「クモはチョコの味なんかしねえよ!」嘘を書くサバイバル本に“リアルサバイバー”お怒り「書いた人はチョコ食べたことないんでしょうね!」
狩猟動画や自給自足動画の投稿が話題を集めるサバイバルの達人・カメ五郎氏が、『ニコラジ』に登場しました。カメ五郎氏はMCのやまだひさし氏と、アシスタントを務める、アニメ『けものフレンズ』声優・佐々木未来氏に、サバイバル生活の衝撃体験を語ります。
カエルやヘビはもちろん。果てはクモまで食べてしまうサバイバルの達人・カメ五郎氏の壮絶な狩猟ライフはいったいどうなっているのでしょうか!?
ひと晩明かすなら、バス停よりもサバイバル!?
やまだひさし:
サバイバルの動画を見るけど、カメ五郎さんのライバルってあんまりいないんですよ。
佐々木未来:
でしょうね。
やまだひさし:
カメ五郎さんのレベルがあまりに凄すぎて、今から真似ができない。
カメ五郎:
やっていることは地味なことなので、やろうと思えば、誰でもできるんですよ。ただ、食べたいか食べたくないかっていうレベルだけなので(笑)。
やまだひさし:
サバイバルの行為だけだったらいいけれど、「食」っていうものが絡んでくるから、そこがけっこうなハードルかもしれないね。それで、カメ五郎さんは、どうしてサバイバルをやろうと思ったの?
カメ五郎:
もともとは、キャンプとか登山をやっていました。その時は、まだ学生時代だったので、移動する手段が、電車とかバスなどの公共の乗り物を使っていました。その際に、最終を逃してしまって、ひと晩明かさなくてはいけなくなったわけです。
やまだひさし:
これはよくあることですよね。
カメ五郎:
もともと本で山菜だとかは、見ていて知っていました。だから、今日の夕食は現地で採った食材でやってみようって(笑)。
やまだひさし:
そこは普通、ファミレスに行くだろう。なぜそこで?
カメ五郎:
ファミレスまで歩くと、日が昇るくらい時間がかかる場所だったので。バス停で寝てればよかったんですけどね(笑)。それで、やってみたら本に書いてある通りにならなかったです。火もつかないし、食べ物も何もない! 結局、何もできなかった。
やまだひさし:
何もできず、ちっとも簡単じゃなかったと。
カメ五郎:
それが、悔しかったので。
クモの味はチョコレート!? サバイバル本の内容は本当なのか
カメ五郎:
本気を出してサバイバルの勉強してみると、本に嘘が書いてあることが平気であるんですよ。なので、本当なのか嘘なのかの検証みたいなことをしてました。
一同:
(笑)
やまだひさし:
買った本は、「サバイバル入門」みたいなモノを買ったってことですか?
カメ五郎:
普通に本屋さんで売っているような、「これさえあれば、大丈夫!」っていう本で、ぜんぜん大丈夫じゃなかった。
一同:
(笑)
やまだひさし:
死ぬところだったよね。
カメ五郎:
何ひとつ大丈夫じゃなかった!
一同:
(笑)
やまだひさし:
たとえば、何が書いてありました?
カメ五郎:
明かりをつけるために、火が必要だということで。まず、レンズを用意しますって書いてあって、レンズがないからどうしようもない。料理するところで、平気でアルミ缶やペットボトルなどが書いてあるけれど、それが容易に手に入るところじゃなかったら、その本自体が使い物にならない。
やまだひさし:
何にもないところから書いてある本って、考えるとないね。
カメ五郎:
そうなんですよね。あとは、この虫は美味いだの不味いだの、書いてあったりする本があるけれど、全部嘘っぱちで。
一同:
(笑)
やまだひさし:
ちょっとまって! それが嘘だということは、検証したってことだよね?
カメ五郎:
検証しました。
やまだひさし:
食べたってことだ。
カメ五郎:
はい。
佐々木未来:
すごい!
やまだひさし:
本には美味いって書いてあったのに、食べたら美味くなかったのは、何ですか。
カメ五郎:
「クモはチョコレートの味がする」っていうのは、本当に腹が立ちました。
佐々木未来:
そんなこと書いてあるんですか!?
カメ五郎:
「そんなわけねえだろ!」って思ってた。でも、わざわざ本に書いてあるってことは、本当なんだろうなって思って食べたら、ぜんぜんチョコレートの味なんかしない。
やまだひさし:
読者、なめてんのかと。
カメ五郎:
あの本書いた人って、たぶんチョコレート食べたことないと思います。
一同:
(笑)
やまだひさし:
きっと、妄想で書いたんだね。実践してるから、文句が言えるよ! 俺は食ったけど、チョコじゃねえよと。書き直せって(笑)!
カメ五郎:
クモがチョコレートだったら、お菓子業界が怒りますよ。
やまだひさし:
ですよね! そんなもの出せるわけがない。
カエルの皮を剥いで干し肉を作っていると警察から職務質問
やまだひさし:
サバイバルに行くとしても、似たような人たちはいないのですか。
カメ五郎:
見たことないです。
やまだひさし:
逆に、誰かに声かけられたことってないですか
カメ五郎:
向こうが声をかけたくないでしょうね(笑)。
一同:
(笑)
カメ五郎:
遠巻きに何やってるのかは見てきます。以前、多摩川の後にやったやつは、一回通報されちゃって……。
やまだひさし:
不審者だと思われてますね。
カメ五郎:
何かの儀式をやってるんじゃないかと思われました。ちょうどカエルやヘビの皮を剥いて、干し肉にしようと思って干していました。
佐々木未来:
儀式感ありますね。
やまだひさし:
カエルの皮を剥いて干したら、完全に儀式だよね。
カメ五郎:
その時は、「食料です」って言ったら、警察も納得はしてくれました。
やまだひさし:
関わりたくなかったでしょうね。本来なら逮捕ですけど、もういいやと。死んだのカエルぐらいだし、被害届け出てないしみたいな感じでしょうね。