「ボカコレ2022秋」に投稿された約5,000曲の中から“隠れた名曲”を聴いてみた! 『ボカコレ投稿作品を褒める生放送』で紹介された楽曲&推しポイントをまとめてリストアップ
ボカロ文化最大級の祭典「The VOCALOID Collection」。5回目の開催となった「ボカコレ2022秋」では、過去最大となる5,000件以上の動画が期間中に投稿されました。
ボカコレ公式サイトでは、ボカロオリジナル曲ランキングTOP100、ボカロPデビューしてから2年以内のルーキーランキングなど、再生回数の多い楽曲をご紹介しています。しかし、投稿された作品の中には、惜しくもランキング入りは逃すも、このまま埋もれてしまうのは惜しい名曲がたくさん存在します。
そんな名曲を掘り起こし、みんなでひたすら褒めまくるニコニコ生放送番組。それがボカコレ投稿作品を褒める生放送 ~2022 Autumn編~です。
「ボカコレ2022秋」の振り返りやオススメ楽曲紹介、ボカロ曲制作の裏側にボカロPお悩み相談。投稿楽曲を褒めちぎる約2時間の番組は、大満足の放送内容となりました。
本記事では、紹介された楽曲を中心に、番組の盛り上がりをダイジェストでご紹介いたします。
ボカコレは回を追うごとに投稿作品数・視聴数が増加
本番組の進行役は百花繚乱さん、ボカコレ企画運営・丸山堅大さん。
ゲストには、「クリエイターズ・スタジオ with ボカコレ」(JFN系列各局)木曜日パーソナリティを務める人気声優の鶴野有紗さん。「アンチジョーカー」など殿堂入り楽曲も多い人気ボカロPのマイキPさん。2013年のデビューから第一線で活躍し続けるベテランボカロPのねじ式さん。ボカコレ投稿作品全曲を聴いたというニコニコ運営代表・栗田穣崇さんが登場しました。
まずはデータを見ながら「ボカコレ2022秋」を振り返るコーナー「教えて!ボカコレ・データマスター」がスタート。
5回目の開催となったボカコレは、回を追うごとに投稿作品数や視聴数が増加していることが示されました。
クリエイターに対するおすすめ応援方法のご紹介。マイリス登録や「いいね」に加え、動画へのコメント、Twitterでのレビューなどが有用であることが紹介されます。
月額300円で直接クリエイターを応援できるクリエイターサポート機能もリリースしたとのことです。
また、「ニコニ広告で自薦をするのは恥ずかしい?」という疑問が寄せられると、ねじ式さんはベテランならではの言葉を残しました。
「聴いてもらえない事には評価もしてもらえないので、ドンドンやった方がいいし、やっている方も多いです」
出演者のオススメ楽曲を一挙紹介!
続いて、出演者がオススメの「ボカコレ2022秋」参加作品を3曲ずつ紹介するコーナー「ボクのワタシのボカコレコメンド」。各出演者が熱く語る推しコメントと、ハイクオリティな楽曲動画に視聴者コメントも盛り上がりました。
ここでは、楽曲と、推しコメントをまとめてご紹介いたします。
栗田穣崇さんレコメンド
【栗田穣崇コメント】
世界観が素晴らしく、非常に文学的な作品
毎回サビがあるというわけではなく、楽曲構成の想像がつかない。
コメントすることを忘れて聞き入ってしまうほど。
まるで映画や文学のようで、聴き終わった後の余韻も素晴らしい。
【栗田穣崇コメント】
小説のような楽曲。
違う声質でのハモリが別々の歌詞をうたっているので、広い世界観だけでなく深い音楽性も感じられる。
歌詞を見ながら聞きなおすと、さらに刺さる。
「ボカロ曲」と聞いて想像のつかないような世界へ連れて行ってくれる。
【栗田穣崇コメント】
主人公の女の子が「自分の曲って聞いてもらえるのかな?」「歌っていいのかな?」と少し悲しい感じでスタートするんですが、最後は「歌っていいんだ!」と伸びやかでハッピーな曲に仕上がっている。
心温まる音楽的な作品。
鶴野有紗さんレコメンド
【鶴野有紗コメント】
和風EDMが取り入れられていて、非常に気持ちのいい作品。
作者のアタリさんは前作よりさらに世界観を広げている印象。
聞いているだけで強くなれるような楽曲。
【鶴野有紗コメント】
アニメのオープニングやエンディングにありそうなカワイイ感じと、巧みなギターが絶妙なバランスになっている。
