話題の記事

なぜアフリカの人口が20年で2倍に? で巻き起こる人口爆発について解説

 今回紹介する動画のは、アフリカ推しの魔理沙さんが投稿した『20年で人口が2倍に?アフリカで巻き起こる人口爆発【ゆっくり解説】』。
 ここ20年でアフリカの人口が急激に増えた理由について、音声読み上げソフトを使用してを詳しく解説しています。


魔理沙:
 今回はアフリカで巻き起こる人口爆発。これについて話していこうと思うのゼ。

霊夢:
 人口爆発というと、なんとなくアジアのイメージだったけどアフリカでも起きてるんすか。気になるわ、さっそく解説お願いします。

魔理沙:
 アフリカの人口はかつての奴隷貿易の影響、そして植民地時代も武力衝突などで少ないままだった。1950年のアフリカ人口は2億3000万人で、世界人口の7%に過ぎなかったんだ。

 しかし、1980年代から話は変わる。この時期にアフリカでは人口の平均増加率が年3%にまで上がり、増加率のピークを迎えたんだ。

霊夢:
 3%って聞くとあまりすごく感じないんだけど、どれくらいすごいの?

魔理沙:
 20年でその総人口が2倍になるぜ。

霊夢:
 あ、とんでもないわ。

魔理沙:
 それ以降はゆっくり減少に転じてはいるが、未だ人口増加率は2.35%と高水準を保ち安定しているんだ。ちなみに、日本の人口増加率は、-0.5パーセントだぜ。

霊夢::
 かなしい。

魔理沙:
 しかし中国語0.1%インドは0.8%、インドネシアが0.7%、ベトナムが0.8%で、タイが0.2%と、アジアの国の人口増加率が落ち込む中、いまだアフリカの多くの国が人口増加率を高く保ち続けていて、これからも人が増加していくことが予想されているんだ。

 2050年には人口は25億人にまで膨らむとも言われているぜ。

霊夢:
 そう考えるとすごいわね。まさに人口爆発ね。

魔理沙:
 こうして現在、アフリカの人口は14億802万人にまで膨らみ、世界人口の約18%を占めているんだ。

霊夢:
 1950年の人口が2億3000万人だったのに、今や7倍か、すごいわね。ちなみになんでここまで爆発的な人口増加を維持し続けているの?

■多産少死とは?

魔理沙:
 それは今のアフリカが多産少死の状態だからだ。人口転換過程には、「多産多死→多産少死→少産少死」とこのような段階があるんだ。

霊夢:
 日本みたいな先進国は少産少死の状態で、既に人口転換を終えたんだね。

魔理沙:
 逆にアジアや、ラテンアメリカ諸国の多くは既に人口転換の中期に入ったわけだ。んでもって本題のアフリカ諸国は今ちょうど、多産少死の状態。一番人口が伸びる時期なわけだな。(マイナスよりプラスが多いため)

霊夢:
 アフリカは今人口転換の途中で、一番人口が増える時期なんだね。

魔理沙:
 それにアフリカ諸国の中には昔から、貧困、厳しい自然、感染症や内戦、干ばつに飢饉といった高死亡率の中で、子孫の存続と繁栄のために高出生に高い価値を置く文化があるんだ。

霊夢:
 子を産むことはいいことだって考えが特に強いんだね。

魔理沙:
 そして、そこにワクチン普及、医療や社会的、経済的進化も相まって、死亡率が低下したことで、多産少死の状態になっているわけだな。それにアジアの人口過密に対して、アフリカの場合は首都を含む大都市以外は人口過疎状態だ。

 また多民族国家で多宗教の社会であるため、とりわけその各部族が対立している場合に、人口を減らすということはその部族の力が弱まることを意味する。だから人口を抑制しようという政策になかなか取り組めなかったことも理由だな。

霊夢:
 アフリカの人口は増えるべくして増えているのね。

魔理沙:
 そんなアフリカの人口には2つの特徴がある。1つはアフリカ大陸内での人口の偏りがある点、2つ目は人口動態がばらばらである点だ。それぞれ解説していくぜ。

霊夢:
 お願いします。

魔理沙:
 まず、1つ目のアフリカ大陸内での人口の偏りがある点。これはどういうことかというと、ほとんど無人の地域と、人口密集地域が極端に対照的なんだ。

霊夢:
 めっちゃ人がいるところと、人がほぼ住んでいないところに分かれているんだね。

魔理沙:
 アフリカで人口の上を多い主な地域の地形には3つのタイプに当てはまる。まず1つは高地。アフリカ中部の国は赤道直下で熱いところが多いため、比較的涼しく人が住むのに適した高地に人口が集まるんだ。

 あと、アフリカで昔から猛威をふるっているマラリア原虫がいないため、公衆衛生面で安全な点も人が集まる要因だな。

魔理沙:
 2つ目は川の流域。人の生存のための水源が近く、生活、農業などで周辺地域よりも優位な立地だしな。

霊夢:
 古代文明が起きたのも川の近くだったり、やっぱ川って言う水源の存在はでかいのね。

魔理沙:
 3つ目が経済が早期に輸出に向かった地域。まあすなわち工業や農業が発展して、都市化が進んだ主な拠点のことだな。つまるところ、交易拠点として栄えて都市化が早期に進み、人が集まるべして集まった、そんな場所だ。

 これは北アフリカの沿岸部や、ギニア湾、南アフリカの南東部やらが当てはまるな。

霊夢:
 逆に人口が全然いない場所はどんなところなの?

