マイクラで東大寺を精密に建築してみた…その広大さを感じながら“大仏視点”も疑似体験!
今回紹介したいのは、narato_さんが投稿した『【マインクラフト】 東大寺を本格的に建築してみる。【マイクラ 和風建築】』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
初投稿。マインクラフトで奈良の東大寺を再現。 全ての建物を図面や実測を用いて可能な限り1/1サイズで精密に作成しております。 ・南大門 ・中門 ・回廊 ・大仏殿 創建時の東大寺もそのうち…?
寛永東大寺を1分の1(1ブロック=1メートル)で投稿者のnarato_さんが再現しました。東大寺は華厳宗大本山で、盧舎那大仏で有名です。「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産にも登録されています。
まずは東大寺南大門をくぐります。大仏殿にふさわしく、圧倒的な存在感を放つ日本最大の山門です。
門内には傑作と名高い仁王像が2体。向かって左が金剛力士像「阿形」、右は「吽形」です。阿形を担当した仏師の運慶と快慶の名も歴史の教科書ではお馴染みですね。こちらの仁王像は一般とは配置が逆だそうです。
仁王像の先には石造獅子もあります。
見上げると幾重にも組まれた木材が。天竺(大仏)様という建築様式です。外から見ると屋根が2つありますが、こうして見ると途中天井が無いことがわかります。
伽藍内に入りました。
中門へ向かいます。この参道や壁、伽藍は寛永当時と現代を折衷して制作したそうです。
鏡池を横に見て、
大仏殿(金堂)院中門へ。左右に回廊が伸びた桜門建築です。
中門の内には向かって左に持国天、右に多聞(兜跋毘沙門)天が。
奥に大仏殿が見えますが……
今回は中門をくぐらず観光ルートで周ります。
角まで来たら回廊の中へ。
大仏殿を左手に見ながら進みます。
大仏殿の正面に来ました。
参道の石は、中央からインド、中国、韓国、日本と産地で仏教の伝来を表しているそうです。
手水舎、金銅八角燈籠があります。金銅八角燈籠は創建当初から残された貴重なもので、日本最大かつ最古の燈籠として国宝にも指定されています。
いよいよ東大寺大仏殿(金堂)です。
中門からの距離はこれくらい。東大寺、とても広いです。
見上げると重厚な建築。
その中には奈良の大仏と親しまれている盧舎那大仏が。現存の大仏の高さは14.7メートルですが、建立当時の高さは16メートルと現在より大きかったそうです。
光背も後世の補作です。
大仏の周りには右脇侍に虚空蔵菩薩坐像、左脇侍に如意輪観音坐像が。その外側にはぐるりと増長天、広目天、多聞天、持国天と四天王の像が。創建時は他に刺繍仏が2枚(不空羂索観音および観自在菩薩)あったとされています。それぞれの位置関係はぜひ動画でご確認ください。
次は少し近づいて大仏目線で見てみます。
観相窓からは中門の基壇がちょうど見えます。
天井は大仏の視点からでもかなり高いです。
続いて外から見た大仏殿。
ぐるりと回って離れていき……
鏡池から煽り見ました。大仏で有名な東大寺自体が、とても広いお寺であることが伝わってきます。ぜひ動画で丁寧な解説と共にその広さを感じてみてください。
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【マインクラフト】 東大寺を本格的に建築してみる。【マイクラ 和風建築】』
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