カチカチ動くのが楽しい「カウンター」を作ってみた! 3Dプリンターで部品を自作し「ラチェット機構」と「ジェネバ機構」をわかりやすく解説
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今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『【VOICEROID】ラチェット機構とジェネバ機構で作るカウンター【第11回ひじき祭】』というちぇけガールさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
3Dプリンタを使って、カウンターを作ってみました。
こういう機構を実装してみるの、楽しいですよね。
みなさんはどんな機構が好きですか?
押すたびに数字がひとつずつ増えていく「カウンター」を、古典的な機械仕掛けで制作する――そんな技術系動画が投稿されています。3Dプリンターで部品を自作し、組み立てながら「ラチェット機構」や「ジェネバ機構」について解説します。

まずはスイッチ部分。ベースとなる白い部品に黄色の部品をはめ込むと、黄色い部品が上下に動くように設計されています。バネを取り付けることで、押すと自動で戻ってくるスイッチが完成します。

カウンターの心臓部となるのが「ラチェット機構」です。ギザギザのついた部品とバネを組み合わせることで、スイッチを押すたびに決まった角度だけ回転します。
逆回転はできない構造になっており、その結果「カチカチ」と一方向にだけ動く仕組みが生まれます。ここでは10回押すと1周するように設計されています。

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