競馬大好き声優・Lynnがレース中の競走馬を撮影してみた! ミラーレスカメラ初心者がCanonの最新機種を携えて大井競馬場を巡った様子を写真とともにレポート
※ご覧の記事はキヤノンマーケティングジャパン株式会社の提供でお届けします。
Canonのフルサイズミラーレスカメラ新製品「EOS R6 Mark II」が12月15日に発売された。
本機種は2020年に発売された「EOS R6」の後継モデル。画素数は約2,420万画素へと進化。さらに電子シャッター時には秒間で最大約40コマ連写ができるようになった。
特筆すべきは、大幅に強化された被写体検出機能だ。飛行機や鉄道、馬などといった動きの早い被写体に対しても、ディープラーニング技術を活用することによって自動的に被写体を判別し、カメラ側で被写体にピントを合わせてくれるという優れもの。
しかし、ある程度カメラを触っている人であれば、こう思うだろう。「本当に、動きが早い被写体を自動で判別して瞳を追従出来るのか?」と。
そこで「EOS R6 Mark II」を使い大井競馬場ご協力のもと、実際にレースを撮影してみることにした。
競走馬は、最速80km以上ともいわれるスピードで、レース展開によって内や外を能動的に走るもの。果たして、被写体を検出してオートでピントを合わせることができるだろうか?
競走馬を撮影するのは、声優のLynnさん。過去には3連単3頭ボックスを見事的中させるなど、自他共に馬好きとして知られている。
「写真を撮るのは好きだけど、ミラーレスカメラで撮ったことはないんです」という、ミラーレスカメラ初心者のLynnさん。果たして、どんな写真が撮れたのか?
本記事では、Lynnさん自らが撮影した写真と共に、「EOS R6 Mark II」を持って競馬場を巡る様子をお届けする。
まずはパドックでゆっくり歩く競走馬を撮影
まずLynnさんがやってきたのは大井競馬場内にあるパドック。
事前に「EOS R6 Mark II」の使い方を簡単にレクチャーしてもらったLynnさんは、次レースで出走する馬たちがパドックを周回する姿を撮影し始めた。
使用レンズはこちらもボディ同様、新たに発表された中望遠画角の単焦点レンズ「RF135mm F1.8 L IS USM」。
さっそく次々とシャッターを切り、ときには「馬って、意外とコッチ見てるんですね。すごく目が合う、かわいい……」と呟きながら、撮影を楽しんでいた。
ファインダーを通して見る馬は、肉眼で見るのとはまた違うそうで「瞳がちゃんと見えるし、とにかく表情がすごく分かりやすいです。マジョリーちゃんがかわいいんですよ。瞳を綺麗に撮ってあげたいですね。馬って瞳から気持ちが伝わっている感じがするので!」とのこと。
取材スタッフに、この日のレースの出走馬をオススメするなど、随所で競馬ファンとしての一面を発揮してくれた。
「上手くなりたくて」レース撮影に臨む
パドックからレースが行われる本馬場に向かう途中、馬のオブジェが設置されたフォトスポットを発見。
予定には入っていなかったが、Lynnさんは、ここでもカメラを構えて撮影をスタートした。
本記事の取材時期は12月。すでに撮影開始から1時間ほどが経過していましたが、Lynnさんは休むことなく撮影を続けていた。
さすがに寒いし腕も足も疲れたのではないかと思い、声をかけると「上手に撮れるようになりたくて……。いい画角で撮れるようになりたいんです」と笑顔で答えてくれた。
いよいよレース本番!
レースが行われる本馬場に到着し、本日のメインレース「勝島王冠」を撮影することに。
ライトウォーリアやアランバローズ、カジノフォンテンといった南関東の有力馬が集う同レース。出走ゲート前でカメラを構えるLynnさんの手にも力が入る。
レースは2番のアランバローズが先頭を走り、ほぼ並んでゴールドホイヤーが追走する形でスタート。1,800mの距離を爆走する各馬の勢いは凄まじく、コーナーを曲がるたびに土煙が舞い、地鳴りと共にゴールへと向かっていく。
時を同じくして、出走ゲートでスタートの瞬間を捉えたLynnさんも急いで4コーナーへと走り、再度カメラを構えたまま待機。先頭を死守するアランバローズと外側を並走していたライトウォーリアが4コーナーに差し掛かったあたりを「EOS R6 Mark II」の高速連写機能を駆使して撮影。そのまま馬群はゴールへと向かい約2分ほどのレースは終了した。
そのレースで撮影された、渾身の1枚がこちらだ。
撮影後のLynnさんにインタビュー
取材中は、休むことなく撮影していたLynnさん。写真の出来栄えだけでなく、レース結果にも一喜一憂する姿から、本当に馬が好きなことが伝わってきた。
撮影後、Lynnさんに撮影の感想や、カメラの使い心地についてお話を伺った。
――撮影はいかがでしたか?
Lynn:
レース中は、スピード感に合わせて撮影するのがとにかく難しかったです。でも、撮影のときはテンパっていたんですけど、とにかくシャッターを押したら撮れていました(笑)。使っていると馬の瞳にフォーカスが勝手にいくんですよね。
――撮影してみて、馬に対する感情になにか変化はありましたか?
Lynn:
より愛おしくなりました(笑)。毛並みまで分かるし、走っているときの筋肉の勇ましさを感じられるし。映像で観ているとそういう部分って意識しないけど、こうやってワンカットずつ見ていくと分かりやすいですね。
――パドックで撮影した芦毛の出走馬なんかすごくいいですよね。黒部分の毛並みが潰れず残っています。
Lynn:
競馬場の照明のおかげで馬体がクッキリ写っていて、瞳にもハイライトが入っているのがお気に入りです。筋肉の質感が表現されているのもいいですね。
Lynn:
あ、この写真も、すごく上手に撮れたと思うので見てみてください!
――こちらは、騎手さんですか?
Lynn:
そうです!たまたまこちらに顔を向けてくれたタイミングでシャッターを押したら撮れたみたいで。左側の余白がいい感じじゃないですか?
――レース中の写真も迫力があって、綺麗に画角に収まっていていい雰囲気でした。馬もスピードも乗っていますし、斜めから入ってくるので画角に収めるのが大変そうですが、きちんとピントが合ってるような気がします。
Lynn:
それはもう、私の力じゃなくてCanonさんのおかげです!
――(笑)。しかも「EOS R6 Mark II」は最高約40コマも秒間で撮影が可能なんです。iPhoneが1秒で10コマぐらいなので約4倍ですね。
Lynn:
最初にきちんと設定して画角にさえ収められれば、初心者でも綺麗に撮れちゃうってことですよね。
――そうですね。ちなみに、カメラを持ってから2時間ぐらいずっと撮り続けていましたが、さすがに疲れたんじゃないでしょうか?
Lynn:
普段、左手をこんなに使うことがないので疲れた感じはするんですけど、でも撮影している時は気にならないぐらい軽かったです! それに、疲れていることを感じないぐらい夢中になっていました。もう、馬の撮影にハマりそうです(笑)。競馬を見るのは楽しいですけど、撮るのもこんなに楽しいんだって気付けました!