バナナに絵を描かせるマシンを作ってみた! 8時間かけて生成されたデジタルアートに紳士たちが大歓喜!?
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『バナナに絵を描かせるマシンを作ってみた【電子工作】』という由井河あきらさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
バナナに絵を描かせるマシンを開発しました
理論上、有限時間のうちにあらゆるデジタル画像を生成する可能性を持ち
何からも一切学習していないクリーンでピュアな画像を無尽蔵に生成できます!!
過去に「バナナに俳句を詠ませる装置」を制作した投稿者の由井河あきらさんが、今度は「バナナに絵を描かせる装置」を作りました。
バナナが絵筆を取ることはできませんが、デジタルイラストなら技術的に可能だそうです。ガイガーカウンター基板を用意し、バナナに含まれるカリウム40のβ崩壊を検知します。
これにプログラムがスタートしてからの累積時間をマイクロ秒で返す関数を利用します。検知したタイミングで、累積時間の下位8bitを取り出し、RGBのカラーコードとします。β崩壊を3回検知すると、1ピクセル分のデータができます。
表示には64×64ドットのLEDドットマトリクスディスプレイを使います。すべて描き終えるのに、8時間程度かかる計算になります。
8時間後、どんな絵ができたでしょうか。極めて抽象的で、常人には理解できないイラストとなりました。由井河さんも、思わず「なんなんすかこれ」とツッコんでしまいます。
装置を少し改良します。時間短縮のため、塗りつぶしの四角形をたくさん描くことにしました。x、yの座標、四角の大きさもバナナ乱数で生成します。先ほどよりも、かっこいい画像を描くようになりました。
コメントを見ると、数年前に話題になった「遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう!」プロジェクトを想起した人も多数いる様子です。バナナが描いた画像には「えっちだ……」との声もあがっており、訓練された紳士たちには好評のようです。
視聴者コメント
そんなバナナ
かっけえ
俺より上手い
味のある画風
宇宙の構造が見える
文/高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『バナナに絵を描かせるマシンを作ってみた【電子工作】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43824503
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