3つの生成AIがレシピ提案した「ルーを使わないカレー」を作って食べ比べてみた! ChatGPT、Gemini、Copilotではどのカレーが最も美味しい?
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『生成AIレシピ対決!最も美味いカレーを作るのはどのAIだ!【春日部つむぎ&四国めたん】』というしよりゆさんの動画です。
対話型のAIの使いどころを考えた投稿者のしよりゆさんが、生成AIのレシピ対決を行います。画像は左からそれぞれChatGPT、GoogleのGemini、MicrosoftのCopilotのマークです。いずれも無料で使えます。
お題は「カレールーを使わないカレー」です。カレールーはカレー粉に小麦粉や油脂や調味料を加えたもの。このルーを使わない縛りを入れることで、様々なレシピが出てきそうですね。どの生成AIが最も美味しいレシピを提案してくれるでしょうか。
まずはChatGPTのレシピから調理スタート。玉ネギとニンジンとジャガイモという、カレーではおなじみの野菜に鶏もも肉を加えて炒めます。ちなみにChatGPTはお好みのタンパク質として「豆腐」も提案していました。
トマトも入れたらカレー粉を投入。このレシピは水を入れない無水カレーとのこと。
ココナッツミルクを入れるのが最大のポイントです。仕上がりが気になります。
次に作るのはGoogleのGeminiのレシピ。お馴染みの野菜(ただし玉ネギはみじん切り)と鶏もも肉に水を入れ、煮込みながら自分でスパイスを調合して加えます。
はちみつ大さじ1/2は切らしていたので砂糖で代用することに。このあとトマトペーストを入れて煮込みます。
10分煮込んで味見をしたところ「カレースープとしては美味!」という感じだったので、全スパイスを1.5倍にしたしよりゆさん。レシピ通りに作る企画ですが、「お好みで調整」とあるのでお好みにしました。これが結果にどうつながるでしょうか。
最後はCopilotのレシピです。まずは鶏肉の両面をフライパンでこんがりと焼きます。
次に焼けた鶏肉を取り出したフライパンで玉ネギを炒め、缶詰のトマトを加えました。今回、生成AIたちはそれぞれ異なるタイプのトマトを加えることを提案していますね。
カレー粉を使うCopilotのレシピは水を大量に使うのが特徴です。まずは800ml。
10分煮込んだところで鶏肉の半量を戻し入れ、水を500ml加えて30分煮込みます。このあと残りの鶏肉を加えて10分煮込んだら完成です。
生成AIレシピのカレーが出そろいました。どれも美味しそうに見えます。
まずはChatGPTレシピのカレーをいただくと、「めちゃくちゃ本格的な味がする!」としよりゆさん。具材がゴロゴロしているのも美味しいのだとか。AIの底力を感じたとのこと。ただ、スパイスはあまり効いていないそうです。
次のGeminiレシピでは「美味しい、けど……」という反応。美味しいけれどなんだか甘いとのこと。蜂蜜を砂糖で代用したのが原因かもと考え、「みんなはレシピの分量を守ろう!」としよりゆさん。
最後の沢山のトマトと水を大量に使ったCopilotは「説明しにくい味」でした。だいぶ変わり種のカレーだとか。
食べた感想は鶏肉のトマト煮が近いようです。「美味しいには美味しいよ!」とのことですが、お米にかけるには合わなさそうだとか。
それぞれ個性ある美味しいレシピを提案してくれた生成AI。食べ比べた結果、カレーレシピの優勝はChatGPTとなりました。手間をかけて作る価値のある味だったそうです。
生成AIレシピの詳細に興味を持たれた方は、どうぞ動画をご覧ください。春日部つむぎと四国めたんの会話がテンポよく楽しいです。動画冒頭では対話型AIのおすすめの使い方が3つ紹介されています。
▼動画はこちらから視聴できます▼
『生成AIレシピ対決!最も美味いカレーを作るのはどのAIだ!【春日部つむぎ&四国めたん】』
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