「原作35周年記念 スレイヤーズ展~ごぅずおん~」ソラマチ会場での興奮をお届け! 35周年にして初の大規模展示会は、竜破斬の特大パネルもありファン必見【イベントレポート】
■いざ、冒険!

『スレイヤーズ』の長い長い冒険の始まりに、思わず深呼吸。
ここから「長編エリア」が始まります。まずは〈第一部〉。
シリアスとギャグのバランスが心地よい、あの空気が満ちています。

軽快なテンポでサクサク読める神坂節ですが、ミステリな雰囲気があったり、生きることについて考えさせられるシーン、リナ視点だからこその見える部分・見えない部分の巧妙な書き分けなど、ハッとさせられる描写が多いです。
だからこそ、長年ファンの心をつかんでいるのではないかな……、と思いを馳せました。
個人的には、装備や持ち物の行方や理由がはっきりしているところが本当に大好きです。あと食べ物もとても美味しそうなんですよねえ。

書影や挿絵、あらすじに、神的長編解説読本『スレイヤーズ りーでぃんぐ』に寄せられたあらいずみ先生の制作裏話コメントがまとまって展示されていました。
ところどころに垂涎の立体展示が混ざってます!
こちらはガウリイの光の剣。カッコいい! おいしーとこもっていくんだからっ。よっ!

ボークスのフィギュアシリーズ「キャラグミン」も素敵です。全員分再販してくれんかのう……!
ゼルガディス&アメリアも、めちゃくちゃ可愛い!

さすがの主役、リナは全身衣装も展示されていました。(コスプレイヤー・えなこさんが着用されたものだとか!)

再現度の高さにガン見でございます。どこがってその……、あわわ、これ以上は命の危機。
リナはパンツスタイル×マントで、魔術にくわえて剣の腕も立つところが憧れポイントでした。
胸がなくても(言っちゃった!)、腕っぷしで圧倒していくスタイルが本当にかっこよかったなぁ……。

タリスマンも輝いているっ!
元・持ち主もいらっしゃいましたよ。

ボークスの「ちびキャラグミン」シリーズ、可愛いですね~。ゼロスの反則さはもう、未来永劫エンタメ史に残るレベルだと思います。
エリアはいつの間にか〈第二部〉に。第二部といえば、目つきの悪い剣士・ルークと、涼やかな美女戦士・ミリーナのコンビに尽きるでしょう。

TVアニメ版は〈第一部〉を原作としているので、もしアニメしか見たことないよ~って方は、今すぐに読んでほしいです。
とんでもないから。本当に心しぼられる展開が続くので……、今でも思い出して涙してしまいます。
そして、第15巻『デモン・スレイヤーズ!』で大団円を迎え、リナとガウリイ、みんなのその後は想像するしかないのか、とさみしく思っていたら、18年後! 〈第三部〉が動き出したんですよ~。

令和でも『スレイヤーズ』は続いているんです!
リナとガウリイの名コンビに、元気印の新キャラクター・ランちゃんが「すごい棒」を手に参戦! 新たな冒険に期待が膨らみます。先生、いつまでも新刊お待ちしてます……!
ギャグ展開がたまらない外伝も、『スレイヤーズ』の魅力です。「短編コーナー」もお忘れなく!


見よ! 飛び出す表紙イラストを!

ハートが飛んでいるのも可愛いんですよね~♡ なんやかんや、ナーガの愛、感じます。
■創造神たちの手の内がちらり「先生エリア」にとつにゅー!
生まれてきてくれて本当にありがとうございます。
神坂一先生&あらいずみるい先生の神業を余すことなく浴びていきましょう!

神坂先生のはじまりは、ワープロにフロッピーですよ。
若人よ、刮目せよ! これが保存マークの“アレ”だぞ! 1MBちょいしか入らないんだぞ!

印刷された原稿には、修正などのコメントも見えました。超貴重。
あらいずみ先生のコーナーも、仕事シーンをそのまま持ってきたような(実際会場で描かれていたとのこと!)、絵描きのファンにはたまらないヒントだらけでした。

インクを自由自在に操る美麗イラストには本当に憧れたもんです。リナちん、めちゃくちゃ可愛かった……。(ちゃっかりな魔族も^^)
この展示会のために描き下ろされたあらいずみ先生のイラストが、この向こうの「キャラクターエリア」にどどんと展示されていますよ……!

