「売れる小説の表紙はこう描く」講談社ラノベ文庫編集者がイラスト付きで解説した例がとってもタメになる
「自作のライトノベル作品を発表する」という番組企画で、声優の千本木彩花さんが現在制作中のライトノベル作品『明日から剣士やめてウェディングプランナーはじめます! in 異世界』。
タイトル、あらすじを考えた後は、イラストレーターの『ゆーげん』さんが描いた表紙イラスト案について、千本木彩花さんをはじめ、声優の大西沙織さん、講談社ラノベ文庫編集部の庄司智さん、栗田晃宏さんが語ります。
イラストレーターとラノベ編集者が語る“売れる表紙”とは一体どのような表紙なのでしょうか。
ラノベ表紙の制作過程を公開
千本木:
私がタイトルとあらすじを発表した『明日から剣士やめてウェディングプランナーはじめます! in 異世界』ですが、現在、講談社ラノベ文庫の全面協力の下、ラノベ文庫っぽく鋭意制作中でございます! イラスト担当はゆーげん先生。中身は……白紙でございます!
庄司:
ゲストの大西さんに説明しますと、千本木さんがラノベ文庫の試作ネタをいっぱい出してくださった中から1つ、ラノベっぽいのを作りますかっていう企画です。
大西:
タイトルは千本木さんが考えたんですか?
千本木:
そうなんです。あらすじも考えたんです。
大西:
あらすじも!? 凄い天才じゃん!
千本木:
今回はパッケージイラストのラフが上がったいうことで、僭越ながら、ゆーげん先生からのお手紙を代読させていただきます。
(手紙を読む)表紙のラフをお送りします。何枚用意するのか迷ったのですが、王道の2路線ということで、2つ用意しました。
1枚目はキャラクターを全面的に出す手法です。2人の(メイン)キャラクターがいて、女の子が前の位置。そして作品の要素を小さく散りばめる感じです。ヒロインの可愛さの印象が強くなります。人物に焦点を当てたい時に良いかと思います。