【ネタバレ注意】『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』最終回直前に、放送開始からバズったワードを振り返ってみないか? 「バスク・オム」「シャア生存RTA」「ゲルググ(GQ)」etc…
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が地上波で放送されて以来、SNSでは数々の“バズワード”が巻き起こりました。
本記事では、その中でも特に盛り上がりを見せ、ニコニコ大百科の“HOTワード”にランクインしたワードを中心に振り返っていきます。
今夜の最終回放送を待つひととき、記憶をたどりながら作品世界を再確認するおともとして、ぜひご活用ください。
※本編の内容に深く踏み込んだネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

■バスク・オム
バスク・オムは、アニメ『機動戦士Ζガンダム』などのガンダムシリーズに登場する架空の人物である。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』では、一年戦争でジオンが勝利した(=地球連邦が敗北した)というパラレルワールドのU.C.0085年を舞台に、地球連邦軍の少佐として登場する。
作中では、日本の廃墟の中にひっそりと存在する「アマラカマラ商会」を隠れ蓑に、部下のゲーツ・キャパ中尉にサイコガンダムとドゥー・ムラサメを監督させ、キシリア・ザビ暗殺計画を実行するよう指示していた。
そして第6話でバスクが登場して以降、ガンダムファンコミュニティでは“バスク・オム旋風”とも呼べる盛り上がりが巻き起こることとなった。(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
■シャア生存RTA(リアルタイムアタック)
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の第9話「シャロンの薔薇」にて、ある登場人物が語った一連のセリフが、視聴者の一部にある“幻影”を呼び起こした。
この回では、主人公アマテ・ユズリハが、謎めいた力を持つ少女ララァ・スンと出会う。ララァは、自身が「向こう側の夢を見る」と語り、そのビジョンは「理想の展開を求めて何度もやり直す」という不思議な図式として描かれる。
その語り口に対し、一部の視聴者はなぜかRTA(リアルタイムアタック)動画との共通点を感じてしまい、「何度も再走を強いられるララァ・スン姉貴」=RTA走者という妄想が自然発生した。
こうしてネット上では、ララァが“シャアを生存させるまで何度もやり直す”という「シャア生存RTA」なる概念が誕生。
以降、再走にn敗するララァのイラストやネタ動画が続々と投稿される現象となった。(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
■アマテ・ユズリハ
アマテ・ユズリハ(通称:マチュ)は、アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場するキャラクターで、同作の主人公である。
サイド6のスペースコロニー「イズマ」で暮らす17歳の女子高校生。外交官の父は単身赴任中であり、コロニー監査局部長である母・タマキ・ユズリハとの二人暮らしをしている。
物語の始まりでは、運び屋の少女ニャアンにスマートフォンを(結果的に)壊され、弁償を求めて彼女を追いかける。その一件をきっかけに、クランバトルチーム「ポメラニアンズ」へと参加。
咄嗟に名乗った幼少期のあだ名「マチュ」がそのままエントリーネームとなる。
やがて、モビルスーツGQuuuuuuX(ジークアクス)のパイロットとなり、初めての実戦でシュウジ・イトウとのニュータイプ共鳴「キラキラ」を経験。その神秘的な感覚に強く惹かれ、やがて“日常”を離れた戦いの世界へと足を踏み入れていく。(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
■シイコ・スガイ
シイコ・スガイは、アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場するキャラクター。
サイド6のパルダ・コロニーで暮らす民間人の既婚女性であり、3〜4歳ほどの息子「ぼうや」との二人暮らし。姓の「スガイ」は夫のものである。
かつては地球連邦軍に所属するモビルスーツパイロットであり、5年前のジオン独立戦争(一年戦争)では、撃墜数100機超という驚異的な記録を残した伝説的存在。