突然の、
_人人人人人人人_
> 竜 破 斬 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

まさかのドラグ・スレイブに、しばしボーゼン……!
描きおろしイラストのパネル配置も、控えめに言って最高。背景のワード群も『スレイヤーズ』の魅力たっぷりすぎる~っ。
頭脳派でもあるリナにふさわしい、書庫のような演出ににっこりしつつ回り込むと……。

!? !? !? !?
『スレイヤーズ』と言えばの、特徴的な擬音たちが並んでいるじゃないですか!!
うわーっ! もうニヤニヤが止まらないよーっ。
漢字の並びを見ただけで、カタカナの魔術名が浮かんできますね(鍛えられしオタク)。

■美麗イラストで噛みしめる『スレイヤーズ』の歴史

ヒントを参考にしつつ、じっくり鑑賞。デジタルももちろんいいけど、アナログもまた違った魅力にあふれて、どちらも良すぎるほど良いですね……!



栗色の髪の毛なリナちんも可愛い~♡
超絶必見の、貴重な生原画コーナー!!


カラーイラスト(貴重なセル画も!)や、モノクロ原画もしっかりじっくり見られて嬉しい! 工夫の凝らされた作品たち、本当に美しいです……。




いやもう、『スレイヤーズ』美術館を作った方が良いのでは? と思わせる作品の数々でした……!
■来た人だけの秘密です♡な「アニメエリア」「リナMRグリーティング」
興奮を押し殺しつつじっくり鑑賞していくと、「アニメエリア」が待ち構えています。撮影NGだったので、幻覚だったのかな?
と思わないでもないのですが、アニメの紹介やサインがずらりと並んでいた、とんでもないお宝ゾーンだったような……。うっ、頭が。
烈閃槍(エルメキア・ランス)を食らうとこんな感じなのでしょうか……。
この先も更に嬉しい精神攻撃が待っていました!
「リナMRグリーティング」は絶対に絶対に課金した方がいいです……(瀕死)。500円? ワンコイン? タダじゃん!(混乱)
こちらも撮影NGなので(というかそもそも念写するしかない?)、純度100%の妄想かもしれないのですが、リナが悩みを聞いてくれたような気がしますね?
小さくて可憐なボディから、パワフルな笑顔がはじける……!
たぶん、体験した人全員が思わず手を伸ばしちゃったと思います。そこに、“いた”ので……!
令和の今こそ、リナ=インバースが必要なのでは!? と、ちょっと泣きました(本当)。
■盗賊いぢめからのお宝ひとりじめってこんな気分?(←たぶん違う)
最後の最後には、グッズたんまり「SHOP」エリアが待ち構えていました!
なんと、40種類を超える圧巻のお宝たちがラインナップ。横浜でも絶対にゲットするぞ!





■『スレイヤーズ』は止まらない!
なお、展示会には録りおろしの〈音声ガイド〉も用意されていました。
神坂一先生、あらいずみるい先生、リナ=インバース役・林原めぐみさんによるフリートークがたっぷりみっちりの〈音声ガイドA〉と、アニメキャスト6名によるわちゃわちゃなやりとりが楽しい〈音声ガイドB〉の2種類!
どちらも吹き出し注意の面白さでした。皆さんあっての『スレイヤーズ』だよなぁ……!
こちらも必聴のガイドでした。絶対にまた聴きたい~!
ファンからも制作陣からも煮えたぎる愛を感じる『スレイヤーズ』、周年イヤーはますます“ごぅずおん”と、ギアが上がっていくようです。
横浜はもちろん、以降の巡回にも期待が高まります!
取り急ぎ、「スレイヤーズ展」横浜会場のチケットを今すぐゲットしておきましょう。
会期は1月2日(金)~1月25日(日)の24日間! お正月休みに“『スレイヤーズ』初詣”もいいですね。
「来てくんないと、暴れちゃうぞっ!」リナの声が聞こえる……!
▼詳細は、公式サイトをチェック!
https://slayers-ex.com/
▼チケットはこちらから!
https://l-tike.com/slayers-ex/