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空中に「魔法陣」を描く装置を作ってみた! 両手に魔法陣を展開するだけでなく、ガンダムのシールドなど様々な描画に成功

 今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『空中に魔法陣作ったら凄すぎた…』というTKW.ゆーたさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

空中にディスプレイを表示するバーサライタという仕組みを0から製作しました。


 最近マーベル映画の『ドクターストレンジ』を見たという投稿者のTKW.ゆーたさん。両手に魔法陣を出す姿がカッコよく、やってみたいと思ったそう。そこで、LEDを高速回転させた残像でディスプレイを作るバーサライタ技術を使って魔法陣を映し出すことにしました。

 今回作るバーサライタのスケッチです。主な部品はギヤを回転させるためのハイパワーモーター、72個のLEDが付いているLEDストリップ、回転数を計測するためのセンサとのこと。

 まずは実験機を3DCADで設計。

 部品を印刷して組み立てていきます。

 スリップリングという部品です。これを組み込むことで配線を途中で回転させることができるので、回転中のLEDにも信号を送れるようになるのだとか。

 ハイパワーモーターや回転センサも取り付けて形になってきました。

 羽根の部分にLEDストリップを貼り付けたら先端をキレイにはんだ付け。

 続いては配線です。マイコン、モータドライバを接続します。

 最後は電源線とモータ線を接続し、反対側を電源に繋いだら実験機の完成です。

 このままでは使えないバーサライタ。これから地獄のプログラムを書いていく必要があるのだとか。そこで、この先のモチベーションのためにひとまずLEDを2個だけ点灯させてみます。

 実験成功! 綺麗な円が描かれて、やる気が高まりました。

 バーサライタを表示する仕組みについての説明です。まず任意の画像を用意し、これを円形のマス目状に分割。LEDバーをこの画像に重ね、重なったマスの色をLEDで表示することで画像を描きます。

 最終的な目標は魔法陣を表示させることですが、まずは一本線、次は半円、その次は4色を使って4分割と、段階的に作業を進めるTKW.ゆーたさん。

 続いては円ではない画像を表示。このあとはこの画像を回転させることにも取り組みます。

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