ドラクエの思い出を語らないか? 「ロンダルキアへの洞窟を抜けた安堵感」「Ⅲ購入者の大行列」「永遠に解決しない“ビアンカ or フローラ問題”」
名曲ぞろいのドラクエ4
JOY:
続いてはドラクエ4へのお便りです。「8月にドラクエ4のコンサートに行きます。4は名曲揃いで楽しみです。」これはドラクエ全体のじゃなくて、ドラクエ4のコンサートなんですね。
岡本:
毎年コンサートが増えていって、月2回位やってるんじゃないかと。
齊藤:
ドラクエ11のコンサートいらっしゃる方もいるのかな。
堀井:
チケットすぐ売れちゃうんでね。
岡本:
5分でなくなったくらいの感じでしたね。特にファミリークラシックコンサートは一瞬ですよね。
齊藤:
今回はニコ生でもやるのでね、いらっしゃられない方はぜひ。
JOY:
ニコ生で放送、音とか大丈夫なんですか?
齊藤:
めっちゃいいですよ! 某国営放送より良いらしい(笑)。あんまり言うと怒られるけど、それくらい力入れてと聞いてます。
横田:
ドラクエの音楽って新しい曲が沢山追加されるから、この曲が好きって議論になるんですよね。戦闘曲はどれが好きとか、よく話してました。
堀井:
「ジブシーダンス」というコメントがあるね。これフィールドだったんだけど、あまりに良い曲だから、戦闘にも使おうと。
齊藤:
曲に関しては、生でぜひ聞いて頂きたい。序曲はいつ聞いても鳥肌立ちますよね。
JOY:
序曲はホントにかっこいい曲ですけど、すぎやま先生がトイレにて5分で考えたという話聞いたことあるんですけど(笑)。
内川:
勝手にトイレと付けないでください(笑)。
岡本:
時間的にはそのくらいだったんじゃないかな(笑)。
齊藤:
ひらめいたんですね。
堀井:
当時先生は五十何歳だったから、五十何年と、5分(笑)。歴史があったからというね(笑)。
永遠の問題「ビアンカorフローラ」
JOY:
続いてのお便りに行ってみましょう。「ドラクエ5の結婚前夜は、ビアンカかフローラか悩みすぎて幻覚が見えました」ということですけども。
齊藤:
今日こそ決着をつけてやろうと思いますけども!
堀井:
ドラクエ5はね、ゲームなのに本気で悩むっていうことをさせたかったから。今回のドラクエもね、3DSかPS4で悩むっていうね(笑)。
齊藤:
それはどっちがフローラでどっちがビアンカなのか(笑)。
堀井:
それを言うと炎上しちゃうから(笑)。
JOY:
ビアンカでしょう。やっぱり一緒に冒険してきたんですから。
横田:
齊藤さんはね、生粋のフローラ派ですから。
齊藤:
だって、こうなることってわかってるじゃん。みんながビアンカ選ぶじゃん。そりゃあフローラを選んであげなきゃいけないでしょう。
JOY:
ビアンカの気持ちを考えてあげてくださいよ。夜落ち着かなくて寝れてないんですよ、ビアンカは。
堀井:
デボラはね、移植が何回も続いたんで、そろそろ違うキャラを入れたいなと思って、入れたキャラクターなんですよ。
横田:
あれは強烈でしたね、ビアンカとフローラの間に入ってきて、存在感がすごくあったので選んでる人も結構いたんじゃないかと思います。
JOY:
続いてドラクエ6のお便りが来ております。「ドラクエ6が一番好きなソフトです。試練の塔でハッサンに話しかけて先を越されたり、アモスに真実を伝えたり、まんまと踊らされておりました」
堀井:
アモスは取り返しのつかないこともある(笑)。
内川:
はじめは俺もミスったんですよ。あとで友達に聞いたら、あいつ仲間になるんだよって言われた。
齊藤:
初めてドラゴンクエストの仕事をしたのが6なんですよ。テストプレイのお手伝いからだったんですけど。毎日データを採るんですね。繰り返しやりすぎて最後は無意識のうちにエンディングを迎えてましたね(笑)。気がついたら「そらとぶベッド」に乗ってたりとか。
内川:
デュランも強かったけど、キラーマジンガが強かったね。あいつをレベルの低い状態で倒して後ろの宝箱を獲るっていうのがね。
JOY:
ベストドレッサーコンテストなんかの要素も入ってきましたよね。
堀井:
おしゃれ度のパラメーターを作るのは結構大変だったんだよ。
3Dで“新しいドラクエ”になり、オンラインで続いていく……
JOY:
ドラクエ7のお便りが来ていますね「最初の「なぞの神殿」が難しすぎて、5時間くらいかかった。心強い味方のキーファが離脱するところや、色んな街の悲しいお話。重くて深いドラクエでした」とのことです。キーファはドラクエファンの間では毎回盛り上がるネタですよね。
堀井:
なるべく早く外したんですけどね(笑)。もうちょっと後の予定だったけど、早めたの。「たね」とか使っちゃうから。
JOY:
もう使ってましたよ! まさか、いなくなると思わないじゃないですか(笑)。
齊藤:
俺は種最後まで使わない派だったな。だから「キーファ、たね返せ!」とか言わない(笑)。
JOY:
ドラクエ7は石版を集めるのが難しかったな。
横田:
当時インターネットがそこまで普及していなかったから、情報を集めるのに苦労しましたね。
内川:
石版の位置を把握してる奴が、仲間内にひとりはいるんだよ(笑)。電話したら教えてくれる。
齊藤:
7はストーリーが長かったよね。
堀井:
ROMからCD-ROMになったんで、メモリが格段に増えたんですよ。それで、作りすぎちゃって、いつまでたっても完成しないんじゃないかと思った(笑)。
齊藤:
ドラクエ8は開発者からの視点で話すと、開発途中のプロトタイプを見たときに「新しいドラクエが始まった」と思ったのを鮮明に覚えていますね。
堀井:
3Dがすごかったね。
横田:
見た目の頭身が変わったのも大きいですよね。
岡本:
あの広いマップに「広い世界へ」という曲。合いすぎていましたね。
JOY:
ドラクエ9のお便りをご紹介します。「昔は私がプレイしているのを母が見ていました。母もマイDSを買って、一緒にダンジョン攻略を楽しみました。コンサートも一緒に行って、すぎやまさんに「良い親子だね」と言って頂けたのが嬉しかったです。これからも母子で楽しみます」
堀井:
母子で楽しむなんていいですね。
JOY:
「ドラクエ10で初めて知らない人とパーティーを組むワクワク感と緊張感が楽しかったです」と、お便りが来ていますね。
岡本:
僕はβテストで骸骨に殺された思い出しかないですね(笑)。
堀井:
ロンダの氷穴ね(笑)。最初は結構バランスきつかったんだよね。今はだいぶゆるくなってるけどね。
横田:
皆さんもぜひドラクエ11を遊んだ後は、10の世界も覗いて頂ければと思います。
内川:
ドラクエ10はオンラインなのでずっと続いてますからね。
JOY:
もう一通ドラクエ10へのお便りです。「専門学生時代、好きな人と一緒にドラクエ10をしたり、ドラクエ展に行ったり、ドラクエのおかげで最高に幸せな日々を過ごせました。社会人になり、上司や同僚とドラクエを通じてコミュニケーションをとることが出来ています」とのことです。オンラインで友達が出来て、そこからリアルな実生活で会ってという方もいるんですかね。
齊藤:
結婚した人も沢山いるよ。
JOY:
ドラクエ婚あるんですね!
岡本:
JOYさんもオフ会行っちゃいます?
JOY:
待ち合わせ場所に俺が来たらどうなんだろ(笑)。「JOYかよ……」ってなるんですかね(笑)。
齊藤:
ユウジじゃねぇのかよ! ってね(笑)。
JOY:
(笑)。でも、「ドラクエを通じてコミュニケーション出来ています」というのは、コミュニケーションのためのツールとして使う方も多いですよね。
内川:
ドラクエ9の持ち歩いてマルチプレイが出来るというのは顕著な例ですよね。
ついに発売を迎えた『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』
~~番組中にドラクエ11の発売を直前に控えて~~
JOY:
あと1分でみんな遊べますよ!
内川:
どきどきしますね!
JOY:
発売の10秒前からはドラクエ読みで「テン、ナイン……」と声を合わせて行きましょう!
一同:
テン! ナイン! エイト! セブン! シックス! ファイブ! フォー! スリー!
JOY:
ドラゴンクエスト11、発売でございまーす! いよいよ発売日を迎えました。いかがですか今のお気持ちは。
堀井:
感無量ですね。ついにね、こういう気持ちが毎回あるんですよ。今回は特に、巡業したりイベントがあってね、ついに来たかという気持ちが大きいです。
JOY:
30年の歴史が詰まった作品が出来ましたからね。皆さんにもお話聞いていきましょう。
堀井:
堀井さんと一緒になっちゃいますけど、感無量ですね。長い時間、沢山のスタッフと作ってきたので。発売されたので、今まで言えなかったこともガンガン喋れるなと思って嬉しいですね。
横田:
まだ発売されたという感覚がないんですが、明日売り場に顔を出して見て、お客さんが買ってくれているのを見て、実感できるのかなと思います。あと、早く帰ってやりたいです(笑)。
岡本:
大変バタバタなタイトルだったなと思うんですけど、今回ホントに会心のお話ですよね、堀井さん。
堀井:
色々詰まっていてね。
岡本:
ぜひ、最後の最後まで楽しんで頂きたいなと思いますね。
齊藤:
ここにいるメンバーも、開発に関わったすべての人間が、皆さんに遊んで頂くのを待っていました。私達の汗と涙の結晶のドラクエ11を心ゆくまで楽しんで頂きたいなと思います。