身近なもので「スモークマシン」が作れるか試してみた! グリセリン、水、綿、電熱線と使うものは意外にシンプル
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『スモークマシンっぽいものを作りたかったお話』というtekeliliさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
今回はいつもとタイトルの書き方が違いますね?
つまりはそういう事です。
※一応煙が出るやつは最後にちょろっと出てきます。
演劇などで使われる「スモークマシン」は、大がかりな装置のように見えますが、実は煙を出す仕組み自体はとてもシンプルです。これに気づいたtekeliliさんは、「その辺で手に入るものだけで自作できるのでは?」と考え、挑戦を始めました。

スモークマシンは「スモークリキッド」と呼ばれる液体を電熱線で加熱し、煙を発生させています。このリキッドはグリセリンと水を混ぜるだけで簡単に作ることができます。また、電熱線やリキッドを染み込ませる綿も入手が容易なものです。

リキッドを染み込ませた綿に電熱線を巻きつけ、乾電池で通電して発熱させる仕掛けを作ることにしました。ちなみに電子タバコも同じ原理で動作しています。

まずはアルカリ乾電池2本で実験。スイッチを入れてみましたが、煙は出ません。電池の本数を増やすとうっすらと煙が上がりましたが、思ったほどの量ではありませんでした。

そこで電池の種類や本数を変えて再挑戦。6本に増やすともくもくと煙が出ましたが、電熱線が赤熱し始めたためすぐに中止。4本がちょうど良いバランスだったようです。

次に3Dプリンターでケースを作り、送風用の小型ファンも取り付けました。スイッチを入れて「煙がぶわっと出るはず!」と期待しましたが、まったく出ません。電池ボックスを変更したこと原因だったようです。

電池ボックスを元に戻してみたものの、煙の量はやはり少なめです。より強力なバッテリーを使えば改善できそうだと思ったものの、自分の知識では危険と判断。そこで投稿者は“禁じ手”を使った新たな装置を開発します。

完成したのは拳銃型のスモークマシン。スイッチを押すと勢いよくスモークが噴き出します。とてもいい出来となっていますが、これは電子タバコをそのまま利用しただけのものでした。

自作スモークマシンはうまくいきませんでしたが、「電池についていろいろ学べてよかった」と投稿者。試行錯誤の様子が楽しい動画になっていますので、気になった方はぜひ視聴してみてください。
視聴者コメント
さっそく暗雲が立ち込めてきたな
あっ!ほんわか出てる
夏にぴったりですね
これ見たことある、ノーマットやん
おもしろかった
文/高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『スモークマシンっぽいものを作りたかったお話』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm45149919
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