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『クロノ・トリガー』をAIに振り回されながら実況してみた! ゲームも知らなければ画面も見えないAIと繰り広げる漫才のような実況に視聴者も大爆笑

 1995年にスクウェアよりスーパーファミコン向けに発売されたRPG『クロノ・トリガー』。 

 同作は「FF」シリーズの坂口博信氏、「ドラクエ」シリーズの堀井雄二氏、「ドラゴンボール」の鳥山明氏といった巨匠がチームを組んだドリームプロジェクトとして開発された平成の名作。

 当時はライバル会社であるスクウェアの「FF」とエニックスの「ドラクエ」を手掛ける面々が集うということで大きな話題となった同作だが、数々の名作を手掛ける加藤正人氏や高橋哲氏、植松伸夫氏や光田康典氏も参加しており、ゲーム体験もシナリオ・グラフィック・音楽とあらゆる面で当時の最先端となる作品だった。

 発売から四半世紀以上が経過した『クロノ・トリガー』だが、これまでさまざまなプラットフォームへの移植が行われており、現在も色褪せない魅力で多くのファンを増やし続けている。

 今回紹介するのはそんな名作『クロノ・トリガー』で変わった実況プレイを繰り広げる動画。おやつさんがニコニコ動画に投稿した『【AI実況】クロノ・トリガーをAIと一緒に実況してみた① 旅立ち編【ゆっくり実況】』だ。

 この動画はニコニコ動画に多くの実況プレイ動画を投稿するおやつさんが、AIを用いたチャットボットと共に実況プレイを行う人気シリーズの最新作。

 今回はまたしてもめちゃくちゃすぎるチャットボットとコントのような実況プレイを繰り広げたおやつさんの『クロノ・トリガー』実況プレイをご紹介する。

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AIチャットボットと繰り広げる漫才のような実況プレイ

 今回紹介するのは前述の通り、AIを用いたチャットボットとの『クロノ・トリガー』実況プレイに挑戦した動画。

 OpenAIのChatGPTが大きな注目を集めてから実況プレイ界隈ではChatGPTをはじめとするチャットボットを用いた実況プレイ動画が度々投稿されており、ニコニコ動画でもAIに攻略法を求めたり行動の一部をAIに任せるような動画が確認できる。

 投稿者のおやつさんも昨年3月頃からAIを用いた「AI実況シリーズ」を投稿しており、本稿で紹介するのも同シリーズの第5弾として投稿された動画だ。

 「AI実況シリーズ」では『Tone Sphere』で知られるStaさんが開発・公開する「AIのべりすと」で提供される「チャット用プロンプトv2」を実況担当として採用。

 「チャット用プロンプトv2」は小説・文章生成に特化したサービスで、ユーザーが書き出しを入力するとAIがそれに続く文章を出力してくれるというもの。

 同シリーズではサービスの常用外となるものの「チャット用プロンプトv2」と対話形式での実況プレイに挑戦し、ゲーム画面を見ることが出来ないチャットボットとのツッコミどころ満載のやり取りで視聴者を楽しませてきた。

今回もハチャメチャに振り回されるAI実況

 AIと一緒にスーパーファミコンの傑作『クロノ・トリガー』の実況プレイに挑む本動画。過去の挑戦ではゲームを知らず、画面も見えないAIに振り回される様子が見られたが、果たして今回の挑戦ではどのような実況を披露したのだろうか?

 動画では本格的な実況プレイに移る前に、まずは『クロノ・トリガー』についての解説を求めるおやつさん。

 ゲーム概要の解説ということで無難な回答が得られそうなものだが、AIからは「1978年に発売されたチュンソフトのスーパーファミコン用RPG」と大ハズレの解説が出力。

 本稿冒頭でも軽く触れているが本作は1995年にスクウェアより発売されたタイトルのためメーカーも発売年も異なる。そもそも1978年というというとファミリーコンピュータどころかゲーム&ウォッチすら発売されていないAtari 2600の時代だ。

 このようなやり取りにも慣れたおやつさんはすぐさま訂正させるも、AIは発売年を1996年と間違えたうえ、やっぱりチュンソフトから発売されたことにしたい様子。

 動画ではさらなる訂正を求めているものの、AIはチュンソフトのゲームだと言い張り、ツッコミの言葉遣いに説教を始める始末で、おやつさんも諦め気味に実況プレイに移っている。

 冒頭からツッコミどころしかないハチャメチャなやり取りを披露した本プレイだが、動画ではこのほかにもコントのような会話を次々披露。

 おやつさんの言葉遣いを指摘していたAIだが、ゲーム冒頭のお小遣いをもらうシーンで「おい!ババア!お小遣いはいくらだ!?」と乱暴すぎるセリフを吐いてみたり、拾ったペンダントを最強武器の素材だと言い張ってくすねようとして視聴者からツッコミを入れられている。

 ゲーム画面を見られないAIとの実況という特殊すぎる環境によるちぐはぐなやり取りが中心となる本プレイだが、動画では妙に核心を突いた会話を披露することもあり、その独特の緩急で視聴者を楽しませていた。


 AIとの『クロノ・トリガー』実況プレイに挑戦する本動画はPart2までが投稿済み。「AI実況シリーズ」では本稿紹介の『クロノ・トリガー』以外にも『MOTHER2』や『ドラゴンクエスト8』などもプレイしているためぜひそちらもチェックしてみてほしい。

文/富士脇 水面

【AI実況】クロノ・トリガーをAIと一緒に実況してみた① 旅立ち編【ゆっくり実況】

https://www.nicovideo.jp/watch/sm43215730

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