自殺したアイドルの母が明かす芸能事務所のメールが酷すぎる「お前の感想はいらん」「考えて物を言え」
今回の事件はまだ氷山の一角なのか? 元AKB48が語る学業とアイドルの両立の難しさ
スズキ:
戸島さん自身はどう? 学校とアイドルの両立ってすごく大変なんでしょう。
戸島:
私は高校2年生の時にAKB48に入って……という感じだったんですけれど、中高一貫の進学校に通っていたので、毎日レッスンがあって公演があってとなると、学校側が「もう辞めてください」ってなって、親に通わせてもらってる学校だしっていうので、週末とかに親が学校に呼ばれるんですよ。「花さんの成績じゃ……」って。
親が苦しんでるところを……。応援してあげたいけれど、苦しんで泣いている姿を見て、でも学校側の言い分も分かるし、自分のやりたいことと、アイドルと学業。自分がどちらかを諦められればいいんだけれど、諦められないじゃないですか。そうなった時は苦しかったですね。
私は高校2年、3年だけだったので、大学に行かない選択とかありましたけれど、まだ16歳だと……。
スズキ:
AKB48もそうだと思うんだけれど、学校に行きながらアイドルをやるっていう活動は地方ではまたちょっと違うのがある。芸能のプロがやっている会社じゃないんですよ。ここの会社自体はもともと農業生産法人とかそっちの会社なので、アイドルは今回はじめて。
戸島:
まったくゼロだったんですか?
スズキ:
そうらしいんですよ。
弟子ハル二号:
多くの芸能事務所は労働基準法に則って、夜22時から翌5時まで出演することは配慮している動きはあるじゃないですか。
戸島:
そういうのはなかった?
弟子ハル二号:
「学業に支障をきたさないよう」にということは、契約書に明記されているんですね。
戸島:
ただそこは……。
弟子ハル二号:
守っているようには見えない。
スズキ:
本人たちは「守っている」って言うだろうし、難しいよね。ここだけじゃなくて、いろいろなアイドル取材をして、辞める、辞めない問題って結構若いアイドルの方にあって、それこそ昔、「仮面女子」を取材したんですけれど、あの時も辞める時に違約金というのを言われていた女性がいて、それを取材して話を聞いたんだよね。
他にも同じような地下アイドルとかでも、辞める、辞めないで社長、事務所と揉めていると。萌景さんは亡くなるちょっと前に社長と東京に一緒に行ったと。将来の話もしたりとか、そういう話は結構していて、だからいい関係だったんだという話をしていた。
「社長すいません、じゃなんで亡くなったと思うんですか?」と問い詰めたんですね。だけどそこに対しては答えが曖昧というか、すり替わるというか「僕も守りきれませんでした」という言い方だったんだよね。
多感な時期だから、いろいろな大人がちゃんと見てあげなければいけないのがアイドルなのかなと僕は思うんですよ。
アイドルは無数に増えちゃっていて、みんな安易に運営側が「自分でアイドル作ります」って言って、自分たちの利益だけで考えちゃったりとか、芸能界の常識とかを分からない人たちが作っているアイドルの数が溢れちゃっていると思うんだよね。
同時に、アイドルというのが彼女たちにとって拠り所であったりとか、アイドルをやっていることで、ひとつ何か救われているものがあるというのは事実。どっちもあると思うんだけれど、こういう問題っていうのはまだまだあると思うので、今回は亡くなってしまったというケースなんですけど、他にも取り上げていかなきゃいけないのかな、と思っています。
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