日本初の家庭用ゲーム機『テレビテニス』を実機プレイ! 1975年に発売されたゲーム機がレトロすぎて視聴者も困惑
レトロゲームと言えば? と聞かれた時にどんなゲームハードを思い浮かべるだろうか。
多くのゲーマーはファミコンやスーパーファミコン、PlayStationなどを思い浮かべる一方で、若い世代であればPlayStation 2やゲームボーイアドバンスもレトロゲームとして認識していてもおかしくはない。
今回紹介するのはそんなレトロゲームに関する動画。ココアとささみさん投稿の『【VOICEROID実況】ずん子と茜とレトロゲーム #40【テレビテニス】』だ。
この動画は1975年に発売されたレトロすぎるゲーム機『テレビテニス』で実機プレイを行うというもの。
今回は数々のレトロゲーム実況を投稿するココアとささみさんが新たにプレイして見せた驚きの動画をご紹介する。
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47年モノのレトロゲーム『テレビテニス』を実機プレイ
ATARI 2600やアルカディア、カセットビジョンなど、実況プレイ動画では珍しいハードでのプレイ動画を投稿するココアとささみさんが今回遊ぶのは、前述の通り1975年にエポック社から発売した『テレビテニス』。
47年も前のゲーム機ということであまり聞きなれないゲーム機だが、実は日本初の国産家庭用ゲーム機だ。
国内のゲーム史においては非常に重要なポジションを担うものの、その古さから動作可能な機体の入手難度は非常に高い様子。
ココアとささみさんは本動画の投稿までに9万円を3台の『テレビテニス』に費やし、ようやく満足にプレイにこぎつけたという。
さまざまなレトロゲームを所持するココアとささみさんのコレクションでも、最も古いゲーム機となる『テレビテニス』だが、機能面では時代を先取りした要素も見られる。
動画によれば本作は横幅60cm以上の本体に単1電池4本で稼働し、テレビへの接続はなんとワイヤレス。
付属するアンテナをテレビに接続することで、本体から送出される電波を受け動作するようだ。
プレイに移るため電源を入れてみると、画面には半端ではない乱れが。これは電波の周波数を調整が必要なワイヤレス接続故の弊害であるという。
5分ほど必要であるというシビアな調整に視聴者からは「コレをPCに接続して出力録画する努力にガチ具合が極まっている……」といった録画環境やココアとささみさんのレトロゲームへの熱意に驚くコメントが寄せられていた。
1975年にワイヤレス接続を採用するなど時代を先取りした本作だが、プレイ面では当時の技術や工夫も感じることが出来る。
本作では上下左右を2本のスティックで操作するのだが、ラケットを表す短い棒はまさかの相手コートまで移動可能。
これはひとつのゲーム機でテニス・卓球・サッカーを楽しめるようにするための工夫のようだ。
また、本作には現代のスポーツゲームでは当たり前となった画面上の得点表示がない。
では、どうやって点数を記録するのかと言えば、ゲーム本体にあるダイヤルを回転させるアナログ仕様。一見ごり押しのようにも見える対応だが、時代背景を考慮すれば「アナログのほうがわかりやすい」といった判断なのかもしれない。
本動画では『テレビテニス』に関する、ざまざまな解説と共に、電気回路で動作するオート機能による対戦も披露されている。
数々のレトロゲームを所持するココアとささみさんのコレクションの中でも、群を抜いたレトロゲーム実況プレイをぜひチェックしてみてほしい。
文/富士脇 水面
【VOICEROID実況】ずん子と茜とレトロゲーム #40【テレビテニス】
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