球を変更できる「トラックボール」を作ってみたが… 開発は想定外の結果も「台座型の入力デバイス自体は面白い」「トライアンドエラーはつきもの」の声集まる
今回ご紹介するのはねるねるテレビさんがニコニコ動画に投稿した『ボールの大きさが変えられるトラックボール作ってみた』です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
やぁ、みんな、今回はボールの大きさを自由に好きな大きさや素材に
変えられるトラックボールを作ってみるって動画だよ。
まぁ別に、これからトラックボールを使おうとか、 そーゆーことじゃなくて、
ただ作ってみたいから作るってだけです。
果たしてうまく言ったのでしょうか・・・どぞ。


ボールを動かしてマウスカーソルを動かせるトラックボール。今回投稿者のねるねるテレビさんはさまざまな大きさや、素材の球へ交換ができる自由なトラックボールを開発していくそうです。
ちなみにトラックボールを使ったことはないので、完全に勘で作成していくとのこと。

用意した球はこちら。テニスボール、ゴルフボール、ピンポン玉…etcとさまざまな球を用意しました。

基盤部分は市販のマウスを流用します。

土台にはコルクボードを使用することに。


自作した3つの金属パーツで球を固定して、その下にセンサーを配置する構造にする予定だったのですが、


安定しなかったので、フィギュアの土台にコルクボードを固定したことでボールを固定する箇所が完成しました。



クリック部分は、外側の金具部分にはんだ付けします。
球の部分から結構離れているので、ちょっと押しにくそうですがどうなのでしょうか。


動作するかが不安でしたが、しっかりと動かせています。
ここからが本題です。球を変えて使用感は変わるのでしょうか。
ちなみに今使っている球はビリヤードの球で、リサイクルショップで10個500円だったとのこと。

ボタンはやはり押しにくいようです。


正常に動作はしていますが、片手でドラッグなどの動作が難しい様子……。


木でできた球はやや抵抗感高めとのこと。
他の球も試していきます。

テニスボールは毛が生えて不思議な感じ。


柔らかすぎるボールはトラックボールの球には向かなそうです。


逆に小さすぎるピンポン玉などでも動かしにくいようです。


最後にセロテープやプリントの切れ端で作られた球は意外や意外ビリヤード球の次に使いやすかったそうです。

続いて市販のトラックボールと比較していきます。


市販のトラックボールの使いやすさに驚くねるねるテレビさん。
しかし、構造的には同じはずなのになぜこれほどに使い勝手に差が出ているのでしょうか?


市販品は当然ですが上に動かせばマウスポインターも上に、下に動かせば下に行きます。

しかし自作したトラックボールでは上に動かすとマウスポインターは下へ、下へ動かすと上に行ってしまいます。
これが使いづらさの正体だった様子……。


この問題を解消すべく、自作トラックボールを180度反転してみると上下が逆になる問題が解決しました!

今度は左右が逆転してしまう結果に。


ここで気づくねるねるテレビさん。
もとにしているマウスをひっくり返して使っているのですから、上下は逆転しまっていたのです……。


比較用のトラックボールなどを含めると約2万円かかった検証となってしまいましたが、成功への礎という事で動画を終えるのでした。
今回は球の部分を変えられるトラックボール開発について紹介しました。実際の開発風景などが気になった方はぜひニコニコ動画でご視聴ください!
視聴者コメント
・基本はデカい方が微調整がきく
・水晶玉で魔術師っぽくなってほしい
・手首を浮かすのがつらそう
・トライアンドエラーはつきもの
・台座型の入力デバイス自体は面白い。
▼動画はこちらから視聴できます▼
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