カチカチ動くのが楽しい「カウンター」を作ってみた! 3Dプリンターで部品を自作し「ラチェット機構」と「ジェネバ機構」をわかりやすく解説
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もうひとつの要となるのが「ジェネバ機構」です。回転する部品が一周する間に、相手の部品にピンが一度だけ引っかかり、部分的に回転を伝える仕組みです。
この特性を利用すると、「一の位」がゼロに戻るタイミングでだけ「十の位」が進むという、桁上がりの動作を自然に再現できます。

さらに、十の位を正しく動かすために歯車で回転数を調整する工夫も盛り込まれています。ジェネバ機構だけでは回転の進みが速すぎるため、歯車の組み合わせによって半分の回転数に落とし込むことで、数字の進み方が正しくなるよう設計されています。

完成したカウンターは、スイッチを押すたびに小気味よく数字が切り替わり、桁上がりの瞬間も確認できます。「理屈を知ったうえで見ると、頭の良い機構だと思う」と投稿者も感慨深げです。

見ていて飽きず、つい何度もカチカチと操作したくなる作品です。実際に動くところを見たい方は、ぜひ動画を視聴してみてください。
視聴者コメント
なるほど
音が良い
めっちゃ分かりやすい
これジェネバ機構っていうんだ
見やすくてたすかる~
文/高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【VOICEROID】ラチェット機構とジェネバ機構で作るカウンター【第11回ひじき祭】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm45356151
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