魔理沙:
 まず1つが広大な乾燥地帯だな。農業生産には不向きなカラハリ砂漠、サハラ砂漠の人口は非常に少ないぜ。

霊夢:
 まあさすがに砂漠地帯は水源も乏しいし、多くの人が住むには明らか適していないものね。

魔理沙:
 また赤道付近の森林地方、コンゴ盆地とかだな、ここも人口密度が少ないな。その要因の1つとして、高温多湿の熱帯が非衛生的であり、死亡率が高い点が挙げられる。大体こんな感じだな。

魔理沙:
 この地図はアフリカ大陸の人口密度を表しているもので、暗い所ほど人口密度が低く、明るい所ほど人口度が高いものだが、先ほど言った条件の場所にもろに人口が集まっているのがわかるだろう。

霊夢:
 サハラ砂漠だけめっちゃ黒かったり、ナイル川沿いに光が集まってるの面白いわね。

魔理沙:
 じゃあ次の話題に行くぜ。次は2つ目のアフリカの人口動態についてだ。今回着目するのは人口ピラミットだな。

霊夢:
 たしか男女別に年齢ごとの人口を表したグラフよね。

魔理沙:
 そうそれ。この人口ピラミッドがアフリカ大陸の地域ごとに全然違う形になるんだ。

霊夢:
 どいうこと?

魔理沙:
 今回は北アフリカのチュニジア、東アフリカのタンザニア、南アフリカ共和国のそれぞれの人口ピラミットを例に見ていこう。

霊夢:
 あれ、ほんとだ。どれも人口ピラミットの形が違うわね。

魔理沙:
 このようにアフリカの人口転換の推移はアフリカ大陸全体が同じ段階にあるわけではないんだ。なんなら北アフリカと南部アフリカはほぼ終わった段階だ。現在は女性一人につき子供3人以下が多くなってるしな。

霊夢:
 それでも日本視点だと多く感じるけどね。

魔理沙:
 現在進行中の人口の伸びが見られるのがおもにサハラ以南アフリカの地域だな。コンゴ民主共和国は女性1人で6人以上出生率を維持しているし、二ジュールに至っては7.6人と世界的な出生率だ。

霊夢:
 すごい勢いで子供が生まれてるのね。後思ったんだけど、タンザニアは若者がすごーく多いわね。

魔理沙:
 そうそう、働き盛りの若者が増え続けているんだ。このままいけば、いわゆる「人口ボーナス期」に入れるな。

霊夢:
 なんやそれ。

魔理沙:
 投資と消費のための人口が多くなって、経済的にいい感じになれる時期のことだぜ。とはいえこの人口ボーナスは毎年労働者の働き口をどんどん作れることが前提で、それが上手くいかないとだめだけどな。

霊夢:
 人がたくさんいても働けないんじゃ、何も意味ないものね。

魔理沙:
 アフリカ大陸の人口動態はかなり地域によって偏っていて全然違うんだぜ。

霊夢:
 アフリカ大陸は地域によってばらつきがあって、いろんな点で全然違うんだね。

魔理沙:
 てことで、今回はアフリカ大陸の人口について解説してきたがどうだった?

霊夢:
 アフリカ大陸は今まさに人口爆発の真っ最中なんだね。その人口増加にはアフリカの民族問題や価値観もあって、出生が抑制されず、増え続けている背景があって、農村から都市に人が集まる、都市化が今進んでいるんだね。

 あと一口にアフリカと言っても、地域によって全然違う特徴があると知れて面白かったわ。

魔理沙:
 今までのアフリカは混乱が続く「暗黒の大陸」と呼ばれてきた。しかしこれからは急激な人口増加を遂げ、アフリカが新興市場となり大躍進を遂げる大陸となるのかもしれないな。

 

 アフリカ推しの魔理沙さんは、この他にもアフリカの情報を分かりやすく解説した動画を投稿しています。


▼動画はこちらから視聴できます▼

20年で人口が2倍に?アフリカで巻き起こる人口爆発【ゆっくり解説】

―あわせて読みたい―

数百万人の行列でドミノ倒しが発生し、下敷きになった2000人以上が犠牲に イスラム教の大巡礼中に発生した「2015年メナー群衆事故」を解説

受験のライバルに毒を盛った“リアル毒親事件” インドのカースト制度の背景にある闇が深い事件を解説

 

この記事に関するタグ

「生活」の最新記事

新着ニュース一覧

アクセスランキング