ミニ四駆が通過すると光るコースを作ってみた! 非接触ICで猛スピードの車体を検知するスゴ技に注目
今回紹介するのは、akira_youさんが投稿した『ミニ四駆が通ると光るコース作ってみた』という動画です。「ミニ四駆」カテゴリランキングで最高で1位を記録しました。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
NFCタグのシールをミニ四駆にはって、走るとそのIDに応じた色でLEDをひからせてます。
地味にミニ四駆の速度でNFCタグを読むのには苦労しました。
ミニ四駆が通過したタイミングで、LEDが光る装置が作られました。コース脇に設置されています。ミニ四駆の大会で、こんな演出がされていたら盛り上がりそうですね。
銭湯でミニ四駆カップを開催している西院組さんが、ツイッターで「ミニ四駆が走ったら走行軌跡がでるプロジェクトマッピングあるけど、物理でどうにかならないかな」とつぶやいたことをきっかけに考えられました。
作られた装置は車体検知もされていて、アウトコースの車体が通過するとオレンジ、インコースの車体が通過すると緑のLEDが光ります。
この仕組みは、車体貼られたNFCタグシールを検知することで実現しています。NFCとは、Suicaにも使われている非接触通信技術です。自動改札のスピードに対応しているだけでもすごいのに、ミニ四駆のスピードで読み取れるものなのでしょうか。
コースの裏にNFCリーダーを設置して、車体の通過を検知します。普通のリーダーでは、ミニ四駆の速度に耐えられなかったため、細長いコイルに換装しました。試行錯誤して、5センチ程度離れていても読み取りできるように調整したそうです。
M5 Atomで3つのNFCリーダーを、まとめて制御します。
やはり苦労したのは、ミニ四駆の速度でNFCタグを読むことだったそうです。今後の展開はノープランとのことですが、工夫次第でいろんな演出ができるようになりそうです。
文/高橋ホイコ