おしゃでれ一度聴いたら頭から離れなくなる作品。
登場する女の子2人にも違いがあって、MVも楽曲の世界を引き立てている。
【鶴野有紗コメント】
カワイイ最高
2013年頃のボカロカルチャーのような懐かしい雰囲気を感じさせる作品。
透明感もあり素晴らしい。
作者のa_hisaさんはYouTubeでインスト曲を多くあげてらっしゃる方で、「ボカコレ2022秋」への参加には感動。
東北きりたんの歌声が曲と合わさることで、改めてa_hisaさんの音作りの良さが伝わる一曲。
マイキPさんレコメンド
【マイキPコメント】
いい意味でサムネ詐欺な作品。
カワイイ王道楽曲が来るのかと思わせておいて、めちゃくちゃテクニカルでミュージシャンに好かれるタイプの楽曲がくる。
展開にも凄くこだわりが感じられるので、是非フルで聞いて頂きたい。
【マイキPコメント】
リズムやベースだけでもノリやすく、歌とのバランスも素晴らしい。
途中で可不がRAPしているところも聴き心地のよい作品。
【マイキPコメント】
こんなにFXや音響効果を大きく使う人はいない。
ここまで尖った音量バランスにする人は少ないというほどに攻めた作品。
自分にはないものを持っている方なので凄く惹かれてしまう。
ねじ式さんレコメンド
【ねじ式コメント】
やたらとカッコ良くて、ライブハウスに行きたくなるような楽曲。
作者の椿さんはバンドマン出身だったのか、ハイハットから始まるロックの緊張感が心地よい。
曲の疾走感とボーカルの躍動感が感じられる。
【ねじ式コメント】
音の隙間が心地よく、より世界観を感じられる。
主人公がどんな性格をしているのか、どんな恋愛をしているのかという背景を感じさせる作品。
ショートムービーを見ているような感覚が得られる。
【ねじ式コメント】
ボーカロイド曲ながらも歌にメッセージが乗っかってくる感じが秀逸な作品。
そこにバンドの中で弾いているようなイメージのピアノが来るので、とにかくカッコイイ。
あなた好みのボカロ曲を掘り出す方法をご案内
続くコーナーは、出演者がオススメするボカロ曲の探し方、ボカロ曲の楽しみ方を伝授してくれる「ボカ堀り!」。
出演者の多くが、ボカロ曲や「歌ってみた」聴き放題のアプリ「ボカコレ」を使っていることが伝えられました。
「ボカコレ」アプリは無料で楽曲のバックグラウンド再生にも対応しています。サビメドレーでお好みの楽曲を探す機能も好評。
現在は、本番組ゲストのオススメ楽曲プレイリストも公開中とのことです。
続いて紹介されたのは「ボカコレ2022秋」からの新しい試み、Twitterアカウント「ぼかれびゅ」。
この「ぼかれびゅ」アカウントからは、推し曲のレビュー紹介がツイートされます。ハッシュタグ「#ぼかれびゅ」を使ったユーザー同士の推し曲共有も盛り上がっていました。
また、音楽発掘サービス「Kiite」では、自分好みの楽曲をどんどんレコメンドしてくれます。
好きな楽曲のイメージを入力するだけで、近い楽曲を探してくれる機能もありますのでご活用ください。
ネタ曲投稿祭に踊ってみたオフ 「ボカコレ2022秋」関連情報
「ボカコレ2022秋」では、関連企画も盛り上がっていました。
ユーザーが立ち上げた様々なユーザー企画、ネタ曲の投稿、その他関連企画など、ピックアップしてご紹介。
まずは、子牛さんが主宰している「ネタ曲投稿祭」。次回の「ネタ曲投稿祭2023」は、2023年2月4日~2月5日に開催予定ですので、是非ご参加ください。
続いて、超会議「踊ってみたブース」の人気企画「踊ってみたオフ」。
「踊ってみたオフ」のテーマソングが『ありえんくらいやばいけどどうする? / タケノコ少年 feat. 初音ミク』に決定したことが伝えられました。
「ボカコレ2023春」開催決定!
番組ラストには「ボカコレ2023春」開催決定のアナウンスが!
ボカコレは「ランキングにこだわり過ぎずみんなが楽しめて、リスナーやクリエイターにとって様々な出会いの場になれば」という想いが詰まっています。
次回の日程は後日発表となりますので、それまで楽しみに待っていてほしいとのことでした。
また、「ボカコレ2023春」までには、栗田穣崇さんと百花繚乱さんのボカロが登場予定となっています。こちらも是非チェックしてみてください。