“子持ち人妻”“元撃墜王”“変質した復讐者”“ニュータイプ疑惑あり”と、あらゆる属性が詰め込まれた濃厚なキャラクターであり、彼女が登場する第4話は、シリーズ屈指の完成度を誇るエピソードとして知られている。
作中では、『めぐりあい宇宙編』をはじめとする過去作の名場面のオマージュを体現しつつ、わずか1話限りで退場。
放送後は、SNSやコメント欄で彼女の内面に迫る考察や、オマージュ元との比較が多数投稿されたほか、「もし無事に帰れていたら」という二次創作も活発に展開された。
さらに海外放送版での吹替演技の完成度も話題を呼び、その衝撃と余韻は海外ファン層にも大きく波及している。(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
■ドゥー・ムラサメ
ドゥー・ムラサメは、アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場するキャラクター。
地球・日本に本籍を持つ「アマラカマラ商会」に所属するパイロットとして、物語の舞台であるサイド6・イズマ・コロニーへ、「コロニー用の空調機」を運搬するために訪れる。
見た目は10代の子どものような外見で、白髪のロングヘアを頭頂部で束ねているのが特徴。
しかしその顔にはそばかすが浮かび、青白い肌に深いクマ、そして痩せぎすな体格──特に手足の細さが目立ち、どこか不穏な印象を残す。
実は「商会パイロット」という肩書きは表向きのもので、実際には地球連邦軍の少尉にして、ムラサメ研究所で育成された強化人間(人工ニュータイプ)である。
ドゥーはサイコに搭乗することを前提に調整された存在であり、サイコのことを「自分の本当の身体」、自身を「サイコの心臓」と表現する。
ドゥーについて明かされている情報は極めて少なく、どんな人間で、どんな過去を持っているのかはほとんど語られていない。(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
■ゲルググ(GQ)
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』第4話に登場するモビルスーツ。
劇中では、どう見てもGM系のモビルスーツにしか見えない機体が、テレビ内で問答無用に「ゲルググ」と呼ばれているという摩訶不思議な描写がなされた。
このあまりにも“あんまりな”名付けに、放送直後のX(旧Twitter)では「ゲルググ」がトレンド1位にランクイン。
その反響の大きさは、SNS上での言及量からも明らかである。
もっとも、このGQ版ゲルググは「見た目が違うのに名前が同じ」だけのネタでは終わらない。
ガンダムをベースに開発されたジオン側の量産機という構造を考えると、「ジオン版GM」としてのゲルググ像は確かに理屈に合っており、
デザインや命名が意図的に歪められていることには、GQuuuuuuX世界なりの整合性が存在していると考えられる。
詳しい経緯・考察については、ニコニコ大百科の記事を参照されたい。(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
■ジオン水泳部
「ジオン水泳部」とは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場したジオン公国軍の水陸両用モビルスーツ(MS)群や、そのバリエーション機が活躍するシーン・作品につけられるニコニコ動画の定番タグである。
ゴッグ、ズゴック、アッガイ、ゾックといった機体群が、機敏かつ奇怪な動きで活躍することで、“部活動”のような愛称が定着した。
そしてこの「ジオン水泳部」が、アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の第9話にて、思いがけず堂々たる姿で登場することになる。
このシーンの放送後、SNSやニコ動では「まさかここでジオン水泳部が来るとは」といった反応が相次ぎ、一部では“GQ水泳部”として再評価・再注目のきっかけにもなった。(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
■セシリア・アイリーン
セシリア・アイリーンとは、『機動戦士ガンダム』の登場人物である。『機動戦士ガンダム』シリーズのうち、いわゆる「一年戦争」の時代を描いた作品において、ジオン公国の総帥「ギレン・ザビ」の秘書官として登場する。
同作でも10話「イオマグヌッソ封鎖」にて、ギレン・ザビの秘書官として登場。「アップにした金髪の美女」という点は前述の劇場版以来のキャラクターデザインを踏襲しているが、大きくアレンジされている。
