シリーズ屈指の難易度で知られる『アーマード・コア ラストレイヴン』のノーダメRTAに挑戦!! 気合で弾を避けながら28分でED到達のガチプレイに視聴者も困惑

　豊富なカスタマイズが楽しめる人型の機動兵器アーマード・コアを操り、さまざまな脅威に立ち向かうアクションゲーム「アーマード・コア」シリーズ。

　「ソウル」シリーズなどで知られるフロム・ソフトウェアが開発する同シリーズは、PlayStation向けのソフトとして1997年に第一作がリリースされて以降、さまざまなハードでソフトを展開。

　独特の世界観や複雑な操作感、自らが思い描く機体のカスタマイズなど、同シリーズならではの魅力でファンを獲得しており、第1作発売から20年以上が経過した現在も根強い人気を誇る。

　同シリーズは2013年以降は新作が途絶えていたものの、今年8月には実に10年ぶりとなる新作が発売予定。

　空白期間も名作として支持し続けたコアなファンを熱狂させるとともに、『エルデンリング』などからスタジオファンとなった新規ユーザーからの注目も集めている。

　さて、今回紹介するのはそんな「アーマード・コア」シリーズの第10作、『アーマード・コア ラストレイヴン』で驚きのRTAに挑戦した動画。nitouheiさん投稿の『【WR】アーマードコア ラストレイヴン Any%ノーダメRTA part1/2【28:20】』だ。

　この動画はシリーズ屈指の難易度として知られる本作でノーダメージでのAny%RTAに挑戦するというもの。

　今回は『アーマード・コア ラストレイヴン』ガチ勢が挑んだノーダメRTA、そのプレイの様子をご紹介する。

30分切りで『アーマード・コア ラストレイヴン』をノーダメクリア

　今回紹介するのは前述の通り『アーマード・コア ラストレイヴン』のAny%RTAに、ノーダメージおよびミッションリトライ禁止という独自ルールを設けて挑戦した動画。

　『アーマード・コア ラストレイヴン』は先にも軽く触れた通りシリーズの10作目に位置づけられる作品で、2004年に発売された『アーマード・コア ネクサス』から続く直接的な続編。

　武装組織“バーテックス”が宣言した総攻撃までに残された24時間を軸に、22人のアーマード・コア乗りの生き様が描かれるマルチエンディングのストーリーや部位破壊の採用などが特徴的だ。

　短期間に詰め込まれた独特のストーリーが人気の本作だが、一方でシリーズでも屈指の高難易度として知られる作品でもある。

　というのも本作はアーマード・コア乗りに焦点が当てられているということもあり対アーマード・コア戦が多く、特に最序盤と終盤のいくつかのミッションは鬼畜とも称される高難易度っぷり。

　そのほかにもスピード感のある動きに対して狭く戦いづらいステージなど地形の悪いミッションや、部位破壊システムもゲーム全体の高難易度化を進める要因になっている。

　本作の難易度の高さは視聴者のコメントからも察することができ、動画ではノーダメージでRTAに挑戦する本動画に対し、驚き困惑のリアクションを寄せるコメントが多く寄せられていた。

対策して、避けて、祈る。完走率10%弱のハードすぎる挑戦

　1度もダメージを受けてはいけないという縛りを設けて『アーマード・コア ラストレイヴン』に挑んだ本RTAではどのようなプレイが披露されていたのだろうか？

　動画ではプレイ開始と共にキーコンフィグ、パーツ購入、パーツ変更と一気に進め、プレイ時間が短いというミッション「産業区侵入者排除」に出撃。

　本作は8時、10時、12時というように区切られた時間で、同時に発生する複数のミッションからひとつを選んで物語が展開していくため、RTA向きのミッションが選ばれていく。

　ミッションでは最序盤かつ、敵対アーマード・コアが登場しないミッションということで当然何の問題もなくクリア。

　接敵時には敵味方共に偏差射撃の要素が強い本作ならではの円を描く回避機動も披露し、視聴者からは懐かしさを感じたリアクションが寄せられていた。

　NPCの護衛を行う次のミッションも難なくこなしたnitouheiさんは3つ目のミッションとして「保護区奪還」を選択。

　このミッションは狭い通路が中心のマップに加え、序盤ながらECMによる妨害のあるやや厄介なステージなのだが、本RTAでは同ミッションまでにECM対策を徹底し出撃。

　狭いマップでの戦闘は開けたマップに比べると敵の攻撃を避けるのが難しくなるところだが、気合の回避や狭い通路を利用した一方的な射撃で敵を次々撃破してみせた。

　ミッションを難なくこなしていくnitouheiさんだが続くミッションでは前半では最もノーダメ突破の難しい「研究所侵入者排除」に挑戦。

　こちらも前ミッションと同じく狭いマップでの戦闘となり回避が難しく、攻めた攻略を行えば被弾率が高くなるほか、敵の位置によっては被弾率が高くなる“お祈り”ポイントもあるという。

　前半屈指のリセットポイントとなる同ミッションだが、動画では被弾を警戒した丁寧な攻撃や運ゲーを制した攻略を披露し、見事突破して見せた。

　RTA前半を収録したPart1ではこの後も対アーマード・コア戦などを披露したほか、Part2では山場が続くという後半戦を収録。エンディングまでノーダメージで駆け抜ける驚きのプレイを見せつけていた。

　ノーダメージという縛りを設けながら僅か28分で『アーマード・コア ラストレイヴン』をクリアしてしまったnitouheiさん。

　本RTAはエヴァンジェルートでの挑戦を記録したものだが、nitouheiさんは現在、高難易度とされるジナイーダルートでのノーダメRTAも調整中とのことなので、さらなる挑戦の行方も併せてチェックしてほしい。

文／富士脇 水面

【WR】アーマードコア ラストレイヴン Any%ノーダメRTA part1/2【28:20】

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