動画師・藍瀬まなみ氏が「ボーカロイドのMVができるまで」を解説！ 『オルソドクシア』の絵コンテや絵師への依頼方法などを紹介
今回紹介するのは、藍瀬 まなみさん投稿の『ボーカロイドのMVが出来るまで』という動画です。
投稿者メッセージ（動画説明文より）
作ったのが大分前なので今では嘘になっている箇所があると思います
Twitterで募集した質問を元に、ボーカロイドのMVが出来るまでの過程を1本の動画にしました。
これからボカロの映像を作ってみたい！という方の参考になれば幸いです。
Adoさんの「踊」MV、「十年越しのラストピース / まらしぃ × 堀江晶太(kemu) feat.初音ミク」など、数多くのPVを手掛けてきた動画師の藍瀬 まなみさんが、ボーカロイドの映像制作の流れを数分間にまとめた動画を投稿しています。
だいぶ前に作ったものとのことですが、今でも十分に参考にできる内容です。「オルソドクシア / ぐちり feat.音街ウナ、鏡音レン」のPV制作を題材に解説しています。
まずは打ち合わせです。スタイルやイラストの枚数など、映像制作に必要なことを意見を出し合いながら決めていきます。
次に、絵コンテを制作します。これで絵師さんに必要なイラストのイメージを伝えます。レイヤー分けの指示もここで行います。
絵師さんの作風の良さを壊さないように伝え方も工夫をしているんだそうです。キャラクターデザインが得意な絵師さんならばあえてキャラを書き込まない、色彩設計が得意な絵師さんであれば、あえてモノクロで絵コンテを制作するなどしています。
絵コンテが完成したら、絵師さんの作業に入ります。絵師・動画師の間で質問や意見を出しながら進めます。
イラストが届いたら、いよいよ動画制作です。イラストを上下左右に動かしてみて、どうしたら一番よく見えるかを考えながら方向やタイミングを決めます。
髪、服、関節、顔周りなどに動きをつけていきます。
テキストを入れます。歌詞がより印象に残るよう意識しながら置いていきます。
映像全体を加工します。それぞれのシーンごとに、色味や光源などを加えていきます。これで全工程が終了します。
最後には、実際のPVが収録されています。「絵コンテ」「イラスト」「完成動画」の比較映像となっているので、動画師がどんな役割を担っているのかがよくわかります。
予算や制作期間など、ユーザーからの質問にも答えてくれています。気になった方は、ぜひ動画もご覧ください。
視聴者コメント
藍瀬さんの解説、なんて贅沢！
良い動画だった
職人芸だな
動かすのってAeでいけるんだ
こういう人がいるからクオリティの高い作品ができるんだろうな
文／高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
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