この10話では、ギレンの妹「キシリア・ザビ」が「総帥は最近、ズム・シティにも姿を見せず、贔屓の秘書官と別荘に入り浸っているとか」と語るシーンがある。
ズム・シティはジオン公国の首都であるので、要するに「ギレンが仕事をほっぽり出して愛人と過ごしてばかりいる」という批判である。この「贔屓の秘書官」がセシリア・アイリーンのことであると作中で明言されているわけではないが、上記の小説版での設定を加味して考えるならやはりセシリアを指していると考えるのが自然か。(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
■ララァ・スン
ララァ・スンは、TVアニメ『機動戦士ガンダム』に登場するキャラクター。
ニュータイプとしての高い感応能力を持ち、アムロ・レイ、シャア・アズナブルの両者と深く関わる、シリーズ屈指の象徴的存在である。
そして、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』では、アムロがガンダムに出会わず、シャアもララァに出会わなかったという、もうひとつの宇宙世紀──パラレルワールドが描かれる。
この世界線では、宇宙世紀0085年の時点でララァは生存しており、カバスの娼館で客を取る生活を続けている。
彼女は“ある人物”の訪れを静かに待ち続けており、かつての運命とは異なる形で、再び物語に関わることとなる。
詳しい描写は限られているものの、その存在感とセリフの一つひとつが、視聴者にさまざまな解釈と感情を呼び起こしている。
(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
■シャロンの薔薇
シャロンの薔薇とは、もともと旧約聖書に登場する言葉である。
「シャロン」とはイスラエルの地中海沿岸に広がる肥沃な平原地帯の名称であり、乾いた大地が多い同地域においては、豊かさの象徴とされる特別な土地である。
聖書においては、「シャロンの牧場」が理想郷として語られ、そこに咲く「シャロンの薔薇」は純潔や希望の象徴とされてきた。
ここでは、その名を冠した存在として登場する、TVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』における特異なモビルアーマー「シャロンの薔薇」について解説する。
この機体は、正史では存在しないはずのモビルアーマー、すなわちエルメスを思わせる外観を持ち、機体内部にはパイロットスーツ姿のララァ・スンと見られる女性が眠っている。
『機動戦士ガンダム』においてエルメスは、アムロのガンダムによってビームサーベルで貫かれ、爆散した機体である。だがこの“シャロンの薔薇”には、そのような損傷の痕跡は見られない。
つまりこの機体は、「正史とは極めて近く、限りなく遠い世界」──パラレルワールドのエルメスである可能性が示唆されている。
(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
■機動戦士Gundam GQuuuuuuX
2024年12月4日のイベント「ガンダムカンファレンス WINTER 2024」内で制作発表され、翌2025年4月8日から日本テレビ系列にて放送中。ガンダムTVシリーズとしては通算24作目にあたる。
制作はサンライズに加え、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』や実写特撮『シン・シリーズ』でお馴染みのスタジオカラーが参加。監督に鶴巻和哉、シリーズ構成・脚本に榎戸洋司、メカニカルデザインに山下いくと……と、旧ガイナックスの『フリクリ』『トップをねらえ2!』でお馴染みの面々が関わっている他、庵野秀明もサブ脚本担当として参加している。
本作は、初代『機動戦士ガンダム』で描かれた、宇宙世紀シリーズの原点にして最大の闘いである「一年戦争」。『Gundam GQuuuuuuX』はパラレルワールドで行われた一年戦争から5年後、異なる歴史を辿った宇宙世紀0085年を舞台にした物語である。
『機動新世紀ガンダムX』とは異なる意味で「戦後(アフター・ウォー)」を描いた作品。今までの宇宙世紀シリーズの観念が逆転した世界における冷戦期を舞台にしている。
これまでお馴染みだった兵器や人物はリデザインされ、ある者はこれまでと似たような、ある者は全く異なる立場に置かれ、それぞれの目論見の元行動している。
その時代と人のうねりの中に放り込まれた主人公アマテが、非日常の彼方へ飛び出していく様が描かれる。(詳しい解説はニコニコ大百科へ)
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