「みんなで平等に貧しくなろう」上野千鶴子の発言に反論。「なんで付き合わなきゃいけないの?」「上野さんは財を持っている側なんですよ」
中日新聞の連載企画『この国のかたち』に掲載された、社会学者の上野千鶴子氏による「平等に貧しくなろう」発言が物議を醸している。
3月6日配信の『ニコ論壇時評』では、小飼弾氏と山路達也氏がこの問題について言及。「みんなで平等に貧しく」発言に対し、「なんで付き合わなきゃいけないの?」と反論した。
貧しくなりたかったら、貧しくなってください
山路:
ちょっと前になるんですが、社会学者の上野千鶴子さんが、みんなで貧しく。これからの日本というのは、移民を受け入れることもできなさそうだし、人口の自然増も見込めないと。だったら、みんなで平等に貧しくなろうというふうに発言して。
小飼:
じゃあ、あなたが貧しくなりたかったら、ドンドン貧しくなってください。なんで僕が付き合わなきゃいけないの?
平等に貧しくなってないから、こういうことが言えるんですよ。誰かが割を食っているから、こういうことが言えるんです。
山路:
つまり、上野千鶴子さんはある意味、恵まれている状況にあるという。
小飼:
もし、それをまともに受けるのであれば、上野千鶴子さんは、持っている側なんですよ。だから、みんなで貧しくというのであれば、私財を投げ打つ方の立場なんですよ。
山路:
そうですよね。では、この上野千鶴子さんの発言の中で「人口が増えなかったら、豊かにはなれない」という趣旨のことを彼女は言っているわけですけれども、それに関しては、どう思われます? これから人口減の日本で。
小飼:
人口が減ること自体は、20世紀の人であればよくやったっていう案件ですよ。増えすぎて困るようになるんじゃない? って、昔から言っていたんですから。
山路:
常に人口の伸びというのは、予測を下回っている。じゃあ、それ自体は、人口が減ること自体は弾さん的には、あまり悲観しなくてもいいと、思っています?。
小飼:
はい。そのこと自体は。