イギリス史上最大のえん罪事件と富士通がどう関係するの? 郵便局スキャンダル「ホライゾン事件」について解説してみた
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『富士通がなんかイギリスで叩かれてる件について』というゆはるさんの動画です。
最近ニュースなどで話題になっているイギリスの「ホライゾン事件」について、投稿者のゆはるさんが解説動画を作りました。
イギリスでこの事件を題材にしたテレビドラマが放映されたことで、再び注目が高まったというホライゾン事件。イギリス史上最大のえん罪事件、郵便局スキャンダルなどと言われています。
事の発端は1999年、イギリスの郵便局「ポスト・オフィス」が窓口業務の電子化のため「ホライゾン」という会計システムを導入したことでした。
するとシステム導入から14年もの間、会計残高の不一致が頻発。各地の郵便局長はシステムの不具合についてポスト・オフィス側に訴えたものの、ポスト・オフィス本社は不具合は無いとはねつけます。その結果、700人以上の郵便局長らが窃盗や不正経理など無実の罪を着せられることになりました。
訴追を免れても残高の不足分を借金で穴埋めした人もいたり、事件をきっかけに破産や離婚や自殺、また汚名を返上できないまま亡くなった人もいるそうです。
事件に転機がおとずれたのは2019年。システムに不具合があったことをイギリス司法がようやく認定します。
ただし、有罪判決が取り下げられたのは700人以上の被害者のうち93人。いまだ多くの人が無実を訴えて戦っているとのことです。
では、このホライゾン事件と富士通はどう関わっているのでしょうか。
ホライズンはイギリスのIT企業ICLが開発しました。そして富士通はICLを1998年に買収して子会社化しているという関りがあります。
ホライゾンの開発自体は富士通が行わなかったことなどにより、当初富士通には責任は無いとされていました。しかし2019年のシステムの不具合の認定と共に、富士通が出した証拠に不備があるとして司法は富士通側の調査不足を指摘します。
富士通とポスト・オフィスとイギリス政府の癒着の指摘もあるというホライゾン事件。この辺りについては捜査が進むことで明らかになるかもしれないとのこと。みはるさんによる解説の詳細に興味を持たれた方は、どうぞ動画をご視聴ください。
視聴者のコメント
・めちゃくちゃすぎる
・何もかもが酷い
・車の時に見た流れ
・闇深いンゴねぇ
・冤罪にしたのは司法だろ
・下手に英企業を買収できないねぇ…
▼動画はこちらから視聴できます▼
『富士通がなんかイギリスで叩かれてる件について』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43282343
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