない感じなので、あまりネタバレにならないようにしますが、誰が善で誰が悪なのかが、わからなくなっている。それを表したいということなんだろうなと思って。
フジカワ:
そうですね。ここ最近の、特にライナーの描写なんかを見ていると、「辛い!」っていう気持ちになりますよね。
下山:
見方によっては、この子供たちからしたらエレンが悪魔のようになってしまっていますしね。そういうのを表現したいというのがありました。僕もディレクションはしていますが、うちのスタッフが頑張ってデザインをして、実作業はそのスタッフがやってくれたので、いろいろと時間をかけて丁寧にやっていましたね。
フジカワ:
25巻で一番大きいところで言うと、裏表紙のカットの変更というところが。
下山:
大きかったですね。確か、ギリギリだったんじゃないかな。急にそういう連絡が来たので。
フジカワ:
下山さんサイドとしては24巻と同じような感じでいくと思っていたということなんですね。
下山:
はい。本当に今回は買っていただくと、こういうことだというのが伝わってくると思います。
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