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歌い手・ボカロP・動画師――総勢34名がひとつの動画を! ラスサビのユニゾンが壮大すぎる『可知光』

 歌い手やボカロP、イラストレーター、動画師、MIX師などがユニットを組み、曲を完成させる企画のVocaDuo。今回は、とりわけ大所帯ユニットで2023年のVocaDuoにエントリーしたチーム、VARIAZによる「可知光」を紹介したい。

取材・文/村上麗奈


 ボーカル、作曲、作詞、イラストや映像などそれぞれの工程に複数人が関わり、総勢34人のチームで制作された「可知光」。驚くべきは、各々の個性を尖らせたまま1曲としてまとまりのある楽曲に仕上げていることだ。

 ボーカルを担当するのは10名。序盤はソロパートが多く、それぞれのボーカリストの声質を楽しむことができる。声色のかけ離れた2人を同じフレーズのメロディとコーラスに採用する部分では、ハーモニーを作り出しながらも個性を引き立て合うアプローチが取られており、バラエティに富んだ歌声を聴くことができる。1フレーズごとに印象の異なる歌声が楽しめる10人の歌声がラスサビでユニゾンするのは圧巻だ。

 1曲としてのまとまりはありつつも、楽曲のセクションごとに使用されている音色が全く異なることにも注目したい。複数人で1曲を作るといっても様々な方法があるが、今回はセクションごとに作ったものを繋ぎ合わせるような形を取っているのだろう。楽器やジャンルをここまで大胆に変化させながら展開する楽曲は、中々1人では作れるものではないはずだ。そんな楽曲の変化に呼応するように、MVの映像やイラストの方向性もクリエイターごとに大きく変化する。セクションの数や楽曲の流れとしては決してドラスティックなわけではないが、クリエイターが異なることによる色の違いを楽曲の進行にうまく利用することで、変化に富んだ楽曲になっている。

 そしてなにより、34人という大所帯でひとつの作品を完成させるチームワークに拍手を送りたい。大人数でないと表現できないであろう、彩り豊かな楽曲となっている。


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